ディズニーシーのホテルミラコスタに宿泊したら、なんとスイートにアップグレードしてもらえました。
シーに行くと毎度「ミラコスタに泊まってみたいなー」と思いつつ、カネを惜しんだり都心で遊ぶことを優先したりして、いつも日帰りだったり安いホテルだったりしました。が、このときは平日休みが取れましたので、週末や繁忙期ほど高くはあるまいよ! と意を決して空き状況を検索しました。
が。…高いですね、ミラコスタ。
料金表を見て心が折れそうになりました。でも、せっかく最安クラスの部屋が空いているんですもの、奮起して予約しました。
ポルト・パラディーゾ・サイドでも安い部屋では港ではなく街並みしか見えないらしいですが、仕方ない。ま、雰囲気が味わえればよしとしようと思って予約しました。
さて、ミラコスタを予約してから宿泊者特典をチェックしてみました。
いろいろあるんですね。
一番「へー」と思ったのは、混雑時にでも入園できることです。当たり前? なんか、いつも「せっかく行くのに入場制限がかかったらわやだがや」と思って事前にチケットを買っていたので新鮮でした。
ほかに嬉しかったのは、ディズニーリゾートラインが乗り放題になること。リゾートラインって高いですもんね。乗り放題になったら気兼ねなくイクスピアリに行けます。
と思っていたら、舞浜でリゾートラインのチケットが受け取れるのは17時まででした。東京で呑気に遊んでいたワタシが舞浜に着いたのは17時30分頃。あらら、詰めが甘かったです。そんなわけでホテルまでの料金は払うハメになりました。
シー・ステーションにはミラコスタ直結の出口がありました。これだけでスペシャル感があります。予め場所を聞いておかなかったら、見過ごして遠回りするところでした。
ロビーは豪快な吹き抜けです。これを見る限りではディズニーなカンジがしませんが。
ちゃんとミッキーがいます。
ここまでですっかりテンションアップ。うきうきしながらチェックインしました。
するとスタッフが「これはご相談なんですが」と言います。何かと思ったら、その日はミラコスタ・スイートが空いていて、ワタシが予約していた部屋のワンランク上の料金を払ったら使ってもOKとのことでした。
それって1万少々払えば25万円の部屋が使えるってことですか!?
そらもう「アップグレードします!」と即答でしたよ。25万円自腹を切る日なんて絶対来ませんからね。
港が見える部屋が空いていたら変更してくれないかな~くらいの期待はしましたが、まさか最上階のスイートまでググーンとランクアップするとは思いませんでした。ラッキー!
ミラコスタ・スイートへ潜入!
まず目に飛び込んでくるのが、廊下の絨毯です。ミッキーだ。可愛い。
贅沢なお部屋です。スイートな内装が女子のプリンセス気分を刺激します。
ミラコスタのテーマはピノキオってことで、あちこちにキャラクターが隠れています。
こちらはベッドのヘッドボードの刺繍。
鏡の縁にも。
ほかにもベッドカバーやすりガラスなど、いろんな場所にキャラクターが潜んでいました。見落とすまじ! と目を皿にして捜索しちゃいました。
しかし何より素晴らしいのは、窓からの風景です。
ワタシのためだけのシー! すごく贅沢です!
チェックインした後はランドかシーに繰り出そうと思っていましたが、この風景を見たらそんな気は失せました。夕日を眺めて部屋でぼーっとしているだけでシアワセです。
夕食はシーを一望できるレストランで、なんて企みもご破算に。だって部屋でゆったりシーが堪能できますからね。てなわけでルームサービスにしました。
ルームサービスってホテルによって当たり外れがありますよね。しかもランドやシーってそんなにご飯が美味しいイメージがないので、ミラコスタもその延長であんまり期待していませんでした。
ところが、充分に美味しかったです。味が良くてゆったり食べられるなら、高いルームサービスでも大満足。散らかしても平気な広さのスイートだからこその楽しみ方です。
ハーバービューの特典? ショーを部屋から見られるよ!
さて、ハーバービューってことはショーがバッチリ堪能できるってことです。
ランドやシーのショーの時間帯はアトラクションや買い物狙いで、あまり真面目にショーを見たことがありませんでしたが、さすがに部屋から一望できるなら見ますとも。
あいにくワタシの腕では夜景が上手く撮れないので、写真がありませんがご容赦を。
ミラコスタ・スイートにはテラスがありません。それはちょっと残念。
事故防止のため窓もちょっと開く程度。それでもショーの音はちゃんと聞こえました。
視界を遮るものがなく見下ろしている状態ですから、ミッキーもミニーも花火もレーザーも火山も見落としナシです。
大勢でわーっと盛り上がる雰囲気は楽しめませんが、その代わり「うむ、ワタシのためだけのショーの開催、ご苦労」と勘違いできます。これはかなり贅沢でした。自分のためだけの、これほどのショーにおカネを払っていると思えば、ミラコスタの料金は納得なのかもしれません。
いや、それでも25万円は払えないか…。
ショーの後は閉園時間に急いで帰る人達を眺めながら、部屋でだらだら飲み食いして寛いでいました。
閉園後も街灯はついているし、しばらく音楽も流れていたので、非日常的なうきうきの雰囲気は継続してずっと楽しめました。ホントにね、夜遅くまでゆっくり楽しむ外国に来たような気分です。
目を凝らして閉園後のシーを見ると、歩き回るスタッフの姿が見えました。他には、いつもは絶対見られない業務用のバンが園内を走る姿なんかも。
バックヤードを見せるなんてディズニーとしては絶対避けたいことでしょうに、よくクローズした園内を見せるホテルを作ったなぁと感心しました。「ミッキーの頭を持ってだらだら歩く中の人」とか見られない自信があるんでしょうね。
宿泊しないと見られないシーの夜明け…なんてものを堪能したいと思いましたが、眠気には勝てず。結局日付が変わった頃には快適ベッドにダイブしていました。
翌朝、爆音にびっくりして目が覚めました。
何ごとかと思ったら、なんと昼のショーのリハーサルです。
おお、ミッキーだ。朝の8時前にお疲れさん。
リハーサルといってもゲネプロです。衣装もスタッフも花火すらもぜーんぶ本番通りでした。こんな特典があるとは。
ショーの本番では、平日でもこの混雑っぷりです。
こんなの見ちゃうと、「うむ、ワタシのためだけに演出として集まってくれた諸君、ご苦労」とますます勘違いします。まさかミラコスタにこんな楽しみ方があるとは思いませんでした。それもこれもばっちり展望できるスイートに泊まれたおかげです。
というわけで、ミラコスタとシーで24時間どっぷり夢の国に浸かってきました。
またぜひミラコスタに泊まりたいとは思うのですが、スイート以上の感激はないだろうな…と思うとその後宿泊する勇気が出ません。次に泊まれるのはいつのことやら。
アップグレードしてもらうには!?
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4 thoughts on “旅ログ ~ディズニーシー・ミラコスタで贅沢スイート~”