2017年は確定申告に翻弄されてます!
【確定申告はお早めに#1】マンション購入と売却、いろいろあってややこしい!
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その一環として必要書類をあれこれ集めていますが、そのひとつに登記事項証明書があります。
新築マンションを買った方は、引越直後に司法書士から送ってもらったり自身で登記したりして、1部くらいはお手元にあるのではないでしょうか。
住宅ローン控除を受けるためだけならその1部があれば問題ないです(記載内容によっては契約書のコピーでOK)。
参考:住宅借入金等特別控除(国税庁)
今回ワタシは住宅ローン控除以外にも申告が必要で(旧居の売却など)、手元の登記事項証明書1部だけでは足りません。
なので新たに取り寄せることにしました。
1軒目のマンションを買ったときは、自分で法務局に行って登記をしました。
今思うと、なぜ自分でやったんだろう?
金利が安い代わりに何もやってくれない金融機関からローンを借りたので、自らやらざるをえなかったのかもしれません(だから完済後の抵当権抹消のあれこれも自分でやった;住宅ローン完済後にやること)。
でもそのときは「えー、自分でやるの面倒くさー」とか思わずに、法務局に行くのを面白がっていました。
普段法務局とは無縁の生活なので「はじめてのほうむきょく」が楽しかったんですよね。
行ってみたら何のことはない、市役所とかと同じような雰囲気で特に面白いことはなかったのですが。
で、自分でやっても別に楽しくはないとそのときに学習して、それ以降登記関連は全部司法書士に丸投げをしていました。
今回は登記事項証明書を取り寄せるだけなので自分でやります。
証明書の取り寄せは郵送で対応してもらえるし、申請もオンラインでできます。
登記・供託オンライン申請システム
これなら簡単じゃん。
と甘く見ていたら、戸惑うことが結構ありました……。
週末に申請できない
オンラインなら休みの日にゆっくり入力すればいいや。
と高を括っていたら、なんと土日はシステムが稼働していませんでした。
しかも平日も24時間動いているわけじゃない。
まさか窓口が開いている時間しか受け付けてもらえないのか?! と一瞬ビビりましたが、よくよく見ると平日は21時までシステムが使えました。
利用者登録でもたつく
申請前に、まずシステムを使えるように利用者情報を登録する必要があります。
それは別にいいです。
問題は、IDとパスワードが自動で割り当てられないこと。
web上ではイカレポンチな名を名乗っていますけど、ワタシの本名はありふれたものです。
この手のIDを自分の名前絡みにしようとすると大抵既に登録されている文字列で、エラーになってしまう。
仕方ないのであーでもないこーでもないとIDをいじくり回してトライ&エラーを繰り返す羽目になりました。
検索の仕方がよくわからない
無事に利用者登録を済ませると請求手続きに進めます。が、システム画面には見慣れない単語が並ぶので一瞬躊躇します。
今回の申請は「登記事項証明書/地図・図面証明書の交付請求」でいいんだよね?? と不安になりながら進んでみると、検索画面に辿り着けはしますがこれまた慣れないのでわたわたします。
参考:登記・供託オンライン申請システムによる請求手続きの流れ
えーと、「土地」だとマンションの住人が皆対象になってしまうから(多分)「建物」の検索でいいハズ。
住所を入れて、検索!
……エラーになりました。
やり直してみてもやっぱりダメです。
何がいかんのかなーとよくよく見ると、検索に使うのは住居表示じゃなくて地番でした。
新築マンションを買った方は、入居の少し前に「住所は○○になりましたよ」という連絡を受けたかと思います。
そして契約書なんかにはそれとは違う番地が記載されているハズ。
あー……、地番のことなんかすっかり失念していました。ありましたね、そんなもの。
普段使わないので何番かを覚えているわけもなく、旧居と新居の書類を引っくり返してようやく確認。
「ほにゃほにゃ丁目-見慣れない地番-部屋番号」という表記を発見し、それで登記・供託オンライン申請システムの検索にかけてみたところ無事に物件が見つかりました。
ようやく申請完了です。
と言いたいところですが、最後の最後でシステムエラーが多発し(理由はよくわからん)結構な時間をかけて申請を終えました。
Pay-easy(ペイジー)を初めて使う
申請を受け付けてもらえたら発行手数料を支払い、入金確認後に証明書が発送されます。
もたもたやった申請は翌日朝に無事に受け付けてもらえて、メールで「支払いなさいね」という連絡が入ってきました。
このフェーズで登記・供託オンライン申請システムの処理状況を確認すると「納付」というボタンがアクティブになります。
ここから提携している金融機関に入って電子納付できるんですって。へー、便利。
と思ったら、金融機関へのサイトに遷移できずエラーになりました……。
エラーの理由はよくわかりません。
もやもやしましたけど、料金は金融機関のサイトやATMから直接支払えます。納付番号などがわかっていれば大丈夫です。
なので金融機関のサイトでポチポチ入力したところ、弾かれました。
なんとワタシ、Pay-easyの利用限度額を0円にしていました。だって今まで使ったことなかったんだもん!
というわけでまずは利用限度額を変更し、それでようやく支払いを済ませることができました。
支払いを済ませてみると、何のことはない、翌日には無事に証明書が届きました。
もう1日くらい時間がかかると思っていたので、そのスピード感にビックリです。その処理能力があるならシステムを24時間受付にしてくれていいのに。
申請も支払いも自宅でできちゃうので登記・供託オンライン申請システムはやはり便利ですが、慣れないともたもたしますね。
法務局でもたもたしたときはスタッフが教えてくれたし、支払いも窓口で印紙を買うだけだし、今回よりはるかに短時間で手続きを済ませられたような気がします。ま、法務局へ出向く時間を捻出する労力を考えたら、やっぱりオンラインの方がラクなのだけど。
今回でいろいろ学習したから次は大丈夫!
と思っても、法務局に用事なんて滅多にないからなあ。
次に用事があるのなんて、ローンを完済して抵当権を抹消するとき? そんな何年も後のことじゃ絶対忘れています。それについては自信がある。
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