ブリ男が我が家に来てから1年になりました。

ブリ男がやんちゃくれな毛玉の頃は「この子が落ち着く日は来るんだろうか…」と元気な孫に振り回される祖母のような気分でしたが、1年も経つと「やんちゃくれな時期は一瞬だったねえ」と思います。
仔猫の時期はすぐに終わるよーと散々言われていたのに。
暴れ回るうちにもっと遊んであげればよかった。

この先は今と同じように、あるいは今以上にまったりした日々が続くかと思われますので、今のうちに激動(?)の仔猫時代を振り返っておきます。
2~3カ月齢

ブリ男はウチに来た瞬間から怖気づく様子もなく、さっさとキャリーケースから飛び出て跳ね回っていました。
ゴハンも出せばすぐ食べたし、ウンチもシーも初日から元気にやった。
猫の飼育本の通りに「初日はなるべくそっとしておきましょう」という心積もりでいたのに、ウンチを踏んだブリ男を捕まえて足を洗うという暴挙に出たワタシ。
まだブリ男はぼーっとした赤ちゃんだったので、あまり気にしてはいませんでした。
ま、初日の扱いは猫によるんでしょうね…。
この頃は、目にするものを全部オモチャにして遊ぶお年頃。

猫じゃらしを取り出すだけで喉を爆音ぐるぐるさせていました。
そしてゴハンを出してもそれを無視して遊び続けるくらいの熱中ぶり。
ちゅーちゃんを放り投げてやると息が切れるまで追いかけ回してしまうので、ブリ男の様子を見ながら途中で取り上げていました。
今となっては息が乱れる前に寝そべっちゃうからなあ。
めきめきと成長して身体能力が伸びたのもこの頃。
夕方ケージから取り出すときに「あれっ、朝より重くなってない!?」と感じるほどでした。
ウチに来たときに850グラムだった体重が、半月後のワクチン接種時には1.2キログラムになっていましたからね。そりゃ日どころか時間単位で成長が感じられるわけです。
参考:仔猫の体重とフードの量
昨日まで乗れなかった椅子に跳び乗れるようになったり、ベッドからオットマンへジャンプできるようになったり、できることが増える度に「俺、すげー!」とドヤ顔する小さな毛玉が可愛かったです。

まだまだ赤ちゃん気分が抜けないお年頃なので、しょっちゅう甘えてくるのも可愛かった。
昼寝のときにはワタシの首にかじりつき、膝に乗せればそのまま眠り続け、何かあれば「抱っこ抱っこ!」とおねだりする。
なんと可愛い生き物がウチの子になったんでしょうねえ! と毎日でれでれしていました。

4カ月齢
もう赤ちゃんじゃないもん!
という態度を取り始めたのがこの頃です。

参考:猫の屈折した甘え方
デカい生き物は同居人で、ゴハンやトイレの世話をするという認識はあるものの、目薬とか嫌なこともしやがるということも把握してしまって抱っこしようとすると逃げるようになりました。
ひとりで寝れるもんね~と気ままにお昼寝することも増えたし、自力でジャンプできる場所が増えたから「抱っこしてテーブルの上を見せてほしいの」みたいなおねだりもしなくなりました。
デカい生き物は淋しいですよ…。

そのくせまだ幼いので、甘えたり不機嫌になったりと忙しそうです。
デカい生き物の腕を鷲掴みにしてギリッギリに噛んでいたのもこの頃。
参考:仔猫の噛み癖
あれこれガブガブしていたのは、乳歯から永久歯に生え変わる過程で歯茎がむずむずしていたせいもあるんですけどね。
グラグラの乳歯と並んで永久歯が生えて、歯並びがダブルになっているのは面白かった。
写真を撮りたかったけれど、痛いせいか歯磨き嫌いになってしまってそれどころではありませんでした…。
参考:猫のオーラルケア
ブリ男は口腔内にトラブルはないようで、臭いは直前に食べたフードの香りくらいしかしません。が、生え変わりの時期はさすがに口臭がありました。
このまま何らかのトラブルが発生するんだろうか…と心配したけれど、完全に生え変わってからはまたキレイなお口に戻りました。
抜けた乳歯は2本だけ発見。記念に取ってあります。
自己主張の激しい少年になったブリ男は、オモチャを見せるだけで喉ぐるんぐるんということはなくなってしまいました。
遊びたい気分のときに好きなオモチャを見せるとぐるぐるするけど、乗らないときは「別にー」という顔をする。

