ブリ男の食器の高さを変えてやったのも束の間、新兵器を導入しました。
参考:猫の食器の高さを姑息的に調整
水皿をリッチェルのウォーターディッシュに替えました。
ブリ男はまあまあ水をちゃんと摂る猫で、寝起きや遊び疲れた後に自主的にケージに入ってぴちゃぴちゃ舐めています。
しかし小さな舌で舐めるだけだから、ぴちゃぴちゃやっている時間の長さの割には皿の水が目に見えて減っているカンジがしない。
今はまだカリカリの一部をふやかして強制的に水分を摂取させているからいいけど、ブリ男がおっさんになって腎臓や泌尿器のケアをしてやらにゃあかんようになったときに備えて水をどれだけ飲んだかわかるようにしておきたいです。
また、ワタシが仕事に行っている間に水皿を引っくり返してしまったら…という心配もあります。
フード皿はね、カリカリをブチまけてしまってもそれを拾い食いすればいいですが(今も皿からこぼれたカリカリは手でちょいちょいしてから食べている。狩りのつもり?)水はねえ。あちこちに散らばってそのまま乾いてしまったら大変。
ブリ男は、皿を派手に引っくり返したことが2回あります。
1回目はウチに来て3日目、ケージの中からワタシを認めて甘えたくてきゃーきゃー騒いだときです。
旧ケージでは最上段のカゴに登って上蓋を開けて抱っこしてもらうというのがお約束だったので一生懸命カゴまで行こうと格子をわっしわっしとよじ登っていたのですが、ワタシの方を向いてアンアン鳴きながらだったので注意力が散漫だったらしく、フードと皿の上に見事に引っくり返りました。
水浸しになったケージを拭きながら「これが毎日繰り広げられることになるんだろうか…」と戦慄したものです。
2回目はケージを新しくした後。
その日はテーブルの納品で業者さんが入る予定だったので、時間の少し前からブリ男にはケージに入ってもらいました。
参考:【Artek】アルテックのテーブル82Bがやってきた!
朝ケージに入れたら何も言わずに眠るブリ男ですが、昼間ワタシが部屋にいるときは出してもらいたがります。
アンアン言いながら旧ケージと違って登り甲斐のない格子を登ろうとして、これまた注意力散漫になって皿に足を突っ込んで引っくり返しました。
ケージとダイニングに散らばるカリカリ。しかも半分はふやかしたカリカリ。乾いたカリカリも水がかかってふやけたカリカリに…。
どっちもブリ男的には嫌な思い出だったらしく、カリカリを盛大にブチまけたときには「うわあ…」とドン引きの顔をしていました。
皿に落下したときは赤ちゃんだったのできょとんとしていただけだったけど、その後失敗しなかったので不快だったようです。
なので水皿を引っくり返す心配はあまりないのだけれど、ハンモックのオモチャを取ろうとするときはそれなりに荒ぶるので可能性はゼロではない。
というわけで、皿がカラになっても水が補給されるウォーターディッシュの導入に踏み切ったのでした。
↑今はこのときよりだいぶ大きくなったけど、相変わらずハンモックに乗りません。単なるオモチャ置き場だと思っていたりして…。
ウォーターディッシュを見つけたのはかなり前。猫を飼いたいなあと漠然と考えていたときです。
参考:猫と暮らすための準備らしきものをしてみた。
そしてブリ男が来ると決まって、ブリ男がノズルで飲んだことがないとわかってからますます欲しいと思っていました。
それがなぜ導入に2カ月もかかったかといいますと。
ウォーターディッシュがウチのケージに設置できるかがよくわからなかったからです。
リッチェルのサイトには対応しているケージの種類は載っていますが(適用商品)、格子の幅が何センチならOKなのか、格子の太さはどれくらいならOKなのか、その辺りのスペックがわかりません。
レビューやブログを漁ると「プラスチックケージには取りつけられない」とか「格子の幅が2.5センチ以上あると設置できない」なんてコメントが見つかります。
ブリ男のケージの格子の幅は3センチ。
うーん、果たして取りつけられるのかどうか。
使えないかもしれないのを覚悟の上で買ってみるか、メーカーに問い合わせるか、どうしようかな。
と悩んでいる間にもブリ男の「水皿引っくり返さない連続日数記録、着々と更新中」てな状態で、あえて買うこともないかなあ…なんて迷っていたんですね。
そんなある日、知人のワンちゃんの写真を見せてもらったところ、ケージにウォーターディッシュが取りつけられているのが写り込んでいました。
あー、コレ欲しいと思ってるんだけどウチのケージに合うかわかんなくて悩んでるんですよ。と話したら、知人宅のケージのサイズを測ってくれました。格子の幅は3センチとのこと。
なんだ、それならウチもイケるじゃん!
