入院生活4日目
手術から2日目です。

実はこの日、何をしたか、あまり記憶にないんですよね…。
看護師さんが点滴変えたり抗生剤入れたり、ゴハンを元気に完食したり、朝夕リハビリで歩いたりスクワットしたり、てなことは覚えているのですが、なんだか日常の風景というカンジでこれという記憶がなく。
そうそう、それでもビッグイベントがひとつありました。
何かというと、背中のドレーンを抜いてもらったのです!
出てくる血液量もぼちぼちだし色も悪くないし(悪い血液の色ってどんなだろう…)、いけるでしょってことで回診時に医師に処置してもらいました。
いやー、助かります。
自分の血液が入ったタンクを首から提げて食事するとか、なかなかシュールでいい気分ではなかったんですよね。
まずドレーンを抜きます。
「抜くとき嫌な感じですよ」と言われ、「うわぁ」とは思いましたがさほど苦痛ではありませんでした。
それから、ドレーンを通していた穴を閉じます。
「はい、痛いですよ」と同時にバチン!!
「ああああ!」と叫んでしまうほどには痛かったです。
何かというと、ステープラー方式ですね。皮膚を摘んでバッチンと留めるという処置でした。
一瞬のことなので麻酔なしに皮膚に穴を開けるわけですから痛いです。
もー、外科って怖い。
痛かったけれど、背中から出ていた血液入りのチューブがなくなってスッキリしました。
これであと気にするのは点滴の管のみです。
この日もシャワーはできず、汗拭きシートで拭いてから寝たのでした。
頭洗いたい…臭い…。
入院5日目
この日リハビリでは、階段の昇降をしました。
杖をつき始めてからも酷くないときは階段を使っていたものの、手術すると決める頃には痛みと筋力低下で階段は避けまくっていました。
久しぶりの階段。しかも杖なし。手摺はあるけど。
とドキドキです。
無事に足が上がり、足をついてもズキッとすることもなく、しずしずと上り下りができました。
それから、日常生活ができるかということで、入浴の動作を確認しました。
リハビリ施設って退院してから生活できるように、家が再現してあるんですね。
キッチンとかトイレとかソファに畳とか。
んで、ワタシは風呂に入って、バスタブに出入りできるか、座れるか、などを確認したのです。
これも痛みが酷くなってからは入浴することができなくなっていまして。
床座だと尻や脚が痛くて座っていられないのです。
数分も入っていられなくてお湯がもったいなく、ここしばらくはずっとシャワーの生活でした。
なのでかなりビクビクでバスタブに入ったのですが、一応座ることができ。
療法士さんと喋る間に「うわー、もう痛くて座っていられない」という目にも遭わず。
これなら入浴できそう…! と嬉しかったのでした。
ま、背中のステープラーを抜糸するまでは湯船は禁止なのですが。
それともうひとつのビッグイベントです。
やっと、点滴が取れました…!
いやー、点滴ってストレスです。
ずっと針が入っているし、管がずるずる繋がっているし、どこへ行くにも点滴棒がお供だし。
最後の抗生剤を入れ終わって看護師さんに針を抜いてもらい、ようやく何の管も繋がっていない自由を手に入れました! いぇい!
これでシャワーも解禁です。
ステープラー以外の傷口の縫い目はどうなっているかというと、なんか蝋? みたいなモノで薄くコーティングされています。
これは強く擦らなければ洗うのもOKで、そのうちポロポロと剥がれてくるそうな。
そしてその下の糸は抜糸しなくていいんですって。
へー、面白い。
なのでようやくシャンプー・ボディソープ・ドライヤーを借りてシャワーを浴びました。
個室についている狭いシャワーブースですが、全身ザーッと流せる快感はたまりません。
普通の生活ができるってありがてぇありがてぇと感謝感激です。
それからもうひとつ、この日面白いことがありました。
何かというと、食事に関してです。
朝はいつも通りのフツーのカンジで、特に何の感慨もなく完食。
そして昼、出された皿の蓋を開けると(温菜は全部蓋がついている)揚げ物ではないですか!
やだー、病院でこんなガッツリ系が出ちゃう?! と感激しましたよ。
食べてみると、海老カツでした。
しかも海老はたっぷりプリプリで、衣はサクサク。
上には玉ねぎたっぷりのトマトソースがかかっていて、かなり美味です。
久しぶりに外界の食べ物っぽいモノを食べた…と、あっさりサッパリな病院食に飽きていたので嬉しかったです。
昼にこれだけガッツリなら、夜はちょっと低カロリーかもね。けっ。
とやさぐれていたら、夜はポークステーキじゃないですか!
これまた玉ねぎたっぷりの醤油ベースのソースがかかっています。
これまで肉がでなかったわけではなく、豚汁の出涸らしのような肉の欠片とか、青椒肉絲の中にささやかに入っている肉片とか、そういうモノは食べました。
が、がっつり肉の塊は初めて!
ステーキは決して上等なわけではなく、むしろその辺の安い肉ですねって硬さです。
が、いいだろうかかってこい、すべて食い尽くしてやるから我が血肉となるがいい…!
と、完食したのでした。
そして、オヤツがなければ昼夜とがっつりおかずを食べられるのね…と、日頃いい加減な自分の食生活を反省しました。
退院したら、またオヤツラブな日々になるのでしょうけれど…。
と、食事も衛生面もかなり人並みになってくると、看護師さんや療法士さんから「退院日は決まりましたか?」と訊かれます。
決まってないですねー、いつなんですかねー、と言っていたら、医師からも「いつですか?」と訊かれるではないですか。
おいおい、君らが決めるんじゃないのかね、知らんがな。
なんて思っていたら、退院日を決めるのは本人なんですって。
ワタシの場合、微熱はあるものの管は全部抜けているし、ゴハンはもりもり食べているし、お通じも来たし(全身麻酔をすると神経の都合で出が悪くなるらしい)、退院しても死なんだろうからいつでもどうぞの状態とか。
若くて忙しい人は管が抜けたらさっさと退院するし、日常生活に自信がなければしっかりリハビリしてからだし、入院期間は人によって様々だそうな。
それで入院期間がはっきりしなかったのか。ま、切ってみないとどうなるかわからんってのが大きいのでしょうけど。
ワタシは激痛はなくなったけど鎮痛剤を飲んでいるからってのもありそうだし、筋肉弱々で長時間歩く自信はちょっとないし、不安もあります。
が、筋肉を回復させるのは時間がかかることだから退院してからが勝負だし、何よりずっとパジャマの生活は飽きた。
一方で、せっかくない休めるチャンスなんだから、有休が許す限りは療養したい気持ちも大いにあります。
そっかー、退院日はワタシが決めるのかー…。
と、不思議な気分になりつつ、この日もぐーすか眠ったのでした。
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