そういえば、この頃はワタシが帰宅しても単純に喜ばず「もー、デカい生き物、俺をこんなに長時間放っておくのひどい!」とプンプンしていることも多かったです。
夕方にカメラで様子を見ると、ドアの方を見て鳴いていました。
あんなに呼んだのにすぐ来てくれなかった! 淋しかったのに!
と怒っているんだろうな…と思うと、不憫。
「ゴメンね~。お母さん頑張って働いているから許してね~」と言いつつ猫じゃらしを振ると、最初はプンプンしていたのが次第に羽根の誘惑に負けて遊び始め、しばらく遊んでから「そういやデカい生き物にうふうふしてないわ!」と思い出したようにぐるぐる鳴らしながら擦り寄ってきたものでした(その単純さがまた可愛い)。
最近はお留守番も慣れたもので、いつもの時間に帰宅すると「やっとゴハンだし!」と嬉しそうにぐるぐるすりすりごろごろします。
ゴハンといえば、この頃ブリ男は変な食べ方をしていました。
カリカリを口に入れる。入れたままケージの外に出る。カリカリを口から出す。そのカリカリを手でちょいちょいと嬲る。また口に入れて、今度はガリガリと食べる。ケージの2階に戻って、皿から新たなカリカリを口に入れる。
これを最初にやったときは「吐いたの!?」と焦りました。
カリカリをふやかしているときにやられなくてよかったです…。
食べ物すらオモチャになるとは、遊びに貪欲だなあと感心したものです。
5カ月齢

順調に体重が3キログラム前後になり、去勢手術の日程を決めたのがこの頃。
ブリ男は5カ月半、体重3.6キログラムのときに手術を受けました。
参考:[猫の去勢]ブリ男、去勢手術を受けました。
この頃になると食欲が俄然増したブリ男さん。
当時は朝30グラムのカリカリを出し、夕方には20グラム、夜寝る前に10グラムという給餌でやっていました。んで、ブリ男が食欲大魔神になる前は朝の30グラムが夕方まで残っていることも珍しくなかったんですね。
ところが、ちょうど5カ月齢になった頃から出した30グラムはほぼ一気に完食するように。
夕方まで何も食べないのもツラいよねえ…と出勤直前に10グラム追加しましたが、多分すぐに食べてしまっていた様子。
夕食も、食べ終わってから皿を覗きに行ってカラの皿をベロベロ舐めていたので、追加カリカリを出してやっていました。
この時期は食べたがるだけ食べさせてやっていいというのでどんどん出したところ、1日に70~90グラムくらい食べていました。
2カ月前は45グラムをどうやって完食させようかと悩んでいたのがウソみたいです。
去勢手術後の投薬に備えてウェットフードを与え始めたのもこの頃。
参考:【キャットフード】ブリ男、食の楽しみに目覚める
それまでは「ウェットフードを食べてカリカリを食べなくなったら困るわ」と猫缶を避けていたのですが、食欲があまりない日でも70グラムも食べるなら充分だろということで猫缶解禁に踏み切れました。
初めてウェットフードを食べたときのはしゃぎっぷりときたら、そりゃもう面白かったです。
途中でケージから出て「あれ、美味しいね!」みたいにワタシの前に来て顔を洗い、また続きを食べに行って、また途中で「美味しいね!」と報告しがてらブラッシングしてもらい、完食した後は「あー、幸せ!」みたいなカンジで床にごろーんと横になる。
そんなブリ男を見て、更に喜ばせようとキャットフードの森に迷い込んでしまった次第です。
参考:猫飼い初心者のキャットフード研究
去勢手術直後、仔猫用のカリカリを拒否したブリ男さん。
参考:[猫のハンスト]ブリ男がカリカリを食べなくなりました…
この子はやっぱり食が細いのだろうか、手術前のもりもりな食欲が懐かしいな…とか悩んだのも束の間、仔猫用カリカリを出しさえしなければよく食べました。
そしてそのまま食欲が大爆発し、半年以上経った今でも食欲大魔神っぷりがスゴいです…。
食欲不振の猫ちゃんに分けてあげたい…、というか貰ってください…。
参考:猫の食欲が凄まじい…

