間取り図拝見【HARUMI FLAG（晴海フラッグ）】

東京オリンピック・パラリンピックまであと１年！
ということで、選手村跡地のHARUMI FLAGが話題になっていますね。

場所は便利なのかなあ。
隅田川を渡るとなると、移動にちょっと「よいこらしょ」感がありますよね。月島にもんじゃ焼きを食べに行ったときにそう思いました。
孤島みたいな場所に大規模マンション。20年後にどんな姿になるか、怖い気もします。

とはいえ、この手の大規模マンションは間取りが豊富なのが嬉しい！
東京には珍しく60平米以上という比較的ゆったりな間取りが揃っていて、「こんな狭い部屋には住めんわ〜」と思う物件もなく、どれも舐めるように拝見いたしました。

が、これだけプランがあるのに「きゃー、これは絶対住みたい！」という間取りがなかったのも事実。どれも無難に作られていて、面白みがない印象です。
その中で敢えて挙げるとすると、PARK VILLAGEの6B70タイプ。70平米の２ＬＤＫです。

ひとり暮らしには60平米もあれば充分過ぎるほど充分。
と思っていたのですが、ブリ男と暮らし始めてからは「もうちょっと広くてもよかったかな」なんて思います。
大抵はベッドかケージの天板で寝ているのでブリ男的には部屋の広さなんかどうでもいいでしょうが、あちこちウロウロ巡回しているときは「もう少し巡回のし甲斐がある部屋ならよかったのにねえ…」なんて思っちゃう。
というわけで、最近は70〜80平米の物件をよく見ます。

6B70タイプをチェックしてみると。

間口の狭いウナギの寝床な部屋で、好きな間取りとは言いづらいです。
これで角部屋ならまだしも、共用廊下に面した窓すらないという明らかに採光の足りない部屋で、住みたいとは思えない。
個人的には縦長のリビングダイニングというのも苦手です。リビングダイニングは大きな窓に面した横長が好きなのです。ちょっと暗めでおこもり感のある方が好きな方には縦長リビングっていいのでしょうけどね。

それでも敢えてこの物件を挙げたのは、動線がなかなか良さそうだからです。

洋室(1)の壁とクローゼットを取っ払い、クローゼットの位置に冷蔵庫置き場を移動させるとアラ不思議、バルコニーから浴室までの空気の流れが確保されます。
この「洋室(1)とキッチン一体化プラン」、なかなかいいと思うんですよね。24畳のＬＤＫになって広々空間が実現するし、キッチンが明るくなる。

これで浴室に窓があればね〜…。すごく通風のいい部屋になったと思うのですが。アルコープに立つと浴室の気配が漂うというのがイヤなのもわかりますが、せっかくの空気の抜けがもったいない。
参考：マンション購入の希望条件【風通し】

 

もうひとつ、この物件で気になったのはウォークスルークローゼットです。

これが玄関と洋室(2)の間をウォークスルーできるようになっていて、かねがね玄関とクローゼットを繋ぎたいと企んでいるワタシ的にはかなりときめきました。
参考：【間取り図】マンションのリノベーションプランを妄想する！

なぜ玄関に近い場所にクローゼットを作りたいかというと、外では使うけど家の中では要らないモノって結構いろいろあるからです。コートとかバッグとかね。あとは下足入れに入りきらないブーツの箱とか。
そういうモノを部屋のど真ん中に持ち込んで、外の塵埃をむやみに家の中に撒き散らすのがちょっとイヤなのです。
洗濯済みの清潔な衣類との住み分けはどうすんだってハナシもありますが、まあそれは収納方法で工夫するということで。

しかもHARUMI FLAGの物件って、玄関近くにコートクローゼットが確保されている部屋がほとんどです。
これはいい！
クリーニング前のコートはクローゼットの扉の中に収納したくないので、玄関にコート掛けが欲しいんですよね。コート専用クローゼットがあれば見た目もスッキリするし、言うことないです。

 

しかし、6B70タイプで洋室(1)とキッチン一体化プランを実現させると、寝室は５畳の洋室(2)になるわけですよね。なんか狭いなあ。
今のワタシの部屋よりも広いはずなのに、そこまで「広くなった！」というカンジがしません。数平米の違いだとそんなものですかね。ってリビングにベッドを置いている今よりはマシな部屋にはなるのでしょうけど。
やっぱり広々と住むなら80平米くらいあった方がいいのかなあ、なんて無茶なことを思いました。