ブリ男の春の血液検査の結果が郵送されてきました。
「何かあれば電話しますから」と言われていたのが郵送で済んだので大きな問題はなかったのだろうと思いつつ開封したら、数値を見て「ひっ!」となりました。
検査項目および検査結果
総蛋白(TP)
標準値:5.7-7.8 g/dl
2018年 7.5
2019年 7.1
2021年 6.9
2022年 7.4
2023年 7.1
アルブミン(Alb)
標準値:2.3-3.5 g/dl
2018年 3.5
2019年 3.7
2021年 3.4
2022年 3.3
2023年 3.2
A/G比
標準値:0.4-1.1
2018年 0.9
2019年 1.1
2021年 1.0
2022年 0.8
2023年 0.8
総ビリルビン
標準値:0.0-0.4
2021年 0.1
2022年 0.1
2023年 0.1
AST(GOT)
標準値:18-51 IU/l
2018年 36
2019年 42
2021年 47
2022年 60
2022年 50
2022年 46
2023年 82
ALT(GPT)
標準値:22-84 IU/l
2018年 145
2019年 138
2021年 150
2022年 193
2022年 214
2022年 194
2023年 369
ALP
旧標準値:0-165 IU/l
新標準値:0-58 IU/l
2018年 75
2019年 70
2021年 71(旧)25(新)
2022年 24
2023年 23
γ-GTP
標準値:0-10 IU/l
2018年 1.3
2019年 1未満
2021年 1未満
2022年 1未満
2023年 1未満
リパーゼ
標準値:0-30 IU/l
2021年 21
2022年 21
2023年 21
尿素窒素(BUN)
標準値:17.6-32.8 mg/dl
2018年 25.0
2019年 22.9
2021年 26.6
2022年 23.3
2023年 25.2
クレアチニン(Cre)
標準値:0.9-2.1 mg/dl
2018年 1.40
2019年 1.74
2021年 1.55
2022年 1.55
2023年 1.56
総コレステロール(T-Cho)
標準値:95-259 mg/dl
2018年 234
2019年 230
2021年 222
2022年 247
2023年 215
中性脂肪(TG)
標準値:16-130 mg/dl
2018年 43
2019年 120
2021年 25
2022年 27
2023年 16
ナトリウム
標準値:147-156 mEg/l
2021年 153
2022年 152
2023年 153
カリウム
標準値:3.6-5.3 mEg/l
2021年 3.9
2022年 4.1
2023年 4.1
クロール
標準値:107-120 mEq/l
2021年 118
2022年 113
2023年 116
カルシウム(Ca)
標準値:8.8-11.9 mg/dl
2018年 10.6
2019年 10.5
2021年 10.1
2022年 10.3
2023年 10.2
無機リン(IP)
標準値:2.6-6.0 mg/dl
2018年 4.8
2019年 5.2
2021年 4.1
2022年 4.6
2023年 3.9
血糖(Glu)
標準値:71-148 mg/dl
2018年 93
2019年 95
2021年 92
2022年 98
2023年 93
肝臓の数値がいよいよアカンことに…!
これまでも血液検査をすると、ASTとALTという肝細胞の障害の有無を示す数値が高めに出ていたブリ男さん。
それでも今までは「標準よりちょい高めをウロウロ」というカンジだったのが、特にALTがボカンと上がってしまい「ひっ!」と声が出ました。
獣医師さんからも「一度診察させてください」とコメントがあり、慌てて動物病院に予約を入れたのでした。
病院に行くまでの数日、何がいけなかったのか…と悶々としていました。
病院の勧め通りカリカリを変えたけど、それが合わなかったんだろうか…。一瞬、良くなったようなカンジだったのに…。
肝臓に悪いと言われていることは全部避けているつもりなんだけどなあ…。
参考:【猫の血液検査】フードを変えて肝臓の数値は良化したのか…?
ブリさんの場合、生まれてこの方肝臓の数値が標準内だったことがないので、去勢手術のときから「体質でしょうね」と獣医師さんが話してはいましたが。
悪い結果が出ると「飼い方が悪かったんだろうか…」と落ち込みます。
しかし相変わらず腎臓系の数値は良好なのが救い。
そして、カリカリをニュータードケアに変えた効果だと思いますが、総コレステロールや中性脂肪がしっかり下がったのはよかった。
最近は夏毛に変わりつつあるのも相まって腰のくびれがきちんと出ているので、ちょいポチャ猫とはもう言わせません。
逆に「これ、肝臓が悪くて痩せているとかじゃないよね…?」とちょっと心配してしまいました。
食欲はまったく衰えなくて、朝というか夜中の3時から「腹が減った」と騒ぐくらいだから大丈夫とは思いますが。
そんな風に悶々としながら、動物病院へ連れて行きました。
まだワクチンと採血の記憶が新しいのか、キャリーバッグに入れようとすると珍しく「ああぅ」とか抗議の声を上げていたブリさん。
「今日はチクンないよ~。大丈夫だよ~」と宥めすかしたのに、診察室に入ると獣医師さんに「今日は血液検査とエコー検査しますね」と言われました。あ、ウソついちゃった。ごめん。
エコー検査は、毛刈りになるそうです。
おお、「動物のお医者さん」で見たアレだ。どれくらいのサイズの毛刈りになるんだろう…と一瞬考えていたら、見透かされたのか獣医師さんに「刈るのは最小限にしますから…」と言われてしまいました。
んで、検査結果が出るまで待合室で待つこと30分ほど。