6~7カ月齢
カリカリをほぼいきなり仔猫用から成猫用に切り替えたのがよくなかったのか、ブリ男が初めて血便を出しました。
参考:猫の血便! 原因と対症方法とは
その後2回血便を経験した今となっては「あああ、またか…やってしまった…」とも思うのですが、最初に小さなお尻から血が垂れているのを見たときはワタシがぶっ倒れそうになるくらいビックリしました。
参考:[悪夢再び]猫の血便、再発させてしまいました…。
参考:[猫の血便]ブリ男、またしても血便…
血便を機に食べさせ始めたロイヤルカナン消化器サポート(可溶性繊維)、最初は「ロイヤルカナンかー、まあお腹が落ち着いたら止めればいっか」なんて思っていたのに、量の増減はあれど現在も続いています。
半年以上毎日食べ続けてもまだ喜ぶのだから、猫的には美味しいんでしょうね。
この頃になるといよいよ身体は完成形に近づいて、90センチのキッチンにもひょいっと乗れるようになりました。
最初はキッチンに乗る度に叱って降ろしていたのですが、水仕事の様子を見たい欲求が強過ぎるブリ男。
いつの間にかワタシの腰にしがみついてシンクの中を眺めるようになり、遂には肩に乗ることを覚えました。
参考:[猫の躾]キッチン登攀ブーム再来と肩乗り猫
4キログラム近い毛玉が爪を立てて背中をわっしわっしとクライミングするものですから、たまったもんじゃありません。
が、首元に感じるブリ男のふわふわの毛の感触は天女の羽衣のように心地よく、皿洗いをするときには「ブリさん、どうぞ」と背中を差し出していました。

そんな楽しい習慣も、今はすっかりやらなくなりました…。
というのも、肩でおとなしく見てくれればいいのに、少しでも流水に近づこうとワタシの腕を足場にするのです。
そうなると腕が動かせなくて何の作業もできなくなるので、シンクの前でおとなしく見る分にはキッチンに乗っていいというルールに変えてしまいました。
ブリ男的にはシンクのかぶりつきで流水を眺め、ときには水にパンチする方が楽しいですから、ワタシの肩なんぞに用はもうありません。
そんなわけで冬服になる頃にはブリ男は肩乗り猫を卒業してしまいました…。冬の部屋着も続々買い替えかと覚悟していたんだけどな…。
参考:猫が来てから、部屋着がスゴいことになっています。

キッチンに乗るようになって困ったもんだよ。と思っていたのですが、この月齢にもなるとこっちの言いたいことをある程度理解してくれます。
イタズラしようとするときに「ブリさん、そこ入っちゃダメでしょ」と怖い声で言うと「そんなつもりじゃないよ!」と慌てて移動するようになりました。
料理中に作業台に近づこうとするとき、手で制して「ダメッ」と言うと「ちぇー」という顔でシンクの前で香箱を組んでいます。
おかげで刃物や火の事故は今のところなし。
一度、ジャンプした着地点に盛り付けたパスタがあって、勢いよく足を突っ込まれたことはありますが…。
8~10カ月齢
体重は4.5~4.8キログラム。

あまり食べない仔猫の頃は「1歳になる頃には4キログラムくらいあるといいんだけどねえ…」と浮いた背骨を撫でて心配しましたが、去勢後の食欲大爆発のおかげで痩せ感はすっかりなくなりました。
身体が重くなったせいなのか、それともお年頃的なものなのか、単なる本人の性格か、この頃からあまり遊ばなくなっています。
以前は何でもかんでも振れば飛びついてきたのに、大好きな羽根の猫じゃらしも「今はいいでーす。それよりゴハン!」という態度になりました。
しかも秋冬になってしまって、水を飲む量がめっきり減ってしまったブリ男さん。
水皿を増やしたりウェットフードを増やしたりと対策したものの、がぶがぶ水を飲む姿はほとんど見かけません(ウェットを増やしたから余計に飲まないんだろうけど)。
参考:【猫の給水】ヘルスウォーターボウルを買ってみた
参考:[猫の食習慣]ブリ男のゴハン、見直しました。
どこまでカロリーを摂取させてもいいのか、どの程度水を飲ませなきゃいけないのか、まだ成長途上なだけに悶々とした数カ月でした。
しかも血便を再発させちゃうし。
参考:[悪夢再び]猫の血便、再発させてしまいました…。
と、水やフードにあれこれ気を遣っていたつもりが、オモチャ誤飲事件を起こしてしまいました。もっと気を配れという神様からの忠告なのでしょう…。
参考:【猫の誤飲】ブリ男、オモチャを飲んで大ピンチ#1

