猫とヨーグルト

ブリ男は仔猫の頃ウンチコロコロの血便太郎だったので、腸内環境改善にあれこれ対策を取りました。
ヨーグルトを与えたのもそのひとつです。

しかし、ブリ男が１歳になった頃からヨーグルトをあげていませんでした。

なぜかというと、乳酸菌やサイリウムのサプリメントでウンチコロコロは改善できたから。
参考：［猫の腸内環境改善］動物用乳酸菌食品JINを始めました。

特にサイリウムの効果は覿面です。
毎日「今日のウンチに血はついてないだろうか」とヒヤヒヤしていたのが、今は「今日もいいウンチですね～」と気楽にトイレ掃除ができるので大変ありがたいです。

参考：［猫の便秘解消］サイリウムを与えて４カ月、快調です！

それに何より、ブリ男がヨーグルトを食べなくなってしまったというのが大きい。
参考：［猫の食の嗜好］あのブリ男が好き嫌いをするように！？

一昨年の今頃、正月準備で財布の紐と頭が緩んでいるときに「たまにはお高いヨーグルトが食べたいものだわね～」と濃厚クリーミー系のヨーグルトを買ってみたら、ブリ男は大はしゃぎでした。
香りを嗅いだだけでくわっと目を見開き、ものすっごい勢いで舐め上げる。ワタシが冷蔵庫からヨーグルトのパックを取り出しただけで足元をちょろちょろしていました。

一度美味しいヨーグルトを知ってしまうと、ブルガリアヨーグルトには戻れないようです。

あれだけ喜んで食べていたブルガリアヨーグルトに対して「えっ、何これ…」という顔をして、口をつけなくなってしまいました。
んで、その勢いでお高め濃厚ヨーグルトも食べなくなるというワケのわからない事態に陥ったのです。

それだけなら「あっそう、いいよー、お母さんひとりでヨーグルト食べるよー」と勝手に食べればいいのですが、ブリ男はワタシがヨーグルトを食べていると「ずるい…俺には美味しいのくれないのに（ブリ男の皿にも同じものが入っている）、デカい生き物ひとりで食べている……」みたいな顔をしてじっとりと睨んでくるので、食べづらいったらありゃしない。
なので、ここしばらく自宅でヨーグルトは食べずじまいでした。

 

しかし、先日NORTH FARM STOCK（ノースファームストック）のハニーナッツを購入して「これはヨーグルトに入れて食べたい！」と思い、久しぶりに自宅用にヨーグルトを買いました。ブルガリアヨーグルトだけど。

「どうせブリ男はヨーグルト食べないからな」と夕食後にひとりで食べていたら、ブリ男がぐいぐい寄ってきて羨ましそうに見ています。

あれ、食べるのかな。
と、トリーツ皿に少し取り分けてやると、何の躊躇いもなく勢いよく顔を皿に突っ込みました。そしてあっという間に完食です。
「あらー、ブリさん、ヨーグルト食べられるんですねえ！」と褒めてやると、ワタシの皿にまで顔を突っ込みそうになりました。こらこら。

お高め濃厚ヨーグルトの味は忘れたのかもしれません。コンビニでも買えるブルガリアヨーグルトでＯＫなら、継続するのも気楽です。
ブリ男と一緒のものを食べる楽しみが復活し、嬉しかったです。

そこで翌朝、またブリ男にもヨーグルトを出してやると、ブリ男はなぜか拒否。
そして「デカい生き物だけズルい」と睨んでくる。
なんでよ、昨日は喜んで食べたのに…。

念のため、その日の夕食後にもう一度ヨーグルトを出してみたら、それは喜んで食べました。
えっ、何、朝はヨーグルトを食べないとかそんなこだわり！？
猫心はわからんなあ…。

 

せっかくブリ男のヨーグルトブームが再来したので、また自宅でヨーグルトを食べる生活を復活させようと思います。
多分、毎日食べるとブリ男が飽きるから、たまのお楽しみ感が残る程度の頻度で。
そしてお高めヨーグルトには手を出さず、ひたすらブルガリアヨーグルトで。

ワタシ、何に気を遣っているんだろうねえ。と、自分でも苦笑いです。