ガス代の高騰と給料の低迷に蒼ざめています…

12月下旬から1月下旬にかけてのガス代のお知らせが来ました。

…通知を見たときに「ひっ!」と変な声が出たのは初めてかもしれません。

炎

床暖房やお湯など例年と同じ通りの使い方をしていたら、4割近く跳ね上がりました………。

ガス代が上がっているとわかっているのに例年通りに使っているからそりゃ上がるだろう、って話ですが。
ちょっと好奇心もあったんですよね。どれだけ上がっているんだろう…と恐いもの見たさ的な。
あと、ワタシとブリ男の体調管理のことを考えると冷暖房費をケチっても病気になって高くつくという気持ちもあって、床暖房を使わないという選択はなかったのです。

もっとも、先月はいつもよりガス使用量が減ったのにガス代が上がったのを見て「これはヤバい」という気持ちもなくはなかったです。
ブリ男がいなかったら暖房費を削って室内でモコモコ着込む道を選んでいたかもしれない。あるいは毎日出社して自宅の光熱費を減らしたかもしれない。
しかし、年末からこっち寒い日も多かったので「寒いのはいかんよ〜。心身ともにやられるよ〜」と、結局例年通りに床暖房をガンガン使っていました。

その結果、「ひっ!」というガス代請求に至ったのです…。

元々、「留守番するブリ男のために床暖房をつけっぱなしにしておく」という奔放なガスの使い方をしていたので、ひとり暮らしの割には冬のガス代が高いです。
その高めのガス代から4割近く上がるわけですから、金額としてはなかなか立派なものでした。
なんというか、「これガス代っていうけど、ほぼ食費じゃん」みたいなカンジになっていたのです。

これが昨年の家計の割合。

2022家計
参考:【家計簿大反省会】値上げに悩まされた2022年と、2024年新NISAへの期待

ガス・電気・水道をひっくるめた水道光熱費は、食費より少なめです。
冬は床暖房でガス代が、夏はエアコンで電気代が上がりますが、年間トータルでは「光熱費は食費よりかからん」というイメージでした。
それが光熱費が食費を上回る勢いになり、四半世紀ひとり暮らしをしていて初めての現象に「ひっ!」となったのでした。

電気代はこれからまだ上がるというし…。
長年微動だにしなかった水道代もじわじわと上がっているし…。
参考:新居の水道代問題、3回目の請求にてようやく決着?!

正直なところ、食品の値上げは独居の初老オンナにはさほどのダメージはありません。

もちろん買うときに「値上がりしたなあ…」とウンザリするし、安い物を選んだり買うのをやめたりすることもあります。
が、食べ盛りの若い頃ならいざ知らず、今は米と納豆と味噌汁を飢えない程度に食べられたら別にいいよ的なお年頃なので、そこまで苦労していないのです。
今まで外食で結構贅沢をしていたから、それを減らせば日々の食品の値上げには対応できるかなというカンジでした。

しかし、水道光熱費はダメですね。
暑い寒いを我慢しない程度に使っているつもりでも結構なインパクトがあるし、光熱費が上がった分さてどこを削ろうかというのも悩ましい。

 

さて、こんな情勢の中賃上げするだのしないだのがニュースになる季節ですが。

ワタシの勤務先の来年度の給料がどうなるかも大体見えてきて、その上がらなさっぷりにこれまた「ひっ!」となりました。

まあ例年に比べれば頑張ったんでしょうねえ…という数字なのですが、物価の上昇率の前には風の前の塵に同じ。誤差みたいなもんですよ。
仕事そっちのけで電卓叩いてワタシの給料を概算してみても「…上がった?」と言いたくなる程度の金額で、これで雇用保険だの諸々が上がるんじゃむしろ手取りが下がることは確定です。物価上昇分を吸収するどころのハナシではない。

物価が上がるのはいいんですよ、給料も上がれば。
高度経済成長期、物価が倍々に膨らんでいくのはしんどかっただろうけど、今年よりは来年の給料が上がって生活が良くなるという希望もあった。が、今の時代にはその展望がない。
ワタシが社会人になって四半世紀、人件費とはとにかく削るモノでした。コストカットする経営者が有能と言われた時代が長かった。
だから今の経営者には、人件費を上げる経営の方法がわからないのだと思います。
年々下げるのが当たり前だった費用を今更上げることなんてできない。そんな計画で経営してこなかったからね。

それならそれでいいんだけど、「この程度の給料しか払いませんよ。上げることもしませんよ」と言うのであれば、従業員にも「それなら何時間以上は働きませんよ。副業だってやりたい放題やりますよ」と言わせてほしいですね。
副業できないほど拘束時間が長くて、しかも残業代の単価はアルバイトかっていう安さなのに、副業するには上長の許可が必要だの同業他社はダメだのどの口が言うかですよ。
生活が保障できない程度の給料しか払わないなら、生活を拘束しないでほしい。

そういえば、就職氷河期の真っ只中に働き始めた頃、今よりずっと長時間労働だったのに嫌気が差して、サービス残業分も含めて自分の時給はいくらなんだと電卓を叩いてみたら600円くらいだったことを思い出しました。
社会保険があるからワタシは正社員を続けるけどさ…、コンビニでバイトする方が手取りがマシになるんじゃ、就職を諦めてフリーターでやる人もいるはずだよ…と暗い気持ちになりながら深夜のオフィスで仕事をしたものです。

 

