【追記】ブリティッシュショートヘアを飼って1年経った感想を追記しました。
相変わらずiPhoneが嫌いで、向けるとムッとした顔になります。
このすぐ後、ベッドで丸まってイビキをかいて寝始めました。
ダブルベッドを占拠する猫。君に猫ベッドというものは要らんかったねえ…。
参考:猫ベッドはお気に召さないらしい
さてブリティッシュショートヘアの男の子、ブリ男さん。
ワタシは「猫を飼うなら絶対にブリショー」と決めていたわけではありません。
雑種でも何でもいい、毛皮の色柄も問わない、好みの顔立ち(丸顔で目くりくり)でワタシに懐いてくれるコならそれでいい。と考えていました。
しかし猫飼い初心者のワタシには、どう育つかわからない雑種よりはある程度性癖やサイズの見当がつく純血種の方が安心です。
保護猫は留守時間の長いひとり暮らしには譲ってもらいにくいという事情も相まって、ブリーダーさん宅やペットショップを巡っていろんな仔猫を見せてもらうようになりました。
その中でブリショーだのアメショーだのデカくて頑丈な猫がいいなと思い至りました。
ブリ男と暮らしてまだ2カ月余ですが、その期間に感じた「ブリショーとはこういう生き物か」と感じたことを紹介します。
毛皮
ブリショーやロシアンブルーの毛皮をなぜ「ブルー」と呼ぶのかよくわからんかったのですが、確かに明るい場所でまじまじと見るとグレーというよりブルーグレーっぽいです。白人の目にはかなり青く見えるのかもしれん。
この色柄にこだわったわけではない、むしろアメショーやサバトラのような模様が好きだったので、ホワイト×ブルーの牛柄猫と暮らしていることが今でも不思議です。ご縁ですな。
ブリ男は、割安価格だったと思います。
多分、このキレイなハチワレではない辺りで価格が落ちてしまったのかと。
ワタシとしてはこのブラックジャックみたいな柄がキュートに見えたんですけどね。
獣医さんや動物病院で会う飼い主さん達にも「半分こなんだねー」と面白がってもらえて楽しいです。
【追記】
ブリ男を飼い始めてからもちょこちょこペットショップを覗き、ついブリティッシュショートヘアに目が向いてしまいます。
そしてその度に価格の高さに目玉が飛び出そうになります…。
確かに高い子は色柄がキレイだけど、顔はブリ男の方が可愛いのになー(親バカ)。
抜け毛はそんなにひどくはないです。
というのは、今年の春に抜けたのは産毛だからそう思うだけかもしれません。
そりゃまあ撫でれば手が毛だらけになるけど、長毛種の犬を飼った後だと「ブラシでひと撫でしたら束で毛が抜ける」なんてことにはならないので「この程度しか抜けないのか」と思います。
猫の場合は犬と違って自分で舐め取っちゃうしなあ。
ルンバの中身が淡いグレーのふわふわになっている辺り、それなりに抜けているようですけどね。
参考:\悲報!/ ブリ男、ルンバに乗らない
抜け毛が少ない猫種なので、毛玉を吐きもしません。
一度だけ毛まみれのカピカピ米粒が床に落ちていて「やーねー、ワタシったらご飯をこぼして」と思ったのですが、あれはよくよく考えるとブリ男が吐いたのかもしれない……。という程度です。
【追記】
ブリ男も嘔吐デビューしました。
参考:猫が初めて毛玉を吐いた。
抜け毛は、去年に比べて身体のサイズが倍以上になっているので、増えた実感はあります。
が、長毛の犬のことを思い返すとラクですね。
鳴き声
ブリショーは静かだと言われますが、ホントに鳴きません。
ワタシに何か訴えたいとき、黙ってワタシを見ているか、ワタシが見てないところで腹見せゴロンをしているか、サイレントニャーをしているかなので、気づかないこともあります。
気づかないワタシに業を煮やしたブリ男は、ワタシの脚にタックルをかましてくる。
落ち着いているときは「ぽふっ」と抱きつくだけだけど、イラついていると爪を立てて噛んでくるのでかないません。
サイレントニャーは可愛いし嬉しいけど、お母さんが見てなかったら低い声で鳴いていいのよ…。