というわけで、ようやくポチるに至ったのです。
どうせすぐに今の2~3倍に育つからねーと最初から大きいモノを買いました。
1キログラムくらいのときは「まだ身体が小さいから」と何を買うにも仔猫ちゃん用を選んだものですが、2キロを超えると「もう華奢な成猫並みの体格はあるからな」と割と雑に買い物ができます。ラクだ。
参考:爪とぎポールは大きい方がいいんです(ブリ男談)
新しいモノ大好きなブリ男に皿部分を見せてやると、早速鼻先を突っ込んでいました。しめしめ、これなら使ってもらえそうだ。
いくらブリ男がデカくなったといってもまだ体高は小さ目で、ケージのかなり下の方に取りつけました。
部品を挟んでネジで留めるだけなので、位置の調整は簡単です。成長に合わせてズラしてやることにします。
皿を外すのも簡単です。ボトルを抜いてから皿を引っこ抜くだけ。
底面に滑り止めのゴムをつける必要もないので、つるーんとした単純な皿です。洗って拭くのが簡単です。これはいい。
もっとも、皿の面積はそれなりにあるので、ケージ内の面積を節約する目的には向いてなさそうです。そこはノズルタイプとは違いますね。
ま、皿の下に尻尾を突っ込めるくらいのスペースはできるのでいいでしょう。皿が浮いている分、ケージ内を拭くのもラクになりました。フードの皿もこのタイプにしようかしら。
さて、肝心のブリ男の反応ですが。
水を入れてやったら、手を突っ込んで遊びまくりました……。
元々、普通の水皿にもときどき手を突っ込んではいました。
事の発端はブリ男がワタシの食事探索に精を出し始めた頃。皿に顔を突っ込む気満々でまとわりつくので「デカい生き物はつまらないモノを飲食している」と思わせるために、もう洗うつもりでいたグラスに水を入れて見せてやったのです。
すんすん嗅いで鼻を突っ込みかけましたが、ヒゲが邪魔で入れられません。そしたら手を突っ込みました。
その後ケージに戻って水を飲む前に、なぜかそこにも手を突っ込む。
「さっきのアレはコレか…!」とでも思ったらしいです。
んで、それ以来水を飲む前後にはピチャッと触るようになりました。
それくらいだと「ふふふ、かーわいー」で済んでいたけど、ウォーターディッシュでの遊び方はひどい。
水が次々出てくるのが面白いらしく、手ですくっては飛び散らかし、またすくっては飛び散らかしと延々と続けていました。
おかげでケージの中はびっちゃびちゃ、それを拭くワタシもびったんこ。阿鼻叫喚の水地獄絵図。
当然ブリ男の前足やらもびしょ濡れで、ハッとした顔をしてから「なんか、ひどい目に遭った」と言わんばかりに毛繕いを始めました。それはお母さんのセリフだよ…。
結局、設置直後に100ミリリットルが一気に減りました。うーん、どれだけ飲んだかさっぱりわからん。
一応遊んでいる最中に舐めていたから水だとは認識しただろうし、夜中にそこまで荒ぶった形跡はないし、喉が乾いたらさすがに飲むだろう…と設置したまま様子を見ることに。
さすがに「派手にブチまけてその上に寝たら毛皮がびしょ濡れになって風邪を引くわい」と心配して、ウォーターディッシュを設置した翌日は念のためにケージ内にトイレシーツを敷きました。
そしたらシーツの寝心地が気に入らんらしく、いつもと違うポジションで狭そうに寝ています。仕方ないのでシーツを小さく折り畳むことに。ケージの2階全域に飛ばすくらい遊んだら意味がありません…。
見守りカメラで1日様子を見たところ、相変わらずちょいちょいと触るくらいはしますがバッシャバシャに飛ばすことはありませんでした。
参考:ペットの見守りカメラを導入!【Withings Home】
食後や寝起きなど、いつも通りに威勢よく飲んでいます。おかげでどれくらい水分を摂取しているのかわかるようになりました。
ま、相変わらず水を新しくしてボトルを入れ替えるときは、水が流れ出るのが面白いらしくて飛んで見に来ます。んで喉をぐるぐるさせて手を伸ばしてくる。その度に捕獲して別のオモチャで気を逸らしています…。
なお、食器の高さ調整に使っていた木の切れ端は、水遊びでびったびたになって「あとは腐るのを待つ」みたいなカンジになってしまったので撤去。
木で高さを上げていた最中にもまた成長したらしく、皿から食べるときにはついには寝そべって食べるような体勢になっていました。
いいタイミングで「ねこのきもち」の付録が皿だったので、そっちに切り替えています。
がっつき過ぎて吐くタイプではないからもっと単純な皿が欲しいところ。
そして、底の滑り止めが機能せず、皿がガンガンずれるのでちょっと困っています。そろそろ新しい皿を買ってやるかのう。
というわけで、ウォーターディッシュを水遊びが好きなワンちゃんニャンちゃんのケージに設置するときはご注意ください。
この程度の流水で大はしゃぎなら、循環タイプの給水器なんか使えんわ…。
2 thoughts on “【猫の給水】リッチェル・ウォーターディッシュ”