2月5日は愛知県知事選挙でした。

面白い選挙だったかどうかというとクソ面白くない選挙でしたが、ワタシにとってはある意味衝撃的な選挙でした。
何かというと、投票所入場券となるハガキが届かずじまいだったのです。
選挙権を得てン十年、#愛知県知事選挙 の前日になるのにハガキが未着という目に初めて遭った。選管の問題なのか配送のトラブルなのか、両方なのか。
今まで当たり前に完遂されていた業務が出来ないのは、自分の住む街の荒みっぷりを見せつけられているようで恐ろしい。— りんむじんづ (@Lingmu_Jingzi) February 4, 2023
選挙権を経て四半世紀余り、こんなことは初めてです。いつも公示されると即届いていたのに。
政治信条に特別な拘りはないのですが、投票には欠かさず行っています。
子どもの頃、かつては貧乏人には投票権がない、ましてや女というだけで政治に参加する資格がない時代があったと知って「先人の苦労を無碍にするわけにはいかないなあ」と強烈に思ったのが、そのキッカケ。
自ら積極的に世の中を変えていく! という気概はないけれど、「貧乏人だから・オンナだからと選挙権を剥奪されたらブチ切れるだろうな」という程度のことは思うので、テキトーな投票になるとしても放棄するという選択肢は、ワタシにとってはないのでした。
なのでどの選挙でも投票率が低いことに困惑します。
今の選挙制度が完璧だとは思わないし、自分の一票で世の中が変わるわけないという気分を理解できないでもないけど、「使わないなら要らないよね」と取り上げられたらもっと酷いことになるじゃんね。
小学校辺りでもうちょっと歴史の教育をしっかりやった方がいいと思うわ。
という「せっかくの権利を使わないのはもったいない」精神のほか、今は投票所が行きやすい場所であるというのも欠かさず投票に行く理由になっています。
何しろ投票所はマンションから徒歩3分。
どんなに忙しい日曜日でも往復10分を捻出できないわけもなく、買い物や散歩のついでに投票へ、みたいなカンジになっています。
昔住んでいた場所は投票所が自宅からちょっと遠くて、しかも自動車が欠かせないエリアなのでてくてく歩いていくには行きづらく、かといって駐車場がほとんどないから投票所に入るのに渋滞ができるというカンジでした。あれは面倒くさかった。
投票渋滞に巻き込まれるのがイヤで、その頃は会社帰りに期日前投票ばかりしていた記憶があります。
逆に今は期日前投票の会場である区役所の方が自宅からは不便な場所にあるので、よっぽどの用事がない限り選挙当日に投票へ行くのがここ十数年の習慣でした。
なので投票所入場のハガキがなかなか届かないことをあまり気にしてはいなかったのですが。
まさか届かずじまいになるとは、驚愕でした。
ハガキが届かなくても、投票はできます。
自治体によるのかもしれませんが、少なくとも名古屋は大丈夫。
Q.
投票所案内(はがき)が届かない場合や紛失した場合、どうすればよいか知りたい。
A.
「選挙のお知らせ」は各区の選挙管理委員会から選挙人名簿に登録されている方に配布しておりますので、大変お手数をおかけして申し訳ありませんが、一度、お住まいの区の選挙管理委員会にご確認くださいますようお願いします。
なお、選挙人名簿に登録されている方であれば、「選挙のお知らせ」がなくても投票していただけます。投票所でお名前とご住所、お誕生日(○月○日のみ)を口頭で確認させていただきます。
名古屋おしえてダイヤル
あ、そうなんだ。
旅行と選挙が被ったとき、旅先にわざわざハガキを持っていって、スーツケースをガラガラ引きながら投票所に行ったけど、ハガキの紛失に気を遣いながら持ってくこともなかったんだ。
そしてハガキの手配は地区の選挙管理委員会が管轄ってことだけど、まあこういうお役所仕事ですから電話くらいしか連絡手段がないわけですよ。
忙しいときにわざわざ電話を架けるかかというと、架けませんね。
名古屋市 市区選挙管理委員会の連絡先
今のエリアに住んで十数年、フツーに選挙人名簿に掲載されているであろうことは想像ついたので今回手ぶらで投票所に行ったのですが、これが引越直後とかだと困りますね。
住民票を移動したタイミングのせいで選挙権がないのか、単にハガキが届いていないだけなのか。そして選挙権がある場合、投票所はどこなのか。選管に問い合わせないことには分からない。
選管も忙しいときにいちいち問い合わせを増やしても仕方ないんだから、ハガキの発送は確実にやった方がラクだと思うのですが、それが出来なくなっているって名古屋市ヤバくない…? と思いました。
もしかして選管はハガキをきちんと出していて、配達のトラブルのせいで届かなかったのかもしれないけど、それもそれでヤバいです。
今の時代割と何でもネットで済むので以前ほど郵便に重要性を感じてはいませんが、1日2日遅れるとかじゃなくて届くべきモノが届かないというのはとてもまずい。
どうでもいいようなサービスじゃなくて選挙や郵便のような近代社会の基本的で肝心なことを、しかも今に始まったことじゃないことをやり遂げられる能力がなくなるのは、社会のとんでもないレベルでの衰えを感じます。
そして、今回初めてハガキなしで投票所に行って、選挙っていい加減だなー…とも思いました。
あちこちで住所・氏名・誕生日を言わされるので面倒ではありますが、言えば本人確認書類もナシに投票用紙を貰えるので「なりすましし放題じゃん…」ということを初めて知った。
ハガキがあれば少なくとも名簿に掲載されているひとりであるという証明にはなるし、ポストからハガキが盗難されるなんて話も聞くから投票者をそれなりに管理しているものだと思っていました。
が、これなら投票所が混雑しているときに着替えて別人の情報を言えばひとりで何度も投票できちゃいますね。
投票率の低さを考えると「アタシまだ投票してないのに、なんで終わったことになってるの!?」と悪事が発覚する確率も低いし。
なんとまあザルな制度だなあ、きっとこのザルっぷりが誰かにとって有利だから、ザルのまま放置されているんだろうなあ…。
てなことを想像すると、イヤな気分ばかりが募る選挙でした。
とりあえず、みんな投票に行こうよ…。
誰かがあなたの名前で勝手に投票しているかもしれないよ…。
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