赤ちゃんだったときはそれでもまだ鳴いて、抱っこしてほしいときにはアンアン、構ってほしいときにアッ、ウンチが出るときにアッ、はしゃいでワタシに飛びかかってくるときにはキュルッ、どこかにジャンプするときは「せーの」的にニャッ、むりやり抱っこされるときはキャー、グズりながら走るときはキュルルルルルルルッと言っていました。
最近グズることも減ったし、ただでさえ「あまり鳴かないな」と思っていたのにますます鳴かなくなったような。
なのでたまに鳴こうとしても最初は上手く声が出ないのか、「…アッ、…ンギャッ、キャッ、ンナー、ンナーォ」と猫らしい声を出すまでに時間がかかっています。
その鳴くのも日に1回あるかどうか(ケージから出してほしいときに鳴くかどうか←ケージも1日に1回は必ず入る習慣なので出してほしがるときが珍しい)なので、いつまでも「…アッ」というか細い声しか出ないのではなかろうか。
遊びに夢中なときは、声を出すというか「んっ」と声を漏らすカンジです。
もっと鳴いてもいいのよーと思うけど、マンション住まいにこの静かさはありがたいです。
参考:マンション、買い替えちゃう!?
【追記】
大人になっても相変わらずあまり鳴きません。
ワタシを朝起こすときと、ゴハンの時間にワタシが部屋から出ちゃったとき、あとはたまにワタシの気を引きたいときくらいです。
飼い主にも鳴き声がレアなので、朝ブリ男の可愛い声を聞きたくて寝たフリをしています。
体格
オスの大きい子は7~8キログラムにもなるというブリティッシュショートヘア。
ブリ男もがっしりしています。
実家で飼っていたのが15キログラムの中型犬で、多少雑に扱ったところで簡単に死にゃしないという安心感がありました。
その後に2~3キログラムの生き物を飼うとか想像できない。ちょっと腹を壊したらすぐに死んでしまいそう。
と思って、大き目で頑丈な猫がよかったんですね。
ブリ男の安心感のあるずんぐりむっくりな手を見る度にうっとりします。この様子だとデカくなるねー。
【追記】
デカくなりました。
参考:【猫画像】ブリ男、ただただ可愛い
2キログラムにもなると、がっしり感が半端ないです。ガツッとつかんでも平気。骨太でずっしりしている。
これが5~6キログラムになったらどんだけマッチョになるんだか…とドキドキしています。
ブリショーを飼うと、「繊細」とか「華奢」とか「儚い」とかとは無縁になります。
好きな部位は顎の下。
↑この頃に比べると立派な頬になってきて嬉しい。うわあ、チェシャ猫だねえ! となでなでしちゃいます。
犬でも魚でも顎の下が好きなんです。
↑ジンベイザメの顎の下も撫でてみたい。
性格
これはもう温厚そのもの。
ワタシはブリ男の威嚇をつい最近まで見たことがありませんでした。
ワクチンを打ちに動物病院に行ったとき「猫生初のシャーが出るか!?」とワクワクしていたのですが、爪を切られるときに「ギャッ!」と叫んだだけでした。そして叫んだ割には痛いわけではないので「あ、拍子抜け…」という顔をした。
参考:ブリ男、ワクチンを打ちに初めて動物病院へ行く。
初シャーは何かというと、スピーカーの新しいケーブルを噛み切ろうとしてワタシと友人で寄ってたかってド叱ったら、ビビッたらしくて「シャー」の顔をしていました。でも声の出し方がわかんないらしく、シャーの顔して終了。
(ケーブルは1本噛み切っちゃったんですよ…。電源コードには執着しないから油断していたら、細いケーブルは夜な夜な噛んでたらしいです。ガブガブ王子め。)
しかし温厚でマジギレはしないといっても不機嫌にはなります。
小さいときはワタシが思うように遊んでくれないと、グズってキュルルルと鳴きながら走っていました。眠いわ遊びたいわワケわからんくなるんですね。人間の赤子と一緒だ。
そしてワタシの食事の探索を邪魔したときもムッとしていた。
