さて、硬膜外神経形成術の1回目を受けて、すいすいと歩けるようになったわけですが。
…そうなんですよ、1回目なんですよ。まだ続きがあるんですよ。

というわけで受付で3日後の予約を取って、ペインクリニックを後にしたのでした。
あ、料金は「保険適用でよかった…!」と思う程度にはかかりました。
硬膜外神経形成術1回目の当日
ペインクリニックを後にしたときは「あれっ、ほとんど痛くなくない?!」というカンジでした。
この頃は鎮痛剤が切れたときに怖いので杖を使うようになっていましたが、杖なんて邪魔じゃんってくらいの足取りです。
帰宅途中には膝下の張りがちょっと痛い…となりましたが歩けないほどでもない。
そして尻から膝にかけてはほぼノーペインです。
軽やかに自宅まで辿り着いて、ブリ男のゴハンをノリノリで用意し、部屋を簡単に掃除してシャワーを浴びることができました。
入浴中も、しゃがんだり立ったりしても尻や脚に違和感がありません。
痛みをちょっと堪えながら慎重に動作するのが癖になっていますが、そんな風に構えなくてもすっと動けます。
鎮痛剤を飲まなくても鎮痛剤がバリバリに効いているくらいのカンジです(実際は腰に薬をガンガン入れてあるのですが)。
ここしばらく鎮痛剤がバリバリに効くこともなかったので、久しぶりの軽やかさでした。
ただ、散々「いてえ!」となった後なので疲れていて、その日はとっとと就寝したのでした。
その日、頑張ったデカい生き物を労ってくれたのか、ブリさんはいつもに増して張り切ってワタシの身体をふみまくり、枕元で喉を鳴らしながら寝てくれました。
デカい生き物の片手は頭に、もう一方は顎下に抱え込むようにして、ご機嫌です。
可愛いなあ…。
お母さんはブリさんの安寧のためにも頑張るよ…。
と、半分眠りながらうっとりしていたのですが、だんだん意識が冴えてきました。
いてえ!
脚も尻も痛い…!
なんと硬膜外神経形成術1回目の効果は半日ももたなかったのでした。
スマホを見ると夜中の2時。
さすがのブリさんもまだ就寝時間と認識している頃合いです。
起こすのは可哀想だな〜と思ってじっと耐えていたのですが、そうこうしているうちにも痛みはじわじわと強まってきます。
結局耐え切れずに2時半頃に起きて鎮痛剤を飲み、そしてブリ男は「えっ、起こさないのにアイツ起きた!?」とビックリしながらも大喜びです。
まあ痛いと言ってもね。
先日の唸りながらのたうち回るような痛みと比べたら可愛いもので、こうしてのそりのそりとブリ男のゴハンの準備ができるんだから、マシですよ。
…と「まだまだ過酷の上限には達していない!」と変なセルフ我慢大会をしちゃうから、ペインクリニックの医師にドン引きされるんだろうなーと夜中に思ったのでした。
ブリさんのゴハンの片づけの後は無事に鎮痛剤が効いて、めでたく二度寝ができました。
鎮痛剤がはっきり効く感覚が久しぶりで、ちょっとホッとしました。
硬膜外神経形成術1回目のその後
処置の後に何か制限はないのか確認すると、当日の湯船がダメなだけで、翌日も普通に生活をしていいそうです。
えっ、今はそんななのに昔は数日の入院が必要だったのか。
いい時代になりました…。
まあ激しい運動はダメなんだろうけど、ちょっと前まで歩行も困難だった人にそんな根性はありません。
そんなわけで、普通の生活の範疇ってことで翌日は友人とのランチに出掛けたのでした。
友人は、前日に腰にカテーテルをブッ刺して「痛かった。ははは」と話すワタシにドン引きでした。
が、この日のワタシは久しぶりに鎮痛剤さえ飲めば日常の動作に何の支障もないことに感動して、ちょーラクな気分でした。
一応杖を持ってはいましたが、ほぼ邪魔な存在。
脚に違和感が出て「そろそろ薬を飲んでおこうかな」と追い鎮痛剤をすれば終日快適。
夜中に目が覚めたときは「痛い思いして数千円払ってこれか…!」と思ったのですが、割とラクになったことに気づいて「やってよかった」となりました。
