間取り図拝見【プラウド新宿牛込柳町】

大好評の間取り図拝見シリーズ、今回はプラウド新宿牛込柳町です。

いつも間取りを見るときは、狭い部屋から見ます。
広い部屋が快適なのは当たり前。限られた面積をいかに効率よく使って住みよい住空間になっているかというポイントに萌えるのです。
特に東京は狭小物件が豊富なので「30平米でコレってすごい！」とか興奮しながら間取り図を眺めています。

というわけで、今回も40平米のJタイプから見ました。

まずひとつ気になったのが洗面所です。

よくある「洗面台と洗濯機が並んでいて生活感満載」というタイプではなく、ドアを挟んで洗面所の左右に洗面台と洗濯機置き場が分かれているのが好印象。
相当オシャレな洗濯機を選ばないと洗濯機周りは生活感が出まくりますからね。いくら鏡の周りをオシャレにしたところで洗濯機と並んでいると台無しになりますから。
参考：洗濯乾燥機が故障！？ 次はどれを買うか検討してみた！

欲を言えば、ドアを開けてパッと目につくところに洗濯機がある現状はいただけない。
来客に洗面台を使ってもらうときに、嫌でも洗濯機が目に入ることになるわけじゃないですか。

これ、洗面台と洗濯機置き場が逆だったらいいのにな。
パッと目につく場所には洗面台。浴室のすぐ横には洗濯機を置いて、風呂上りに使ったバスタオルをすぐに放り込める。てなカンジで。

実際は配管の都合で逆にはできなさそうですが。面白い作りなだけにもったいないです。

 

あとビックリしたのが、クローゼットです。
開口部が居室の中じゃなくて廊下なんですね。

この間取りならこれが正解な気がします。
浴室で乾かした洗濯物をサッとクローゼットに移動できますから。

これがクローゼットが洋室にあるとすると、キッチンの横を通って、リビングを突っ切って、洗濯物を運ばなきゃいけない。
狭い部屋だとゆとりある動線を確保するのは大変だろうし（家具を置かない人ならそうでもないだろうけど、ワタシは大きな家具が好き）、その辺のことを上手く解消してあります。

 

狭い部屋が頑張っているから広い部屋も期待が持てる！

…なんて考えて60平米のOタイプを覗いてみました。

うーん、…うん。

洗面所が広めなのは好印象です。
上に述べた「生活感満載の洗濯機は目立たない方がいいな」というのが実現しているのはいいですね。
シューズインクローゼットが広いのもポイントが高いです。

ただ、クローゼットがワタシの好みじゃない！
ワタシはひとり暮らしで、かつ一極集中タイプの収納が好きということもあって、あちこちに小さいクローゼットが分散しているのがイヤなんですね。
だからこそ自分のマンションは居室を潰してまで広い収納部屋を作ったわけで。
参考：【間取り図】新築マンション設計変更 Before→Afterを大公開！

これだったら洋室(2)をもう少し狭くして、壁面に収納を作りたいです。
んで洋室(1)とLDKとの間の壁を取っ払って広い空間を作る。

…と、ワタシのよくあるパターン「リビング横の壁を取っ払って広々空間」が発動してしまい、さほど面白い間取りではありませんでした。

 

キッチンの配置はちょっと頑張っていますね。
コンロやシンクの背後に収納家具を置けるだけの広さがあればいいけど、この部屋は無理そうですね。

そして、リビングのドアを開けたらすぐシンクというパターンはちょっと避けたいです。
水垢のついたシンク、しかも洗っていない皿が積んであったりなんかして、洗剤ボトルやスポンジが丸見え、なんて事態になります。相当キレイにしていないと残念なカンジです。

一度、居住中の部屋を内見に行ったらこのパターンの部屋で、しかもあまりキレイにしていないお宅だったので「うわー、これはないわー」と思いました。
ま、他人に一切見せない部屋なら別に気にすることもないのでしょうが。

参考：【マンションを高く売る！】ホームステージングとは何か