[リフォーム]我が家のクローゼットにワークスペースを作るのは無理!?

狭小マンションでのワークスペース作りプロジェクト。

Work

前回の記事[リフォーム]狭い部屋のワークスペース作りに求めたい要件に書いた通りに自分の中で整理して、実際リフォームするとなるとどんな具合になるのか、工務店に調査・見積のために来てもらいました。

今回見てもらったのは、2軒の工務店です。

ひとつは、ブリ男の転落防止のために窓に柵を入れてもらった工務店。
こちらを工務店Aとしましょう。


参考:猫の窓転落防止柵を設置!

無骨な金網がはまってもやむなし…と覚悟していたのに、丁寧に作られた白木の柵で和モダンに仕上げてもらって、機能的にもインテリア的にも気に入っています。
肝心のブリ男が使っているかというと、柵の真ん前で長時間寝るとかはないですね。

それはともかくとして、棚板を作ってもらったり掃除機のブラケットを設置してもらったり、ちまちました仕事も引き受けてもらっているので気安さはあります。

収納
参考:収納スペースの棚板を増やして、備蓄強化に取り組む!?

もうひとつの工務店は、人様のリノベーションブログを読み漁り、割といろんなテイストのインテリアの施工事例がある会社に頼みました。
こっちは工務店B。

「可愛くて明るいカフェ風」とか「男前なインダストリアル」とか、クセが強い&我が家のテイストとは異なる事例ばかりの工務店だと、ちょっと違うなーという雰囲気に仕上げられても困っちゃいますしね。そのクセの強さが刺さる人にはたまらないんでしょうけど。
ウチもクセは強めだけど、収納スペースがおかしいだけで、内装はありふれた安物マンションそのままだからな…。

工務店A

工務店Aからは、いつものお兄さんが見積に来てくれました。

今回は繊細な作業をするわけではないので、お兄さんに許可を取ってブリ男はケージに入れずにそのままウロウロさせておきました。
が、普段見かけないデカい生き物、しかもいつものデカい生き物より更にデカい(長身のお兄さんだから)のでビビっています。
へっぴり腰になってあっちこっちに隠れたり、でも気になって覗き込んだり、忙しそう。

そんなブリ男を横目にワークスペースにしようとしているクローゼットを見てもらうと、一言「…狭いですね」だとさ。やっぱりね。

ワタシの妄想の中では、この間取り図でいうと「いろいろ」の部分。

新居間取り
参考:【間取り図】新築マンション設計変更 Before→Afterを大公開!

ここの、可動棚部分を残してクローゼット部分を改造するという企みでした。

収納

が、開口部が狭いから無理じゃないかなーとのこと。
「ほら、ちょっと作業しづらそうですよ」とお兄さんが空気椅子で試してくれましたが、いやいや、ワタシはお兄さんほどの肩幅はないから。一般女子よりはデカい体躯だけど。

奥行もちょっと狭くて厳しいそうです。うん、それは気づいていました。
実際にワタシが家で仕事するときに使うスペースを計り、「うーん……」とビミョーな顔をするお兄さん。

モニター
参考:快適な在宅勤務のために、不本意ながらもアレを購入…

しまいにはダイニングの隅を指して「この辺に作るとかはナシですか?」と別のプランを提案されました。
生活空間にモニターやケーブルでゴチャゴチャしたデスクを置くのは嫌なんですよね…。

と、ワタシは奥行の心配はしていましたが、幅に関しては「うーん、ちょっと狭いけど、まあ」みたいな風に考えていたのは、実家のPC環境のせいだったのかな…とお兄さんの忌避ぶりを見て思いました。
実家では、それこそ今回のようにクローゼットの中にPCやプリンタを置いていて、使わないときはクローゼットの扉を閉めていたのです(椅子は出しっぱなし)。
そのクローゼットがモニターぎりぎりの幅で、マウス操作もちょっと不便というカンジ。ではあるのですが、実家でPCを借りるときは特に何も思わず使っていたのです。ま、借り物だからあまり思うところがないというのはありますが。

いやー、ダイニングにデスクはちょっとね。
とワタシが言うと、「いろいろ」収納箇所の中の壁を取っ払って、横幅いっぱいをデスクにするプランを提案されました。
そうすると確かに作業のストレスはないでしょうけど、壁を取ると床板が貼られていない箇所が露わになるわけで。
そこを似たような床材で埋めるか、あるいはクローゼット内の床板を貼り替えるか、そういう悩みも出てきます。

お兄さんはワタシの妄想プランには釈然としない様子でしたが、それの見積と、お兄さん提案のプランも出してもらうことにしました。

工務店B

工務店Bからは、現地調査の前日にも連絡があって、翌日話がスムースなように予め現場の写真を送信しました。
工務店Aのお兄さんは既にあちこち見ているためそういうこともなく、ちょっと新鮮です。

翌日来てくれたのは、若い女子でした。
若いおなごが好きなブリ男、大歓喜。仕事の話をしている女子に「頭の匂いかがせろよー」と要求して、フレンドリーです。
とはいえ、実際にクローゼットで計測したり壁の内部の確認のためにコンコン叩いたりするとおっかないようで、ベッドカバーの下に潜り込んでいました。

若い女子の方も、一目見て「ちょっと狭いですね…」と困惑していました。
幅も狭いし、奥行きも狭い。壁を壊して開口部を拡げたら…と提案されましたが、基本的にトイレ以外のドアは開けっ放しで生活するワタシにはイマイチなプラン。
クローゼットの前で「ここをこうしたら…、でもそうするとここが…、あれをああしたら…、でも…」と悩む女子に、彼女がフリーハンドで作るならどうするか訊ねると、クローゼットの既存の扉を全部取っ払い、オープンなワークスペースにするそうな。
それなら幅も奥行も何の問題もないですからね。

