家を買うときに最も重視すべきは立地です。
マンション選びの決め手；一番大事なことは何？
その次に大事なのは風通しだとワタシは考えています。
これはマンションでも戸建でも同じこと。
ほぼ亜熱帯になってしまった日本の気候に耐えうるには、空気の流れがいい家じゃないとダメです。
なぜなら湿気がむんむんこもった家はカビてしまうから！
住宅の修繕費用を安く上げるにも健康のためにも、カラッとした家づくりを重視しなくてはいけません。
それなのに、窓がものすごく少ない家を結構見かけるんですよね…。
確かに窓が多過ぎる家は不便です。壁がないと家具を配置しづらいし、断熱性は落ちるし。
でも空気の流れを作るための小窓を天井近くと床近くにつけるだけでもずいぶん違うのになあ、と他人様の家ながら勝手に心配しています。
今は24時間換気システムが一般化しているから、風通しを窓ばかりに頼らなくてもいい時代ではありますが。
それでも、デカい窓をすっぱーんと開けて手っ取り早く風を通したいではないですか。
マンションを買うとき、風通しのいい部屋を買おうとしたら窓の数と位置に注意しなくてはいけません。
一番いいのは角住戸です。
しかも３方向に窓があるタイプ。戸建並みの通風を期待できます。
それがダメなら２方角に窓がある角住戸。
その場合、窓がない２辺（壁）に囲まれたエリアは空気の流れが悪くなります。
そこに風呂なりトイレなり換気扇がついていればいいけど、サービスルームやクローゼットなど閉め切ったスペースの場合は要注意。カビの温床になります。
中住戸でも２方向に窓がある部屋も多いですね。
南側のベランダに面したところに掃き出し窓があって、北側の廊下にルーパー付きの腰窓があるなんてのが王道パターン。
南北に開口部があると風通しはかなりよくなります。
この場合注意したいのが、窓がついている廊下の状態。
これが中廊下だと全然風が通りません。
できれば外廊下、あるいは階段や吹き抜けに面した場所に窓が確保されているか確認してください（その場合汚れが付きやすかったり防犯性が下がったりするのだけど、とりあえずここは通風の面だけ考慮で）。
一度、開口部が掃き出し窓一面のみのタワーマンションの部屋を見に行ったことがありました。
規模がデカい建物だと、中央に廊下やエレベータを配置してこんな戸割りになることが多い。
そうすると中住戸には１方向しか窓が作れないわけですね。
そしたらまあ風通しが悪いこと悪いこと…！
高層階なんだから風は抜けるはずなのに、開口部がないから全然空気が流れないのです。窓辺でちょろっと空気が動くだけで、部屋の奥はずっとどんよりしたまんま。
こんな部屋に住んだら病むなあ…と思いました。
きちんと窓が設けられている場合でも、窓の目の前が建物だと通風が死ぬことがあります。
なのでぜひ現物や建築現場を訪れて、日当たりのチェックのついでに実際の風通しも確認してください。
マンションを買うときにはこれらをチェック！
マンション購入の希望条件【部屋の向き】
マンション購入の希望条件【階数】
マンション購入の希望条件【広さと間取り】
マンション購入の希望条件【間取りの可変性】
マンション購入の希望条件【規模と共用施設】
8 thoughts on “マンション購入の希望条件【風通し】”