箱根といえば昔からの観光地で何度か行ったところだから、今更行きたいところなんてなあ…。
なんて考えていたのですが、ありましたよ、素敵な場所が。
ニコライ・バーグマン箱根ガーデンズです。
青山のショップが素敵で、リース作りも楽しかったので(作ったというか材料を選んだだけだけど)、寄ってみました。
ガーデンというか、ほぼ山というカンジ。
熊笹を刈り込んで道を作ってあるけれど、土を見るとまだまだどんどん笹が生えようとしていて、自然の力すげーとなります。
敷地の道を歩いていくと、ところどころに温室のようなパビリオンがある庭が出現します。
パビリオンの中は花の鉢が並んでいたり。
エッグチェアが緑に浸食されていたり。
森の中に突如人工的な樹木が並んでいたり。
ちょっとシュールというか、全体が前衛的なアートみたいな雰囲気ですね。体験型現代美術みたいなカンジ。
ところどころにテーブルや椅子があって、カフェで買ったものは庭で飲食OKです。
ああ~、いいねえ。癒されます。
この日はちょっと空気がひんやりとした、それでも青空が見えた気持ちのいい日でした。
ウグイスがびっくりするほど近くで鳴く以外は、風でそよそよと揺れる葉擦れの音だけが響き、何とも静か。
新緑の柔らかい緑が目に優しく、とても心地いい空間でした。
いつもは「虫きらーい。街中のマンションがいい~」と生活していますが、たまにこうやって山の中でボーッとしていると「自然っていいなあ…」と思います。
ニコライ・バーグマン箱根ガーデンズまでの道中、鬱蒼とした森の中にちらちら見える別荘らしき建物を見ては「不便で、冬は何ともならない場所だろうに、酔狂だな」と思ったのが、こんな気持ちいい空間ならのんびり過ごしたいよね…とちょっと別荘を持つ人の気持ちが分かったような気になりました。
森の中の別荘は無理でも、観葉植物や花を育てられたら。
…いや、サボテンを枯らすワタシには無理か。
これが真夏だと暑いし蚊は多いしでへこたれて、秋には寒くてへこたれてと、「やはり自然よりマンション」となったのでしょうが、ちょうど新緑の気持ちいいタイミングで、箱根とニコライ・バーグマンの魅力再発見となりました。
カフェも素敵だったけど、この後寄りたい場所があったのでぐっと我慢です。