この日はブリ男のほかにも猫がいて、しかもその内の1頭が動物病院嫌いなタイプらしく、処置室から地獄の猛獣のような唸り声がずっと響いていました。
ブリさんが連れていかれた方向と同じだったので「まさか、ブリさん!?」とそわそわしちゃいました。
ワタシがそわそわしている横にはやけにフレンドリーなマルチーズがいて、ソファに乗ってワタシの腕と脚にどーんともたれてくるというサービスっぷりでした。
さて、しばらくして呼び出しを喰らうデカい生き物。
若い獣医師さんからまず言われたのは「血液検査と言いましたが、今日はナシです」でした。先生、しっかり。
エコー検査の写真を見せてもらったところ、胆のうに影があるそうです。胆石というわけではなく、胆汁の動きが悪くてモヤモヤした影が写っているそうな。
なので胆汁の出が良くなる薬で様子を見るのも手、と説明されました。
「まあ、まだ投薬せずに様子を見てもいいかもしれませんけどね」とも言われてビックリ。
素人は標準値から外れるとドキドキしちゃうけど、実際に切羽詰まって悪いとこんなものではないのでしょう。
悪いとわかっていて放置するのも落ち着かないし、副作用もさほどない薬らしいので処方してもらうことにしました。
処方してもらったのは、ウルソという薬。ウルソデオキシコール酸という成分が胆汁の流れを良くしたり胆石を溶かしたりするそうな。
錠剤なので「…飲ませるの大丈夫ですかね」と心配されたけど、今まで1/4くらいに割ればフードに混ぜるとそのままペロリだったので大丈夫かと思われます。
しかし、2カ月間朝夕2回飲ませるという長期戦は初めてなので、さすがにピルクラッシャーをポチッとしました。
そもそも、胆のうの機能が悪くなるのは、何がいけないんでしょうね…。
と訊いてみたところ、獣医師さんは「考えられるのはゴハンですかね」とのこと。えっ、病院の勧めでカリカリを変えたのに、それはないんじゃないの。
「でもまあ、大きいのは体質ですね」ということで、やはりブリさんは肝臓が弱点であることは間違いなさそうです。
元気に食べて遊べて、特に何の症状もなければ、ぼちぼち付き合っていくしかないね…。
というわけで、仔猫のときから「悪化したら投薬を」と言われていたのが、6歳でついに投薬生活に突入してしまいました。
地味に家計を圧迫する薬代…。ペット保険に入って数年、ついに「入っていてよかった」と思える日が来てしまいました…。
参考:ペット保険、なんとな~く更新…
そういえば、ブリ男のカリカリ、ロイヤルカナンのニュータードケアですが。
療法食ってことで、ロイヤルカナンの公式通販サイトにかかりつけの動物病院を登録して、そこから買っています。
そしたら今回の診察で継続割引がありました。そんなサービスがあるとは知らなかった。
なお、毛刈りで作られたハゲは、周囲のもふもふの毛に囲まれて、普通にしていると全然わかりません。
ハゲが見たくて、病院から帰宅後落ち着いた頃に抱っこしたら、嫌な場所に連れていかれた直後だったのでブリさんに「うぉあわぁおわ!」と怒られました。
点滴のときの腕の毛刈りの方が痛々しくて可哀想だったな。
ビリルビンもγGTPも正常値なので胆のうの問題とは思いません。
たった1回の採血結果なので、投薬せずに様子見→時間をあけて再検査でも良いような。LDHはどうだったのでしょうか。
ななしサマ
たった1回の結果というより、前々から血液検査の度に肝臓関係の数値が悪かったものの様子見していたのを、更に悪化したのでそろそろ投薬してみようかね…という経緯ですね。
LDHは検査項目に含まれていませんでしたが、エコー検査で結構明確に胆嚢がモヤモヤしていたので、要因はともかく胆嚢の動きが悪いことは確かなようです。
本猫は元気で食欲もあるのが救いですね。
言葉足らずで失礼しました。胆のうはもともと胆汁を貯める袋なので、空腹時は胆汁が溜まってもやもや見えます。本当に動きが悪ければ慢性的に肝臓で胆汁うっ滞が起こり、ビリルビンやγ-GTPも上がるはず・・・。なのにウルソ?と思ってしまったのです。ALTは採血手技で溶血すると上がってしまうので(要は採血が下手だとあがります)、「若い医師」とみてもしや・・と思ってしまいました。邪推ですね。
ななしサマ
ご心配ありがとうございます。
採血の上手下手でも変わってくるんですね! ここ数回は同じ若い先生が採血していたから、条件としては多分同じだと思います。
絶対投薬しなくてはいけない! というほどでもないのは、そういう事情もあるんですね。素人には難しいなあ…。
あらら…ブリさん、心配ですね。
食欲が落ちていないのが何よりです。どうか投薬で改善しますように。
我が家の猫も7歳半になったので健康診断ということで血液検査をしてきたところ、カルシウムが高値と言われてしまいました。とりあえず様子見で、少し時間を空けて再検査ということになっています。
それに加えて、この一年で体重が500グラムも減って3.1キロになってしまいました。もともと食べムラがあったのですが、こんなに減ってしまっているとは…と動揺しています。もっと健康に気を配らないと、と反省することしきりです。
お互い元気で長生きしてもらうように頑張りましょうね。
sakikoサマ
急に体重が減るのは心配ですね…。
おかげさまでブリ男は目が覚めているときはいつも「ゴハン出せよ」とオラつくくらいには食欲があるので、数値が悪いといってもあまり気にしなくてもいい状態なのかな…と思っています。
まあしかし、ちょっと前は「このむちむち坊ちゃんのダイエットを成功させるにはどうしたら」と心配していたのが、シニアの足音が聞こえてきた今ちょっと痩せてみると「元気に美味しく食べられる内に健康を維持できる範囲でモリモリ食べた方がいいのでは」なんてことを考えるようになりました。
sakikoサマの猫ちゃんにブリ男の食欲が伝染しますように。