手取りが減って生活費が増えるのでは、まったく首が回らないとしか言いようがないですね。
仕事を増やすか支出を減らすか、その両方をやるか、それしかないです。
手っ取り早いのは生活に直結しない娯楽を削ることだけど、去年でも大して出歩かなかったのに、そこから更に削るとなると何のために生きているのやら。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

6 thoughts on “ガス代の高騰と給料の低迷に蒼ざめています…”

  1. 「今の経営者には、人件費を上げる経営の方法がわからない」
    あーなるほど。わからないんだな。

    うちは個人の建築士が集まってやってる設計事務所ですが、主に大手の設計事務所さんの下請け仕事をやってます。
    昔からずっと優先的に仕事もらっててそれはありがたいんやけど、とにかく委託金額が上がらない。
    聞けばリーマンの時に少し下がってそのままなんだとか。

    力関係は「大手>>>うち」ではありますが、下請けあっての大手でもあるし、担当者レベルだとそれをよく理解してくれているので仕事はしやすいです。
    でもトップは下請けをとにかく安く使うことしか考えてない気がする。
    わりと特殊な業界なんで下請けが潰れたらはい次ってわけにもいかないんやから、ある程度共存出来るように努力したほうがお得だと思うんやけどなー。

    社会保険、フリーランスになった時に改めてその金額に驚いたんで正社員最強だと思いますよ。
    あと、ローンも組みやすいし。

    もっと副業は推進していくべきだと思いますよ。
    「うちはこれだけしか払えないから、もっと必要な人はごめん、よそで稼いでね」
    って、誰も損しないと思うんやけどな。

    1. ひまわりサマ
      会社員やっていても「もっと給料を上げて人材確保・モチベーションアップに繋げよう」なーんてことはまったく聞かないですね。
      もっと効率化してもっと人を減らせばっかり。
      急に人が減らない分給料は上がらないし、人が減っても仕事は減らないし、忙しいのに薄給というイヤな感じになっています。
      しかも「若い人にももっと還元を!」とか何とか言って年齢給から成果給にシフトして、おいおい、若いときに薄給でやってきた我々世代に救済はないんかいという状態に…。
      氷河期世代は数が少ないから、こういうときは都合よく潰されます。

      副業は、最近でこそガチガチに禁止している会社も少ないとは思うのですが、真面目に管理しようとすると労働者の労務時間とか税金とかが面倒であまりやりたくない…というのが実態なんだと思いますよ。
      24時間戦えます・税金も全部自分で計算しますという人ばかりならいいんでしょうけどね。
      あとは情報流出の危険性を考えると、制限なしで副業OKというわけにもいかないのかと。
      かといって本業と全然関係ない仕事で稼げるほどのスキルを身につけるには本業が忙し過ぎるし、何とも難しいですね…。

  2. 本当に、昨今の値上げオンパレードは厳しいものがありますよね。
    若い時は多少貯蓄が無くても、経済回します!という言い訳で、外食やショッピング、旅行三昧をしていました。
    いずれ給料も上がるし…なんて思って思っていたのは大間違いですね。
    上がるどころか、なんだか下がっているのかも…な我が家の家計です。
    そのツケなのか、今はすっかり買い控えや、出歩く回数が減りました。
    コロナ禍で、自宅でそれなりにNetflixなど、配信系を楽しむようになってからは映画などにも行かないし。
    料理が苦手なので、外食はささやかながらしていますが。
    もう、日本の経済より我が生活を回すことに必死です。
    光熱費、かなり恐怖です。
    寒くて我慢しても風邪ひくとそれ以上の出費になるし、ジレンマですね。

    1. yumiサマ
      経済回します! 言ってた言ってた!笑
      そしてしっかりマンションを2軒買っているから独身オンナとしては給料の割に経済に貢献していると思うのですが、昨今の値上がりっぷりには愕然としますね。
      ガス代えげつなーいと思っていたら、追い打ちをかけるように今後も料金上げていくよ通知が届き…。
      来年の冬はどうなっているんだろう…。

      自宅に引きこもっていてもそれなりに暇潰しのネタがあるのは助かりますね。
      ネットもない時代だとひたすら本や雑誌を繰り返し読んでいた記憶が…。
      いやー、今後どうなっちゃうんでしょうねえ。

  3. こんばんは。

    もう、何もかも高騰してます(;;)
    先日、関電よりmail、1月の電気代27000円……ひぃ!とガン見しました。
    爺様は、月の半分強をショートステイでお泊まり。なので電気使用は去年の同時期よりかなり減ってるのに、6000円upです。
    all電化でガス料金は無いけど、寒い地域なのでエアコンは、効かないので灯油ファンヒーターは、必須。灯油代も、目を疑う金額です。
    我が家のお猫様は、寒さに強いので暖房無くても、平気です。全く暖房のない部屋の出窓で寝てます。
    人間様が、部屋でダウン着てコタツで丸くなってます。笑笑

    食料品も値上げが酷いです。給料、年金は上がる見込み……無さそう。
    どこぞの衣料品屋さんは、従業員の給料を上げる……それでニュースになるんですからね……

    1. まだむサマ
      ワタシもブリさんが居なけりゃ室内でダウンコースだと思うのですが、床の上でゴロンゴロンしてる子を見ると床暖を切る勇気も出ず…。
      せめて今年はもう寒波は来ないでほしいです…。
      しかし電気もガスも今から上がるというので、次の夏のエアコン代も怖いですね…。
      そして何を削って光熱費を補填すればいいのか、いまだによく分からず…。

      食品も値上がり凄いですね〜。
      加工食品は高嶺の花になってきちゃったなあ。
      今の時期は自炊できないので、レトルト食品とかの値上がしんどいです。

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