ズワイガニ漁解禁!

ということで、蟹を食べに行ってきました。
冬になると、北陸へ蟹を食べに行くのが年中行事化しています。
ついでにいいお宿に泊まって、温泉に入ってまったりして、据え膳上げ膳ってラクだわ~と美味しい蟹に舌鼓。
あらやに決めたのは、北大路魯山人の作品が多く残されているから。
魯山人が書いたヤタガラスとか。

魯山人が作った灯篭とか。

魯山人の作品が宿のそこかしこに置かれていてビックリします。
あいにく書も焼き物も見る目がないものですから「へー、魯山人なんだ。良さがよくわからんわあ」ともったいない楽しみ方をしてきました(←日展でも書と工芸はスルーするタイプ)。
そそられるのは、どちらかというと家具や建物の方ですね。
風情のある中庭とか。

和室とイサムノグチのコーヒーテーブルを合わせちゃう妙味とか。

襖の引き手が九谷焼なところとか。

床の間や廊下の雰囲気もステキで、かなり好みな宿でした。
廊下も部屋もエレベータの中ですら畳敷きで、素足でリラックスできるというのも好印象。
仲居さん達の応対も非常に素晴らしく、快適なお宿でした。
さて、肝心の蟹はどうだったかといいますと。
そりゃ美味しかったですよ!
まずは先附から。

いきなりの香箱蟹(セイコガニ)です。
年内はメスが楽しめるからいいですね。油断すると蟹旅行は年明けになってしまい、セイコガニを食べられないことも多いのです。
卵や味噌、たっぷりの身を土佐酢のゼリーで寄せて。
鯖寿司も美味で、さっぱりな先附でした。
紅葉形の器も可愛らしいですね。1年のうちで大した期間も使えないのに、こういう季節感のある食器が揃っているというのは贅沢です。これが怖くて和食器には手を出せません…。
お次は椀。
柘榴の模様が美しい。

中身は蟹の真丈です。

どどーんとした柚子が贅沢ですね。ものすっごいいい香りでした。
真丈にもしっかり蟹が入っていて大満足。優しいお出汁がたまりません。
それからお造り。

器がキレイですね~! こういうのを見ると九谷焼が欲しくなります。
薬味はワサビと辛味大根。辛味大根、美味しかったです。
醤油だけでなく塩も出してもらえました。塩で食べるお刺身もいいものですね。
そして八寸。

これがとんでもなく美しくて、大はしゃぎで撮影してしまいました。
人数分の皿をどーんと大皿に盛ってあるので迫力があります。

そして個々の小皿や季節の葉っぱのあしらいが素晴らしい。

もちろん、料理も美味です。あん肝や白子が美味しかった。あー、酒飲みになりたい(←下戸のくせに酒の味が好き)。
胡麻豆腐に無花果とナッツのクリームを添えたのも美味でした。ナッツのくどさが無花果でサッパリするんですよ。
レモンの器に入った春菊の白和えも美味しかったー。
そしてメインエベントの焼き蟹です。

目の前で、炭火で焼いてもらえるという贅沢さ。
刺身でも食べられるというフレッシュな蟹を焼く場合、身がほんのり膨らんできた程度まで火を通せばいいんですって。透明感のある蟹の身をしっかり堪能してきました。

香ばしい煙や灰も堪能いたしました…。炭火で生活していた時代は掃除が大変だったろうな。と、IHコンロを使い始めて十数年になるワタシはしみじみ。
ここで炊き合わせ。またしても趣のある器です。

中身はほくほくの蕪。

淡白な蕪や小松菜に、濃厚な鴨味噌がかかっています。
白髪葱のシャキシャキ感と、ふり柚子の香りもまたご馳走です。
〆のご飯ももちろん蟹。
蟹の身も卵もたっぷりでした。

生姜が効いて美味しかったです。
はー、満腹! もう入らない! でも甘い物は別腹!
ということでアイスと果物。

アイスは栗でした。秋ですね。
たっぷり蟹を食べて、大満足の夕食でした。
スーパーの安い蟹だと冷凍物で身がシャビシャビで不味い…なんてこともありがちなので、最近は年に一度こうやって美味しい蟹を食べに行けばいいやと割り切っています。普段はカニカマでいいのさ。
次の冬はどこの宿にしようかな~と今から宿探しをしています。
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