ブリ男、健康診断の採血のための絶食と戦う

ブリ男、今年も動物病院でワクチンを接種しました。

初めてブリ男をワクチンのために動物病院へ連れて行った日、ちゃんとキャリーバッグに入れられるかしらとドキドキしたことが懐かしいです。
今となっては「ハイハイ」とバッグに押し込めるし、ブリ男も病院だからととりわけ怖がることもないし、ワクチンを打ちに行くのはさほど困難ではありません。

が、血液検査のために絶食をさせるのは緊張を強いられます。

それなら血液検査をしなければいいじゃーんとなるところですが、ブリ男は仔猫のときから肝臓関連の数値がちょびっと悪くて要経過観察なので、定期的に血液検査をしたいのですよ。
参考：【猫の血液検査】ブリ男、あの数値に変化が…！

とはいえ今のところすぐにどうこうという数値ではないので気楽なものです。それよりも、検査のために食いしん坊に絶食をさせることが心配。
以前、カリカリマシーンをストップできてなくて血液検査の前にゴハンを食べてしまったとき、一応検査はしてもらったのですが血糖値の結果が「？？？」というカンジになったので、やはり絶食は必要なのです。

病院からは、検査前８時間は絶食するように指示が出ています。

ワクチン接種は、万一接種後に体調を悪くしたときに病院に駆け込めるよう朝イチに行くのが好きです。
開院と同時に打ってもらうとして朝の９時。てことは夜中の１時までは食べさせられるけど、それ以降はダメです。朝３時半に「お腹空いたー」と大騒ぎする坊ちゃんに可能かな。

…これ、今思ったのですが、フツーに朝ゴハンを食べさせて夕方ワクチン接種の方が生活リズム的にはラクかもしれません。
ワタシが出社する日は昼間半日絶食とかよくあることですし。ワクチンの日は朝からワタシが８時間外出し、夕方近くに病院へ行くという方がいいのかも。
でも、お腹空かせたところにデカい生き物が帰宅して、やっとゴハンだ！ いぇーい！ となっているところに無理矢理バッグに入れられて病院へ拉致され、あまつさえチクンされたら、温厚なブリさんもさすがに激怒しそうです。
空腹で張り切っているブリさんをキャリーバッグに入れられる自信もないので、来年も朝イチワクチン作戦は継続させそうな気がします…。

 

さて、ワクチン接種前夜。
この日は夜中にゴハンを食べさせるために、珍しく夜更かししました。

最近は、夜寝るときは枕元でベタベタ甘えたさんモードなブリ男さん。

 

この投稿をInstagramで見る

 

りんむじんづ(@lingmujingzicom)がシェアした投稿

これ、冬の間は布団の上から動かないし、もう少し暑くなるとベタベタしなくなるし、春秋の短い期間限定なのです。
なのでブリさんがベタベタモードのときはワタシもなるべく長くベッドに居たくて、就寝前はベッドで読書が最近のスタイルです。

それなのに、この夜は珍しくデカい生き物がソファでテレビなんぞ観ているから、ブリ男は困惑していました。
録画しておいた映画なんかを消化しつつ、ワタシも明日の朝はブリ男に付き合って食べないつもりだから寝る前なのにおやつを食べたりして、自堕落な連休を存分に堪能。
ときどき、ブリ男が「デカい生き物だけズルーい」とおねだりに来て、そして珍しく「あーとーで」とか「ないよ」とか言われず「あらあら、ブリさんもお腹空いたの。おやつ食べる？」とか何とか言われて甘やかされ、困惑していたはずのブリさんも上機嫌。
日付が変わる頃にはしっかりウェットフードも出してもらい、満腹になって一緒にベッドに潜り込むという幸せな夜でした。

いつも通り朝（というか夜中）３時半にデカい生き物を起こそうと、ワタシの頬っぺたをぶにっと触ってきたブリ男ですが、空腹度合いからして「まだ朝じゃないのかな…」と自信が持てなかったらしく、それ以上起こそうとしてきませんでした。
これがお腹が空いていると「うおおぉぉぉおん！」とか言いながらワタシの上を飛び跳ねますからねー。さすがに３時間前に満腹になったばかりだと「違うかな…」と思うらしいです。
というわけで、珍しく８時近くにアラームが鳴るまで寝ることができました。

ワタシが起きるとブリ男はシュババッとカリカリマシーンの前に移動し、「カリカリマシーンがなんかおかしいんだけど……！」みたいな顔をして訴えてきます。
それ、壊れてないんですよ。デカい生き物がタイマーを解除したんですよ。と説明してもブリさんは理解できず、「おっかしーなー」という顔でカリカリマシーンを見つめていました。

