ブリ男用に、銀行口座の普通預金のほかに、証券口座で投資信託を積み立てています。
参考:猫は投資家。
つみたてNISAと同じように毎月定額積み立てられたらいいのですが、余ったお金を入れる的な不定期積立のため、月イチ程度証券口座にログインして手動で買い付けています。
手間といえば手間なのですが、今は個別銘柄をこまめに売買とかやっていなくて退屈なので、それくらいの作業はやりたいのです。
んで、今月もブリ男積立のために証券口座にログインしたら、ビックリするくらい含み益が減っていて「あらー」となりました。
米国のインフレだの大幅利上げだのダウもNASDAQもS&P500も大荒れだのといったニュースを見て「だいぶ落ちているんだろうなあ」と予想はしていましたが、実際にガッツリ減った含み益を見ると気分のいいものではないですね。
金額的には、1年半前に戻ったカンジでしょうか。
コロナを機に株式市場にお金がわあーっと雪崩れ込んで、利上げと共にわあーっと去り、コロナバブルが泡沫のように消えた。
含み損益というのは幻なのね…と、しみじみしながらブリ男の投資信託を買い付けたのでした。
利上げの話は前々から出ていたから「2022年は米国の調子は良くないんだろうな。良くてヨコヨコか」くらいに考えていましたが、戦争で予想より悪化した印象です。
ま、コロナショック後の高騰が異常でしたからここまで下げるのは「ああ、そう」というカンジですが、半年間じわじわ〜っと下げ続けているチャートを見ると、リーマンショックを思い出してイヤな気分になります。
あのときも1年間くらいじわじわダラダラとイヤな雰囲気の相場が続いて、リーマンブラザーズの破綻をきっかけにガッシャーンとクラッシュしたんですよね…。
今回も何か大きなきっかけがあれば2008年級のクライシスが来るのでは、とドキドキしています。
とはいえ、ドキドキしたからといって、ワタシ個人でやれることは何もなく。
今やっている積立を粛々と継続するしかないかな、なんて考えています。
2007〜2008年はどうしていたかというと、ダラダラ下がる市場を見ながら「うわー、どうしようかな」と迷って何も出来なかった、という状態でした。
このまま下げ止まるかもしれないし、そうしたら入り直すのも大変だし、どうしたもんかなーと決めかねて、結局やったのはちびちびと焦りながら売るくらい。んで、2008年9月にガッシャーンと下がった後は証券口座放置を決め込んでいました。
個別銘柄は売り払った後だったし、レバレッジはかけていないし、インデックス投資の元本がゴリゴリ削られるだけでゼロにはならない、ましてや死にはしない、と諦めたのですね。
それで結果的にどうなったかというと、数年間放置していたら多少儲かった程度には戻った経験があるので、今回のような嵐の前夜でも「あのときの再来か」くらいに考えています。
参考:[40代の資産形成]コロナショックの反動で投資に必要な要素を思い知る
とはいえ荒れるチャートを見て改めて考えたり再確認したことがありました。
そもそも投資の目的・目標は何だったか
ワタシの投資の目的は、住宅ローンの利息分を稼ぐことと、老後資金の一部です。
利息分を稼ぐのは10年間かけてやるつもりでしたが、ここ数年相場が良かったおかげで半分の資金・期間で達成できました。
ま、利益確定させない内に下げ相場に入ってしまったので今ちょっと危うい金額になっているわけですけど、まだお金と時間はあるから大丈夫よ…と利確させなかった自分を慰めています。最終的に、10年間で目標通りというところに落ち着けばいいのよ…。
老後資金についてはあまり目標額を考えず、老後に突入するまでは現金とバランスを取りながらひたすら投入するという曖昧なカンジでやっています。
利息分稼ぐという明確は目標はあるものの、それを置いておくとすると、ワタシの投資の目標は「銀行口座の普通預金よりマシなら勝ち」という非常に低いものです。
元本割れせず数パーセント稼げればオッケーオッケー。と低い志でやっているので、無茶な買い物はしません。つみたてNISAで買えるような商品を積み立てていくのが落ち着きます。
という原点に立ち返ると、含み益がいくらか吹っ飛んでも「まあ当初の目的・目標から外れているわけでもないし」と心穏やかでいられます。