オープンなワークスペースか…。
そうした方がスッキリするのは理解できますが、この部屋は物置のつもりで作っているので、ワタシの頭は混乱しました。

若い女子は片づいている様子しか見てないけど、浴室で乾かしたけど収納を後回しにしている洗濯物がハンガーラックに掛かっている、そんな部屋なんですよ。
物置の片隅に突如現れる、機能的かつオシャレなワークスペース。うーん、シュール。

ま、リビングダイニングの片隅にワークスペースが突如現れるよりはマシかもしれません。
ただ、オープンなワークスペースだと、会社支給のPCをブリ男からどう守るかが悩ましいです。
完璧に死守しようとすると仕事以外の時間はこの部屋のドアを閉めておくことになるのでしょうが、真夏でも真冬でもドア開けっ放し生活をしているのでストレスを感じそうです。

というわけで、なるべく既存の設備を活かして費用を抑えたプランと、若い女子オススメのモリモリプランを提案してもらうことにしました。

 

いやまあしかし、想像していたことではありますが、リフォームは制約が多いというか、大変ですね。
新築時に設計変更をするときも考えることはいろいろあったし出来ないことも多々あったけど、まだ図面だけの状態から作るからお金はかからなかった。
それが今回みたいに壁を壊して~みたいな話になると、ザックリとした感触でも結構なお値段になりそうです。
設計変更やオプション追加のために払った費用と比べるとすごく高く感じます。というか、設計変更とオプション追加で払った費用の大半は食器棚の値段で、壁を動かすとか収納スペースを拡張するとかの設計変更にはあまりお金がかからないんですよね。
費用がかからないような設計変更を考えたから、というのは大きいですが…。

費用もさることながら、ワークスペースを広く取ると収納容量が減るというジレンマもあるし、実現性は低いリフォームかもね…という気がしています。
とりあえず今は見積待ち。
さて、どうなりますかね。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

6 thoughts on “[リフォーム]我が家のクローゼットにワークスペースを作るのは無理!?”

  1. りんむさま。

    初めてコメント致します、KOOLと申します。我が家もブリショーがいまして、ちょくちょく拝見していました。

    ワークスペース、バタフライテーブルはいかがでしょうか。
    他の折りたたみテーブルと違い、床に水平な部分がありますから、仕事が終わったらPCやモニターを乗せておけると思うのです。奥行を合わせれば、そのままクローゼットにしまえますし。
    但しりんむさま宅の雰囲気にあう物があるか、わかりませんが。。

    1. KOOLサマ
      はじめまして。コメントありがとうございます!

      バタフライテーブルのアイディア、ありがとうございました。
      ワゴンにモニターやPCやケーブルを収納してクローゼットに押し込む…というのは考えたことがありますが、テーブルそのものを収納するのは思いつきませんでした! 一度検討してみます。

      今後もブリショ仲間としてよろしくお願いいたします。

  2. りんむさん、こんにちは。

    図面を見る限りだと開口部の壁を壊してクローゼットの扉を変更ですかね…。ダイケンさんのクローゼット扉なら左右のどちらにも寄せられるので可動棚部分に普段は寄せられるかな、と。
    クローゼット部分に寄せたまま開きっぱなしにした場合、開戸と干渉する危険性はありますが、一人暮らしなので誰かが開きっぱなしにする可能性はないと思われます。部屋を出るため開戸を開ける時には邪魔になるし。

    というのも私自身設計変更してクローゼットの扉を開けっぱなしにしていると開戸と干渉する設計に変更したためです。
    (収納力>>>干渉する危険性、で比較衡量し決断しました。)

    ただ、現場を知らない素人の意見なので的外れでしたらすみません。
    りんむさんの在宅ワーク環境が快適なものでありますように…!

    1. さえサマ
      わあ、一緒に考えてくださってありがとうございます!
      ウチのクローゼットの扉も一応どちらにも寄せられるタイプなのでそれはいいのですが、問題はワタシが部屋のドアを開けっ放しで生活したいということですね…。
      この部屋のドアを閉めるのは、ワタシの留守中にシッターさんが出入りするだけという状態で…。
      なので絶対ドアと収納が干渉しないようにと、あんな図面の作りになった次第です。
      何事もなけりゃ充分使い勝手はいいのですが、まさか10年も経たない内にリフォームしたくなるとは。
      当然まだ扉も不具合とは無縁ですし、これを壊すのはなかなか勇気が要るなーと躊躇してます。とほほ。

  3. 何か…進んでますね。切実な感じ…笑笑

    確かに…狭い…クロゼットとして作られてるからね…奥行きがありすぎても使いにくいし、無いのはもっと辛いかも。

    確かに色々部分の壁、扉を取りフルオープンに。
    以前、IKEAでライティングデスクと収納が付いたものがあったけど…それを押し込む?
    工務店さん、良いデザインを考えてくれたら良いね…でも先立つ物もね。

    1. まだむサマ
      あー、IKEAにありましたね。
      海外のアパートメントみたいなシャレオツワークスペース案が出てきたらときめきますが、仰る通り先立つ物が笑
      ちょっとお高い家具かなーくらいの価格ならリフォームやっちゃうかもですけど、設計変更とオプション料金より高かったらドン引きしてやらない気がします。
      クローゼットの奥行なんてギリギリでいいと思っていましたが、こうしてみると一カ所くらいウォークインを作っておけばよかったです。

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