社会的不平等とかトランスジェンダーとか、そういう小難しい問題ではなく、服の話です。
えー、前回は探しても探しても見つからない白Tシャツの話でしたが、ワタシは買い物でいつもぐずぐずしているわけではなく、ポンポンと欲しいモノが見つかることもあります。
この冬、御殿場に行ったときも割とそんなカンジでした。
参考:冬の御殿場プレミアム・アウトレットでリンツの魅力を再発見!
そのとき、そろそろ買い替えたいと探していた黒のニットを買いましたが、それはメンズ仕様でした。
ワタシはユニセックスの服にあまり手を出さず、ましてやわざわざメンズの中から探すということをしません。
なぜかというとボンキュッボンの非常にセクシーで女性らしいボディラインだから…ならいいのですが、上背があって肩幅が広く肉づきがいい逞しい身体をしているため、ヘタすると男性に間違えられてしまうから。
取り立ててメンズライクな格好をしているつもりはなくとも女子トイレで一瞬ギョッとされることもあるので、敢えて男らしい格好に寄せることは避けています。
この「女子トイレでギョッとする」「女子トイレでギョッとされる」というのは、なかなか心臓にくるものがあります…。
職場のトイレの男女のサインが分かりづらいモノで(男性用も女性用も多目的トイレも青いプレート、みたいな)、悪気なくとも間違えて男性が女子トイレにフラッと入りがちな環境です。
同じ部署の、セクハラや性犯罪とは無縁だと信頼している良い人でも、女子トイレで遭遇すると一瞬胸がギュッと苦しくなる。
すぐに「あ、ゴメン、間違えた!」「もー、ビックリしましたよ〜」で終わる出来事ですが、それでも心臓が潰れる気持ちがします。
職場で知っている人相手でこれですから、デパートだの劇場だの公共トイレでギョッとする目に遭ったときの恐怖心やいかに。
と思うと、女子トイレで一瞬自分がギョッとされる側になると、「男と間違えるなんて失礼な」よりも先に「驚かせてゴメン…」とこれまた苦しくなります。
そんなわけで、わざわざ男性っぽい格好をするのはちょっとねーと思っています。
だがしかし。
最近のウィメンズでは好みの黒いニットが見つからない!
ワタシが欲しいのは、しっかりしたタートルネックで、シンプルなデザインの、身体のラインを拾い過ぎない、でもダボッとし過ぎない、ハイゲージのカシミヤのニット。
なのですが、最近の女子のニットのデザインは一癖あって、どうにも好みではありません。
裾がダラダラと長くてスリットが入っていたり、逆に腹が出るくらい丈が短かったり、コートが羽織れないくらい袖がボリューミーだったり、気に入らない。ババアは腹が出るくらい丈が短いニットは着たくないんだよ!
と溜息をつきながらニットを漁っていて、ふとメンズの棚を見てみたらごくごくシンプルなニットが揃っていたので手にしたのでした。
試しに着てみたら、好きなデザインでいいカンジなんですけど、…やっぱり違和感はありますね。
メンズのサイズ感がわからないので肩幅と袖の長さで「こんなものかな」とテキトーに選んで着てみたら、バストがきつい。
そうだよねー、男物ならズドンと真っ直ぐでいいもんね…。骨格とか肉づきとか男女は全然別の生き物なんだな、と改めて思いました。
結局そのときは、少し袖が長めだけどワンサイズ上のモノを買いました。
それで身頃の違和感が解消されたかというと、やはりちょっと変なカンジです。
バストが窮屈とまではいかないけど、バストからウェストにかけてのボディラインをまるっと無視してなぜこんなにズドンとしているんだ? という違和感はある。
着心地が悪いというほどでもないし、手触りなんかは気に入っているからヘビロテはしているんですけどね。
英国紳士がスッキリとニットを着ているのとか憧れるけど、あの雰囲気を自分で再現しようとするとバストを抉らなきゃいけないわ。
と、わざわざ男物を着るのはないわーと改めて思いました。
そして件のメンズニット、身頃の違和感はあるのに肩の違和感はないんですよ…。
すとんと落ちたタイプのデザインなのできっちり肩があるわけじゃないからと言えんこともないですが…、男性並みの肩幅ってことか、そりゃ女子トイレで間違えられるわけだ…。何着ていても可愛らしい華奢な女の子に生まれたかった……。
男性並みのガタイで男性並みに筋力・体力がありゃいいんですけどね。
実際は平均的な女子よりも力がないし運動音痴だし、いいことなしです。

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