新居に引っ越したら、リビングに時計がなくて不便になりました。
旧居ではどうしていたかというと、給湯器のパネルの時計表示を見ていました。
これね。
新居では、洗面所の操作パネルには時計表示が出るのに、リビングのには出ないのです。
時間を確認するときにいちいちスマホを見るのは、さすがに面倒。引越数日で「時計が欲しい!」と根を上げました。
ワタシは壁掛時計を使う習慣がありません。
ひとつには、せっかくのリラックスゾーンたる我が家に自分を追い込むアイテムを置きたくないという理由がある。
働いているときは分単位で追い込まれているんだから(←言い過ぎ)、自宅に居るときは時間を気にせずにのんべんだらりとしたいのです。
もうひとつは、実家に住んでいたとき、親の趣味でとんでもない掛時計を設置されて懲りたせいでもあります…。
これまた親の趣味でファンシーな子ども部屋に、金ぴか時計を掛けられたワタシの気持ちをお察しください。
当時はインテリアのセンスの「セ」の字も持ち合わせていなかったけど(そして今でも大してないけど)、それでも「えーっ、あえてこの時計を掛けちゃう!?」と衝撃を受けた覚えがあります。
「えーっ、ダッサ!」と日々思うくらいなら、時間がわからなくて不便な方を選ぶよ!
とは言えさすがに不便過ぎるのもアレなので、ようやく時計を買う気になりました。
しかし、壁にドンと掛ける気はさらさらありません。
何にも取り付けていないまっさらな壁を堪能したいのに、そこで実用一辺倒な時計を設置したら台無しです。
さりげなくて、見やすくて、オシャレで、シンプル、なんて時計はなかなかお目にかかりませんからね。
40年近く生きているのにこれまで1度も「この掛時計はぜひとも欲しい!」と思ったことがないので、今さら探す気になれないのです。
では置時計ならいいかというと、置く場所がないからそれも却下。
キャビネットの上に置き放題と言うことなかれ。あそこは空いているからこそいいのです。実用的なアイテムは置きたくない。
そこで、これを買いました。
無印良品の駅の時計です。
マグネット付のミニサイズ。なのでこんなところに設置しました。
壁と冷蔵庫との隙間です。
見づらそうですが、これくらい目立たない方がいいんです。
実はこの時計、発売当時からずっと気になっていました。
小さいモノ萌え症なので、駅とか公園で見かける時計がギュッと小さくなったのを見てキュンキュンきていたのです。
でも特に必要がないから買えずじまいでした。積年の思いが果たせて満足です。
時計はアナログ時計が好きです。残り時間がどれだけあるか視覚的にわかりますからね。
問題は、これボタン電池なんです。しょっちゅう切れるんだろうな…。交換が面倒そう。