和洋折衷の極み！ 日本初本格リゾートホテル・富士屋ホテル

箱根で寄りたかった場所のひとつ、富士屋ホテルに行ってきました。

明治時代のクラシカルな建物が大好物ですから、一度行ってみたかったのです。
そして行ってみたら、想像とちょっと違っていて度肝を抜かれました。

ワタシの頭の中では、勝手に山間に佇む瀟洒な洋館と素敵なお庭…的なホテル想像していました。
が、行ってみたら広大な敷地に近代的な建物も含めてどっかんどっかんと立ち並び、なかなかパワフルな総合リゾートホテルだったのです。

そして洋館もところどころ和のテイストが入り混じっている。

内装もなかなかの重厚感です。

お茶をしようとラウンジに行ったら、簾がかかっているし庭の池には錦鯉だし、かなり和でした。

なんだか不思議な空間だなあ…と、あまりほかでは見ない和洋折衷の雰囲気に気圧されつつまつことしばし。
来ましたよ～。お紅茶とアップルパイです。

そう、富士屋ホテルでお茶をしたかったので、ニコライ・バーグマン箱根ガーデンズのカフェは諦めたのでした。

富士屋ホテルのアップルパイは、温か冷か選べました（温を選んだからといってアイスがつくわけではない）。
シナモンの香りがしっかり効いた、そしてリンゴの程好い酸味と食感が残ったさくさくアップルパイで、美味しかったです。
周りの客も日本人なら細やかに気を配ってくれるスタッフも日本人で、いかにも日本的なワケのわからん和洋折衷の空間でのんびりして、なんだかようやく国内旅行をしているような気分になったのでした。

富士屋ホテルの館内は宿泊者オンリーの場所も多く、ワタシが触れたのはほんの端緒というカンジ。
いつか宿泊して、古き良き時代のリゾートホテルを満喫するのもいいかもね。なんて思ったティータイムでした。

 

さて、ワタシが箱根で不思議体験をする間、ブリ男はお留守番させられていたわけです。
久しぶりの外泊だったのでちゃんとお留守番できるかな～淋しがっていないかな～と、ちょっと心配しました。

夜、見守りカメラで部屋の様子を覗くと、いつもなら椅子やベッドでぐーぐー寝ているのに、ソファの背もたれに乗ってドアの方を見て「アイツ、帰ってこないぜ…」という顔をしています。
それでも日付が変わる頃になると寝落ちして、背もたれの上で餅化。
シッターさんのレポートによると、ゴハンもしっかり食べたしウンチもしたし、元気に過ごしているようです。

箱根旅行を終えて帰宅してみると、ブリ男には特に変わった様子はありませんでした。
会社から帰ったときと同じように「お腹空いたー」的に鳴き、ワタシの皿洗いの様子を観察して、出されたゴハンを瞬殺して食後のカリカリをねだるという、いつものブリさんです。
ワタシがお風呂に入ろうとしても「行っちゃダメ」という態度を取るどころか、「デカい生き物が風呂入るなら寝るわ」とさっさと椅子に乗って丸くなる始末。
おまけに夜寝ていても甘えるでもなく怒るでもなく、本当に何事もなかったように過ごしていました。

カメラを見る限りでは、ちょっと淋しそうだったのに…。
と、ワタシの方が拗ねちゃうくらい。

そのくせ、その数日後ワタシが会社に行った日は大騒ぎ。
その日は残業をしないどころか、むしろ定時より早く上がって早めの帰宅だったのにギャーギャーと大騒ぎし、風呂の準備をすればヴォンヴォンと吠えながら走り回って抗議して、入浴中もずっと洗面所で待機した挙句、夜中にデカい生き物の腕をホールドして寝たのでした。

ブリ男が淋しがるタイミングが、イマイチよく分からなくなった春の日でした…。