もっと怒るかと思いきや「妙だ妙だ」とソワソワしているカンジで、ワタシの化粧中もおとなしく待っています。
化粧完了後は、いつもカリカリをもらえるので（出勤する前にゴハンをあげる習慣のせいで）ウキウキでリビングに戻ったところ、デカい生き物に捕まってキャリーバッグに押し込められたブリさん。
さすがに不本意だったようで、バッグの中から「きゃー」と文句を言ってました。ゴメンね。

 

さて、病院の開院時間と同時に受付を済ませ、程なく診察室に招き入れられました。

この日の獣医師さんは若い女医さん。それに、美人の看護師さんもついています。
キャリーバッグから出されたブリ男も好みの若い美人が揃っているのでご機嫌なのか、唸ることもシャーすることもありません。現金な男だな。
爪切りで看護師さんに保定されている最中もウフウフした顔で看護師さんを見上げ、「きゃー、見てますね～、可愛いですね～」と看護師さんを喜ばせていました。ブリ男が不安がらないようになでなでしているワタシの立場は、どこ。

その後、最近の体調なんかを話している隙にワクチンをチクン。
一瞬過ぎて痛がるヒマもないというか、気づいていないんじゃないかなーというカンジです。

採血のときはワタシは診察室から追い出されました。
ワタシがドアを開けると出ていっちゃうのがブリ男にもわかったらしく、「行っちゃうの…！？」と必死な顔をしていたのが可愛かったです。
しかし診察室の真ん前で待っていても中からは注射器のガチャガチャという音しか聞こえてこなかったので、大人しく採血させたようでした。

この日のブリ男の体重は5.34キログラム。
おおお、5.4キログラムを切るのは久しぶりだ！ ずーっと5.4～5.6キロから動かなかったのに。見事ダイエット成功です。
何をしたかというと、5.6キロを超えてさすがにヤバいとなってから、朝その日の分のカリカリを計量する際、少し減らしました。
カリカリ数グラムじゃ大して効果はないだろう、まあ現状維持できれば。くらいに考えていたのが効果があったので、今までほんのり食べ過ぎていたらしいです。

ブリ男によく食べさせているアルモネイチャーの推奨は、５キログラムの猫だと１日当たりの給餌量はウェットフード110グラム＋カリカリ40グラムです。
ロイヤルカナンのブリティッシュショートヘア用のカリカリを参照すると、活動量の少ない子ならウェット85グラム＋カリカリ30グラム。
ブリさんは狭い部屋で過ごしているからウェット75～100グラム＋カリカリ25～30グラムでいいかなーと考えていたのですが、このカリカリを23～28グラムくらいに減らしました。
カリカリは栄養の塊なんだなー。数グラム減らしただけで効果があるのか。デカい生き物ももう少し食べる量をシビアに管理して、ブリさんの後に続かねば…、と反省しました……。
（なぜカリカリの量に幅があるかというと、カリカリマシーンに掃除機ヘッドが当たって数粒ころんと出てきてしまったり、デカい生き物の手元が狂ってグリニーズを多く出したりするからです。）

ブリ男が成猫になったばかりは「５キログラムくらいが適正かなあ」と獣医師さんに言われたものの、あっという間に5.5キロ前後になってしまい、それでずっと落ち着いているので最近は獣医師さんもとやかく言わなくなっていました。
若い頃ずっとちょいポチャ猫だったのが中年になってからキュッと引き締まったスリム猫を目指すのもさすがに無理があるような気がするので、５キログラム台前半を維持するのが現実的なところかな、という気がしています。
仔猫のときは痩せて食が細いのが気になって、去勢手術の後はポチャ猫街道驀進が気になって、とブリ男の体重管理に腐心してきたのが、ようやく落ち着いたような気がしてホッとしました。

 

病院から帰宅して、すぐに遅めの朝ゴハンです。
特に変わった様子はなかったものの、やっぱり疲れたようで、その日はいつもより長めのお昼寝時間でした。
そして慣れない夜更かしをしたのでデカい生き物も疲れて、ブリ男と一緒に昼寝していました…。

驚いたのが翌朝。
いつも通り早朝にブリ男に叩き起こされた…と思っていたら、空が白み始めているではないですか。
慌てて時計を見ると、いつも通り４時前だと思っていたのが寝ぼけて勘違いしていたようで、５時になろうとしていました。
ちょっと体内時計が狂ったらしく、ワクチンの日からブリさんは５時起きが続いています。いつもこれくらいの時間に起こしてくれれば充分なのよ…。

さて、血液検査の結果はどうかな。
今年も大きな問題ない数値だといいのですが。