株はときには半分になるし、戻るのに数年かかることもある
リーマンショックのときに株価が半分になったので、証券口座に入れるお金は「半分になっても仕方ないと思える程度にしよう」というのを鉄則としています。
実際は、半分どころか含み益の一部が吹っ飛んだだけで「あらー」と思うので、もし半減したら「うわああああああ!!」と狼狽するような気はします。
が、住宅ローンや生活費は別に管理しているから、証券口座残高が半分になったからといってやることは特にない(生活費も円安で価値が目減りしているのは、また別のお話…)。
やることがないのなら動揺するだけ損だから、ログインせずに放置するのが吉だと思われます。
リーマンショック真っ只中のときは「もう株なんて買わない…」なんて思っていたけど、数年経って戻った経験があると余計に放置が正解に見えますね。
逆に言うと、数年間放置できるようなお金じゃないと投資に使ってはいけないと改めて実感しました。
今はまだ住宅ローンを完済する気もなければ老後も目前というわけでもないし、いいよいいよ数年間くらい下がっても〜もっと大きくなって戻っておいで〜、と鷹揚に見守れます。
これが60歳くらいだと「ワタシの生活費が!」と焦るでしょうね。
今は「まだまだ資産形成期だし!」と漠然と投資に回していましたが、老後は現金と株をどう持つか今の内に真面目にシミュレーションしなくては…と考えました。
リーマンショックは株以外にも仕事でイヤな目に遭ったので再来は御免ですが、一方で「株の大バーゲン来ちゃう!?」とはしゃいでいる自分もいます。
米国がリセッション突入したらアレを買うんだ…! などとウキウキしながらチャートを見てお金の計算をしているのですが、多分こうやって準備してもいざとなると機敏に動けず、結局インデックス投資の積立を粛々と継続して終わるんだろうな…という予感もある。
ま、それが心穏やかに過ごすにはそれが最適解だろうからいいんですけどね。
勉強不足ゆえに投資らしい投資はやっておらず、つみたてNISA一筋です。
個人事業主なので老後の備えが薄いのをカバーする意味もあるのですが、確定申告で全額控除になるのもありがたい。
私みたいに、
「投資のことはよくわからないから少額を毎月積み立てるだけ、市場が荒れても気にしない気にしない。」
みたいな呑気なタイプには合っているみたい…たぶん。
>「銀行口座の普通預金よりマシなら勝ち」
これこれ。私もこれですよ。
本当はもっときちんと勉強して投資したほうがいいのかもしれませんが、精神衛生上はそのくらいのほうがいいと思ってます。
ひまわりサマ
少額を毎月積み立てて放っておくのが精神衛生上ラクちんですね…。
個別銘柄をこまめに売り買いするのは成功したときは変な脳汁がダバダバ出るので笑、ハマる人の気持ちも分からんでもないですが、時間と神経を摩耗するのでワタシも不向きでした。
摩耗した分儲かればいいんですが、ヘタレなので投入する資金が少なくて、儲けられないんですよね笑
10年後20年後に多少増えていればいいなーくらいの期待値で、ぼちぼちやっていきます~。
コロナ禍で株価が下がるのは織り込み済み…ですが、ウクライナとロシアの戦争は想定外でした。笑笑
日経平均も笑える下げっぷりですからね。
年金生活者としては、少しの余剰資金で粗利を求めることもせず、コツコツ積み立て投資です。
大きな利益も出なければ損益の傷も少なく…元証券会社勤めとしても面白くないですがそんなことも言ってられません。
銀行金利より高く出れば結構。ささやかな楽しみです。
中々収束もしないので、各国ともお疲れモードですかね。もう経済大国と立派なこと言える国では無いので、きな臭い事と気象変動は勘弁願いたいです。
まだむサマ
大きく勝たなくていいから…負けなければそれでいい…の精神ですね。
暴落があったら動揺するとは思いますが、想像してみると意外と平気なのはリーマンの経験のおかげですね。
若い方は資産の小さい内に下落も経験して、今後も力強く市場で粘ってほしいものです。
ホント、戦争やら天変地異は勘弁してほしいですね〜…。
ダメージを喰らうのは庶民ですし…。
平々凡々に歳を取って静かに暮らしたいです。