「デカい生き物は僕のことをちっともわかってなーい!」的に「ニャニャニャッ!」と鳴いて、ケージの上にシュバババッと駆け登り、上に置いてあったタオルに噛みついてループをビリッビリに裂いていました。
それがこれまで見たことのないような般若顔で「ああ、この子も怒るんだ」とビックリして笑っちゃいました。
そしてイライラしてもワタシに当たらず物に当たる辺り、なんて優しい子なんだろうなあと感心したりして。
最近はほとんどグズらないし、食事の探索を邪魔してもさほどムッとしません。「邪魔すんのやめてよ」的にワタシの指を噛むフリをしたり前足で制したりするけど、それだけ。
ワタシの食器に手を出そうとしたらテーブルから床に降ろすのですが(テーブルの端でおとなしく見る分には許容している。なぜならワタシの手が届かないから…)、そのときも喉をぐるぐるさせているので、一種のプレイだと思っているらしいです。
耳掃除や歯磨きや爪切りは嫌がるけど無言で喉を鳴らしているし、病院に連れていくためにキャリーバッグに入れたときも喉を鳴らしていたし(しばらくしてホントに閉じ込められたことに気づいてからやっと鳴き出した)、温厚にも程があるんじゃないかと呆れてしまうほどです。
自立心もあって、ワタシがいないと問題行動を起こすということもなく大抵は静かに寝ています。
もっとも、それは不安や淋しさを我慢してジッとしているような節もあります。
参考:ペットの見守りカメラを導入!【Withings Home】
ブリショーは不満があってもうるさく訴えずに耐え忍んでしまう性質らしいので、「良い子にしているから」と油断していると知らないうちにストレスを抱え込んでしまうかもしれません。
ワタシもブリ男は大らかだなーと気を抜いてますが、実際はあれこれ我慢させてるんだろうな。
【追記】
相変わらずおっとりさんです。ワタシに嫌なことをされても(目薬とか)怒る様子がありません。ムッとはしているけど。
獣医さんには「フー」と唸るようにはなりましたが、唸るだけで暴れることはしないです。お利口さんです(親バカ)。
なぜブリ男に決めたのか
抱っこしたときのフィーリングですかね。
「この子かな」と思った子がたまたまブリショーだったということで、ブリ男がアメショーやスコティッシュでも「この子かな」と思ったに違いない。
それまでも可愛い子や懐っこい子を抱っこして「この子を連れ帰ったら楽しいだろうなあ」と思うことがありました。でも、最後まで責任を持って面倒を見る覚悟を決めるには至らなかった。
ブリ男は最初に抱っこしたときにぼーっとしていて、顔だろうが腹だろうが尻尾だろうがどこを触ろうが嫌がりませんでした。
今にして思えばアレは眠いだけだったんだけど笑
そのうち目が覚めてきてワタシが着ていたパーカーのファスナーの金具をぱしぱし叩き始めたのですが、それがまあへなちょこ猫パンチ。
爪を出さずにぽふぽふぽふぽふっと叩くだけで「この子はちょっと鈍くさいかもしれん」と思いました。
ファスナー叩きに飽きた後は、ワタシの腕をべろんべろんに舐める。とにかく舐める。ずっと舐める。ヒリヒリするほど舐める。
その挙句に抱っこのまま寝てしまうというリラックスぶりでした。
ひょっとしてワタシの運命の猫はこの子かもしれん…!
と思い始め、散々迷った挙句に直感を信じて迎え入れることに。
第一印象通りおっとりとした甘えたさんで、しかも健康ですくすく育ってくれるという飼い主孝行の良い子です。
可愛い盛りを育てさせてもらったお礼に、ブリ男には幸せに過ごしてもらいたい。
そのためにも我慢せずにもう少し自己主張していいのよ~。でもお母さんの食べ物はガブリしちゃダメよ~。と言い聞かせながら育てています。
【追記】
「この子かな」と感じた予感は本物だったようで、「デカい生き物しゅきしゅき!」と甘えてくれるいい子です。
仔猫も可愛かったけど、べったべたに懐いてくれる大人の猫の可愛さはひとしおですね。
参考:《猫生活1周年》仔猫の1年間の成長過程を振り返る