秋になって、去年買ったブーツを箱からウキウキと取り出してみました。
…なんだか乾燥して、みすぼらしくなっています。小皺ができるのはワタシの肌だけでお腹いっぱいですよ。
高いブーツだっただけにそのままにしておくのはもったいなく悶々としていたところ、ローカル番組で若い靴磨き職人の紹介をしていました。
これはタイムリー! と思って早速予約です。
英国紳士的な内装の洋品店の片隅にバーカウンターがあって、そこで佐藤さんが磨いてくれます。お客さんはお茶を飲みながら職人技を観察できる。
ワタシ、真面目に靴を磨いたことがないので興味津々です。
女子の靴って色がいろいろあるし、流行もしょっちゅう変わるし、安い靴ならしっかりお手入れするよりも履き潰して買い替えた方がラクなんですよね。それでこの歳まで正しい靴磨きを知らずに過ごしてしまいました。
まずは汚れ落とし。
いくらワタシでもそれはわかる。
次にクリーム。
佐藤さんは、素手で塗り込んでいきました。
素手!? とびっくり。なんでも、乾燥具合とか手で触る方がわかりやすいし、ウェスを使うとクリームがウェスに逃げちゃうし、素手が一番とのこと。お肌のお手入れも素手でやるでしょ? と言われると、ああ~ナルホドと納得です。
最後にワックス。
季節によってワックスの固さが違うから、水との配合具合が変わってくるとか。そんなこと考えたことなかったです…。
光らせ方も佐藤さんなりのこだわりがあって、ブーツ全体を光らせると安っぽくなるので爪先を重点的にピカピカにしてくれるとのこと。ついぶつけてしまう爪先の革の保護にもなるそうです。
30分ほどでワタシのブーツは無事にピカピカになりました。ありがたい!
華麗な職人技に感激して、ブラシとクリームをお買い上げ。
柔らかい馬の毛は、帰宅したときに塵や埃を落とす用。
硬い豚毛はクリームをすり込む用。ウェスで撫でるだけだと浸透しないからゴシゴシするそうな。
参考:【web内覧会】玄関
靴ばかりでなく、家の中の手入れもようやらんのです…。
参考:ズボラな人のための掃除スケジュール
One thought on “靴磨きが苦手なら職人に頼めばいい。”