そうそう、鎮痛剤が効いたことも大きかったのですが、ほかにも特典(?)がありました。
ひとつは、瞼の痙攣が治ったこと。
のたうち回るようになった1週間前くらいから左の瞼の痙攣が止まりませんでした。
止まらんといっても始終ぴくぴくしているわけではなく、気づくと「あー、またぴくぴくしている」という程度なので放置していたのです。寝不足か水分不足か…、なんかの不足でしょ、疲れが取れたら大丈夫でしょ。みたいなカンジで。
ところが結構長い期間痙攣しているので、ちょっと鬱陶しい思いをしていました。
それが硬膜外神経形成術の1回目の処置の後にピタッと止まるではないですか。
もうひとつ、坐骨神経痛のついでに排泄困難があるみたいなんですよね。
排便の方は、副作用で便秘になる鎮痛剤を飲んでいるので便秘薬必須みたいなカンジになっていて気にしていませんでした。
そして排尿困難の方は坐骨神経痛と連動しているとは知らず「歳だからかなあ」くらいに思っていました。
排尿困難、地味にイヤ〜な感覚です。
今までは「音姫」の1回分でさっさと済ませられたのが、音姫のおかわりをしちゃうくらいのそのそとしか出ない。
そしてそれが膀胱炎みたいな痛みがあるわけでもなく、ただ出づらいだけです。
「この後トイレに行きづらいから今のうちに行っておくか」みたいな尿足らずの状態だとますます出づらくて、ついトイレへ行く回数を減らしてしまっていました。
ところが硬膜外神経形成術の後は、音姫1回分でさっさと出るではないですか!
甦る勢い! 覆る老化疑惑!
神経って変なところで妙な繋がりがあるのね!
と、感心したのでした。
硬膜外神経形成術2回目
3日後、またまたペインクリニックに行きました。
これまたしばらく待合室で待たされた後、診察室へ呼ばれました。
まず先生から渡されたのは、先日の採血の結果です。
あ、わざわざフィードバックしてくれるんだ…と、先日勤務先の健診で引っかかった肝臓の数値を見ると、バリバリに標準値ではないですか。
「???」と見ていたら先生が「あなた、尿酸値が低いですね」と別の項目を指します。
これはもう昔からずっとそうで、何度も再検査してもよくわからないので「体質でしょ」と長年放置されてきたヤツでした。と、多分放置でいいと先生に伝えている最中に「そういや、先日の健診では尿酸は引っかからなかったっけ…?」と思い出し、まさかの血液取り違え…? と、健診結果を疑ったのでした。
(尿酸は低けりゃ痛風にならなくていいじゃーんということではなく、尿酸を作れないほど腎臓が弱いんじゃ…ということらしいので、ちゃんと水分摂って腎臓の負担を軽くしなきゃいかんのです。)
肝臓機能低下疑惑が払拭されて、安心して硬膜外神経形成術の2回目に臨むことになったのでした。
今回もまずは血圧と酸素濃度の測定からです。
もう痛みの度合いとか理解しているし。肝臓の件で安心したし。
とリラックスしていたつもりが、やっぱりドキドキしているようで血圧も脈拍数も異様に高く出ました。
リラックスしているようでしていなかったらしいです。
そして今回もレントゲン室へ移動ですが、帰りはストレッチャーではなく歩きらしいので、杖を持っていきました。
ベッドの上で、今度は俯せではなくちょっと横向き気味です。
神経の肝心なところにぐいぐいカテーテルを押し込むというわけではなく、痛みのある坐骨神経の元に局所麻酔をブチ込むという処置らしいです。そんなわけで痛みのある右脚の尻の上を剥き出しにされました。
またまた半ケツでだいぶ待たされるのかと思ったら、今回の処置は助手の先生らしく、すぐに来てくれました。
消毒して麻酔してすぐ刺しまーすなのは前回同様ですが、助手先生は勢いが足らない。
「はい、…痛いですよね。どこが痛いですか。お尻ですか。…はい、ここからもう一段階ぐっと行きますね」
ひええ、ぐっと行くとか予告して脅さないでよ。ドキドキするじゃないの。どうせやるなら黙ってぐいーとやっちゃってよ。
しかし、痛み的には今回の方がずっとマシでした。
