旧居を買ったのは10年前。
食洗機やディスポーザーはなかったけど、床暖房とかワタシにとって必要な機能は全部揃っていたので10年経っても特に不満はありませんでした。
これ以上住宅設備は進化しなくてもいいんじゃない? くらいまで考えていたほど。
ところが、この10年間で浴室の設備が劇的に進化しており、こんな考えはコロッと引っくり返りました。
新居の浴室サイズは1317です。
旧居は1417だったので、浴室が小さくなることはちょっと憂鬱でした。
でもまあさすがに10年も経っていれば、設置面積が同じでも浴室内は広くなっているハズだよなー。さすがにそこまで狭くは感じないよなー。と半ば賭けで新居を買ったのです(モデルルームの浴室は別プランのサイズだったので、事前に実物を確認していなかった)。
で、入居してみると。
これのどこが狭くなっているの!?
てくらい浴室内が広くなっていました(写真ではよく分かりませんが)。
浴槽も大きいし、洗い場も広いし、天井も高い。
……天井が高いのは、ちょっと。
広々感が出るのはいいけど、掃除が大変だ。まあいいんだけど。
そして旧居から劇的に進化したのは、ミストサウナとマイクロバブル機能です。
ミストサウナは、浴室暖房乾燥機から噴霧されます。
ミストというか…雨? というくらい粗い霧だけど、効果は抜群。油断していつも通りに入浴していると湯あたりするくらい身体が温まります。
時間がなくてシャワーだけで済ませるときも、ミストサウナを点けていれば身体がポカポカ。もちろん温風でもいいんだけど、所詮はただの風ですから、濡れた肌に当たると寒かったんですね。ミストサウナはそれがないので快適です。
これ、シャワー派の人の家にこそ付いていた方がいい機能だと思う!
マイクロバブルは、細かい泡が出てお湯が真っ白になります。皮膚をさわさわと撫でられて気持ちがいい。
ごぼごぼとデカい泡に切り替えることもできるので、脚や腰に当てて楽しんでいます。
これまでワタシは、自宅の浴室なんてシャワーと追炊き機能と浴室暖房乾燥機さえ付いていればいいと思っていました。
まさか自宅で温泉ばりに温まることができるとはね!
これらの機能はもう二度と手放せない予感がしています。
難点は、自宅風呂が楽し過ぎてジムから足が遠のくんじゃないかという心配が発生したことです。
と、最初は心配していたのですが、1カ月もすると入居当初の感動も薄れて無事にジム通いもできています。暑くなるとミストサウナ要らないしねー。
参考:スポーツジムはやはり効果あり。でも、もっと効果が出るのは。
しかし、浴室が劇的に進化したといっても、まだ不満は残ります。
一番イライラするのは排水口。
掃除のときに排水口の蓋を開けてシャワーを流していると、ゴミ受けの皿の隙間から髪の毛が逃げる逃げる! ゴミ受けの意味ないじゃん!
今にして思うと、大昔の浴室の排水口が掃除のしやすさという点では最強だったよなあ…てなことを考えてしまいます。排水口の上にザルみたいな皿が乗っているだけ。
溜まった髪の毛が丸見えになってキモチワルイってのはありますが、風呂の度に掃除していればそこまでキモチワルイ事態にはなりません。
髪が逃げるゴミ受けにイライラしたり、上の写真のように排水口の蓋を洗って乾かす手間が増えたり、掃除の煩雑さだけを捉えると浴室の排水口は退化していると思う。
浴室だけじゃなくてトイレもそんな部分がありますよね。
水撥ねを抑えた水流を作るためかなんだか知らないんだけど、便器の形状が複雑になっている。
どんなに頑張ったところで1滴も水撥ねしないわけないんだから、潔くツルッとシンプルな形状にしてほしい! シャーッと拭いたら掃除は完了ってな風にしたい!
浴室やトイレの開発って、毎日掃除しているわけじゃない人が携わっているよなあ…と穿ってしまいます。ワタシが開発するなら、見映えなんか二の次で徹底的に掃除しやすくするもん。
参考:[中掃除・小掃除]ズボラな人の掃除習慣
2 thoughts on “浴室の機能の進化と退化 ~大歓喜な進化ポイントと残念な部分~”