マンションを買うときに、あなたは高いだの低いだの悩むことになります。
価格のハナシではなくて、マンションの階数のことです。
同じマンションの同じ間取なのに、階数が異なるだけで価格はびっくりするほど違います。1階上に行くだけで数十万円とか百数十万円とか違うのはザラです。
一般的には、上の階の方が人気。
- 眺望がいいから。
- 最上階だと上の人の騒音に悩まされないから。
- 低いフロアなんて貧乏人の住む場所だから。
うーん、最後の理由がワタシにはよく理解できません。なんとかと煙は高いところに昇るという言葉だって…げふんげふん。
眺望は確かにその通りですよね。
目の前のビルより自分の部屋のフロアが高ければ、かなり空が広くなる。そりゃ窓から壁しか見えないよりはその方が絶対いいです。
ま、しかしそれが通用するのは一部のタワーマンションの高層階だけのような気がします。
街中の中規模程度のマンションだと似たような高さのビルに囲まれているわけですし、田舎のマンションなら低層階でもそれなりに景色がいいですし。
最上階に住むのがステイタスという人もいます。
そのマンションのボスにでもなった気分が味わえるのかな。
実際のところは、暑いし防犯性も低いしデメリットも多い気がします。中規模マンションの上から2階目辺りが気分的にも実利的にもバランスがいいような。
で、ワタシの場合はというと、4階を買いました。
賃貸マンションの3階に住んでいるとき、目の前が電線なのが気になったもので。
普段は別にいいんですよ。電線にとまるカラスと睨めっこしたり、なんて楽しみもある。猫飼いな人は3階って楽しいと思う。
ただ、台風とかで大荒れの天気のときに電線がぶらんぶらんとスウィングして「ベランダや窓に激突せんかいな」とひやひやしたのがイヤだったのです。なので電線の見えない4階以上が必須条件だったんですね。
そして、欲しいと思ったマンションの近くに高架道路があったので、それより低いフロアを選びました。
音って上に飛ぶから、上の階に行けば行くほどうるさいんですよ。道を歩く人の喋り声とかは全然聞こえなくなる分、遠くからのざわめきがぐわっと上ってきます。
高層階に住みたいなーと考えている人は、一度実際にタワマンの部屋に入らせてもらって音を確認してみてください。オフィスビルや商業施設だと窓を閉め切っているから気にならないけど、開けてみると意外にイヤなカンジです。窓を開けずに生活する人ならいいかもしれませんが。
それに、万一エレベータが止まった場合に高層階だとしんどそうだという心配もありました。
特に災害時だと水だの食料だのを運んでえっちらおっちら階段を上り下りしなきゃいけない。20階とかまで階段で昇るとか無理。
勤務先では5~6階なら階段を使うこともあるので、許容範囲はそのくらいかな~と考えていました。
そんなわけで、ワタシの場合は4~6階のどれかを買うしかないという選択肢の狭さでした。
そして特にこだわりもないから一番安い4階でええやろという安直な決め方。
さらに同じ法則に則って、2軒目のマンションも4階にしました。今にして思えば、気分を変えて5階とか6階にすればよかったかもしれません。そんなに変わらないって? じゃあ安い4階でいいや。
でも売るときは上の階の方が断然売りやすいので、「たまの災害のことなんか心配してられっか!」という人はできる限り上の方を買っておいた方がいいですよ。
階数のほかに押さえておきたい希望条件はこちら。
マンション購入の希望条件【部屋の向き】
マンション購入の希望条件【風通し】
マンション購入の希望条件【広さと間取り】
マンション購入の希望条件【間取りの可変性】
マンション購入の希望条件【規模と共用施設】
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