この頃には「俺、独立した野獣だし!」みたいな強がりが薄れて、寝るときにはべったべたに甘えるようになっていたブリ男。
それに慣れ切っていたので、突然ブリ男が入院することになってとんでもなく淋しかったです。
いつかブリ男を天国に送り出した後は、毎日こんなに淋しいんだよね…。
ということを思い知らされ、ブリ男と無事に過ごせる毎日をもっとじっくり噛みしめようと思いました。

11カ月~1歳2カ月
1歳の誕生日の体重は、ジャスト5キログラムでした。

ブリ男の父猫もそれくらいだったと聞くし、5キログラム前後をブリ男の標準体重だと思っておけばいいようです。
「どこまで大きくなるかわからん! せっかく大きくなるなら大きくしてあげたいし、でもデブは避けてあげたいし」とフードの量に神経質になっていましたが、目安らしいものができてちょっと落ち着きました。
結局、ブリ男の1日当たりの摂取カロリーは240~260キロカロリー程度で半年間やっています。
最初は「成長期には足らんかな…」と心配していたのが無事に5キログラムのむちむちブリショーになったので、特に少ないということもなかった模様。
今後のフードの与え方については、ワクチンのときに獣医さんにアドバイスをもらって決めようと考えています。
ブリ男の様子はどうかというと、相変わらず我が家の王様として部屋中をのっしのっしと歩き回り、ダブルベッドを占領して寝ています。

仔猫の頃みたいにヘソを曲げたり不機嫌になることもほとんどない。

…と思って油断していたら、不満を表面に出さないだけで我慢していることもあるようです。
部屋の隅に座ってぼーっとしていると思っていたらやけに視線を送ってくるので「遊ぶ?」と訊くと大はしゃぎ、なんてことが多い。
「遊びたいけどデカい生き物何かやってるしなー」なんて我慢していたみたいです。
食べたいときはワタシが寝ていても遠慮なく叩き起こすから、ホントに我慢ならんときは何らかの自己主張はするとは思うんですがね。何となく遊びたいなーくらいだと黙っているので察するのが難しいです。
きっと今までワタシがブリ男の「遊んで」サインをいっぱい見逃して、そういうクセがついちゃってるんだろうなあ…と反省しきり。
ブリティッシュショートヘアは我慢強いと言われます。
ブリ男はデカい生き物と1対1で暮らしているんだから、もっと我儘言っていいんだよ。と言いたくなるほど黙っています。
ストレスを溜めないように気をつけてやらねば。
参考:猫を飼うならブリティッシュショートヘア

1年間ブリ男と暮らしてみて、去年のワタシに言いたいことは。
- そんなに神経質にならんでも猫は大きくなる。
- ブリ男は無茶しない子だから心配すんな。
- でも誤飲にはもっと気をつけろ。
- 仔猫時代は一瞬だから油断すんな。
- すごく幸せな1年間だぞ。
ということでしょうか。
ブリ男と初めて会ったとき、ワタシの腕の中で眠ってしまったブリ男を見て「ワタシの人生で唯一の猫はこの子かもしれない」と感じた予感は本物でした。
と確信が持てるくらい幸せな1年間でした。
「デカい生き物、一緒に寝んねしようよ~」とごろごろしながら手を伸ばしてくるブリ男を見ると、ブリ男もそれなりに幸せなんじゃないかと思います。

この1年間のような急成長を見守る楽しみは終わってしまったけれど、デカい生き物との生活に慣れた可愛い毛玉とまったり暮らす楽しさも格別なものです。
これからもブリ男と楽しくゆっくり暮らして、いつかブリ男がおじいちゃんになったときに「ブリ男が小さいときはね」なんて昔話をしたいものだ。その頃にはブリ男も猫又に片足を突っ込んで、ワタシの言葉を今より理解するかもしれない。なんてね。

ブリさんはお母さんの宝物ですよ。
と寝る前に語りかけると、それだけで喉をぐるんぐるん鳴らす猫が可愛いです。

コメントを残す