前回は奥の方までぐりぐりされたのと脚の中の変な感覚にギエエとなったのが、今回は「ぶっとい針をぐいっぐいに刺されたわー」程度。
まあ、ワタシの痛みに対する感覚はちょっと変なんですけど。
今回もものの数分で処置は終わり、止血と防水テープで完了です。
さて、立てますか歩けますかとベッドから降りてみたら、立てますが歩くのがちょっと難しい。
「最初で慣れてないですもんね。今日は車椅子使いましょうね」と、車椅子で豪快に処置室まで運ばれながら「えええ、慣れたらこれで歩けるようになるのか」と衝撃でした。
前回と違って、処置後15分間の姿勢の縛りはなく、ラクな格好ならなんでもOKです。
血圧は測らず、酸素濃度をちょっと測るだけ。
しかし、そのまま1時間休憩は変わらないので、またしても「あー、痛かった」と反芻しながらうとうとしていました。
ワタシの場合はレントゲン室に移るタイプの処置ですが、X線ではなくエコーで見ながらの場合は、個室に行かずに処置室でやっちゃうようです。
うとうとしているとカーテンの向こうでエコー検査の器具をガラガラと移動させて、はいやりますよー痛いですよーとやっている。
隣でやっていた人は相当痛いらしく「ううっ…」「いたぁい…」「ああっ!」と呻きながら処置されていました。
わっかるー、痛いと呻くよね。ワタシもピークは唸りながら床を這ってたわー。
と、見知らぬ人の治療が上手くいくよう祈りながら痛そうな声を聞いていたのですが。
そういやワタシ、痛いときは「きゃっ」とかじゃなくて「うおおお」と野獣みたいな声になるよなーと思い出し、こういうところに可愛くないのが出るよねーとイヤな気分になったのでした。
硬膜外神経形成術、2回目のその後
実はこの日、効果がわかるようにとペインクリニックに着く頃にちょうど鎮痛剤が切れるように飲んでいまして。
処置室で待たされる間、唸るほどではないけど身の置き所がないくらい痛かったのですが。
処置の後は次第にラクになり、ふうと息がつけるようになりました。
処置室に入るときは杖に頼ってよたよたと歩いていたのが、出るときは杖を持ち上げてスタスタ歩けます。
わかってるよー。1回目のときもそうだったけど、半日ももたなかったじゃない〜。
と、気持ちに予防線を張っていたのですが、ワンクールやったんだからちょっとは痛みが軽くなるんじゃないかと期待するのが人情ってもんじゃないですか。
覚めた気分半分、期待半分でその夜を過ごし、またまた鎮痛剤なしで就寝したのでした。
…はい、そしたら夜中に目が覚めましたよ。3時ですよ。脚が痛いですよ。
枕元にブリさんが寝ているのが救いですよ。しくしく。
まあ、先生に「これですぐによくなるわけじゃないからね〜」と脅されていたのでビックリはしませんけど、でもねえ。
夜中の3時といってもブリさんはそろそろ起こしにかかる時間帯なので、デカい生き物がもぞもぞし出したら、くわっと目を見開きベッドから飛び降りました。
はいはい、朝ごはんね。いいですけど、まず鎮痛剤を飲ませてね……。
ということで、硬膜外神経形成術をワンクールやったからといってサクッと痛みが消えるわけではないようです。
これで数日とか数週間とかもつ人もいるようなので、痛みの程度によるんでしょうね。
ワタシの場合は酷い方ということで。しくしく。
鎮痛剤を飲みつつ、何度か硬膜外神経形成術を試して、あとは手術に踏み切るかどうかってところですかねえ。
もうちょっと粘ったら椎間板や半月板の再生手術とかできるようにならないかなあ。
硬膜外神経形成術、処置室で看護師さんに「どれくらい痛いんですか?」と無茶な質問を看護師さんにしている人がいました。
看護師さんは「麻酔は痛いですね!」と言ってましたが、ワタシはカテーテルぐりぐりと、その後の尻への響きの方がイヤだったかな…。
この辺りも人によるんでしょうね。
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