昨年秋にオープンしたIKEA長久手店にやっと行ってきました。
オープン当初はレジに2時間待ちなんて話を聞いたので恐ろしくて行けませんでしたが、最近は開店時間や閉店間際なら駐車場もガラガラと聞いたので頑張って行ってきました。
オープンと同時に行くと確かに駐車場はガラガラ。
でも、店内に入るのに行列ができていて、入店するまでに10分くらいかかりました。
それでも午前の早い時間ならレストランも空いていたし、レジの行列は普通のスーパー並みだったし、充分許容範囲かな。
買ったモノはこちら。
まずはまな板です。
ここ10年くらいは、ずっとIKEAのまな板を使っています。
遠慮なく食洗機にかけられて、傷が増えたら惜しみなく買い替えられる価格がいい。
大小合わせて3枚くらい持っていると調理中にまな板を洗う作業もほとんど発生せず、いいカンジです。
以前は大小セットのまな板はペラペラで、すぐにたわんでしまいました。
最近はそれが改善されたんですかね。前に使っていたものより厚みがあります。
それでも小は使用前に食洗機にかけた時点でたわみましたが、まあいいです。安いから。
ヒノキで職人が丁寧に作りました。なんてまな板も憧れますが、ズボラなワタシが手入れできるとは思えないので手を出せずにいます。
どうせ大した料理は作らないんだし…。
それからプラスチック袋。
がっつり汁物を入れるとなるとジップロックじゃないと心許ないけど、ちょっとしたモノを入れるには充分です。
デザインが可愛いので人様に何か渡すときに使いやすいのもいい。
それからVARIERAのボックス。
パントリーの中のこまごましたモノをお菓子の空き箱に入れて整理していたので、試しに買ってみました。
多少スッキリしたはいいけど、在庫が見えづらくなったのでいかがなものか。
徹底的に隠し切って超スッキリさせるか、在庫丸見えで管理しやすくするか、どっちかじゃないとモヤモヤしますね。
扉内部なら多少モヤモヤしていても気にしない性分なので、当分はこのままだと思いますが。
参考:[シンプルな暮らしのルール50]家事動線の簡素化
そしてクッション。
ブリ男用です。
古い椅子のクッションがヘタれたのでふかふかクッションを乗せたところ、涼しくなってからはそこがお気に入りの場所になっていました。
長時間居るということは当然汚れるわけなので、交換用に。
それからシリコンの鍋敷き。
使っていた鍋敷きをブリ男に取られてしまったので、とりあえず間に合わせで買いました。
すごーく買い物したつもりでいたけど、お会計は3千円余り。
プラスチック袋が結構重いから「ずっしりだなー。たくさん買うなー」と思いながら店内を回っていたんですよね。レジで「あら、これだけ?」とビックリです。幸せだ。
このほか、ブリ男用にソフトトイの何かでも買おうかと思っていたけど、可愛いのが見つからなくて断念。
そしてキャットハウスも狙っていたけど、実物を見たらお値段なりの安っぽさなのでこれまた断念。
どうせならmeyouを買うか。
とも考えましたが、ダブルベッドの真ん中で寝る猫だからあまり使わないんだろうなあ…。
さて、IKEAのお楽しみはサンプルとなる部屋のチェックです。
ところが、長久手店はこれがイマイチ楽しくありませんでした。
なぜかというと、まず汚い!
ひょっとしてオープンしてから3カ月間一切掃除をしてないのか? と疑いたくなる汚さでした。
サンプル部屋だけじゃなくてトイレもあんまりキレイじゃなかったんですよね…。
レストランが清潔だったのは幸いでしたが。
IKEAのインテリア見本って「なんてステキな部屋なんだろう。真似してウチもアレを買おう!」と思わせてなんぼじゃないですか。
それなのに「あー、これだけごちゃごちゃ置いてあったら埃も溜まるよねえ。部屋の中のモノを減らさなきゃ…」と購買意欲を削いでどうする。
3カ月間でこれだけ手垢がつくなんて、繁盛したんですね。
というのはわかるんですが、清潔感ゼロでいいっていうご家庭はそうそうないでしょうし、掃除くらいは徹底的にやった方がいい気がします。
そして、海外のIKEAに比べると狭い部屋の例ばかり。
ま、日本のリアルな住宅事情に肉薄しているのは結構ですが、海外の大きめサイズの家具が映える広い部屋をもう少し作ってもよかったんじゃないかな。
5畳だの6畳だの狭苦しい部屋ばかり見せられると「そうだよねー、6畳にIKEAのデカいクローゼットを置くと圧迫感半端ないよねー」とこれまた購買意欲を削がれます。
思うに、サンプル部屋の狭さが掃除が行き届かない要因になっているのでは。
立ったりしゃがんだりする度に頭だの腰だの打ちつけるような狭さの部屋って掃除がしづらいじゃないですか。
狭い部屋ならオシャレ感じゃなくて機能性を重視して作り込んで、清潔感もキープして、「こんなに狭いのに暮らしやすそう!」という方向性での演出をすればよかったんじゃないかなと感じました。
どうも長久手店は「狭い空間を上手に使う」という演出がヘタっぽいというのは、浴室の展示でも感じます。
せっかく日本の小さなユニットバスを使っているのに、置いてあるのはせいぜいバスラックのみ。
「壁面を利用して機能的なバスルームを!」とか、「狭いからこそ可愛い小物をいっぱい揃えてキュートな空間に!」とか、やりようはあるのになあ。
そして、リアル住宅事情に肉薄した展示の割には、収納内部に中途半端にオシャレ感を持ち込んでいる点も残念でした。
キッチンやクローゼットなど抽斗内部を覗いて収納の参考にするのって、IKEAのお楽しみのひとつです。
せっかくリアルな生活感を出そうとするなら、収納内部はホントに生活できそうなくらいぎっしりとモノを詰めておいてほしいのです。んで「ここにはコレを使えばいいのか」と購入に繋げてほしい。
それが「キッチンの抽斗を開けたら大皿が1枚置いてあるだけ」なんて、新築マンションのモデルルームじゃないんだから。
モデルルームは「この部屋を買えばこんなにステキな生活が待っているかも!」という非日常感を演出するために現実ではありえない収納や家具家電を揃えることが必要だけど、IKEAはリアルな生活をよりリアルにするための空間だろうに。ここで手を抜いてどうする! と思いました。
というわけで、折角地元にIKEAができたのに、ほろ苦い気持ちになったのでした。
ま、それでも今後もIKEAに行ってミートボールを食べるんですけどね!