猫の下痢と嘔吐が続いたので病院に連れていったけれど。

残暑のせいか、猫がお腹を壊しました…で書いた通り、8月末頃から緩いウンチと嘔吐を断続的に繰り返したブリ男さん。

猫
カーテンの裏からひょっこりはん

ま、一時的にお腹壊すこともあるよね。とは思いつつ、最近は水をよく飲むようになって、「腎臓がイカれていたらどうしよう…」と不安になり、動物病院に電話を入れて予約を取りました。

電話で「当日、ウンチが取れたら持ってきてくださいね」と言われたものの、その日の朝は不発。
なぜだ。この夏はずっと朝3時とかにウンチをしていたじゃないか。
仕方なく、本猫だけ連れて病院に行くことになりました。

さーて、おとなしくキャリーバッグに入ってくれるかな。
と、一応心配らしきことをしてみたものの、今回もさっさと捕まるちょろいブリ男さん。
ワタシがキャリーバッグを運んできたのを見て不穏な気配を察知したような顔はするのですが、「どうしようどうしよう」とオロオロして隙だらけになるので、容易に捕獲されるのでした。

道中は狭いバッグの中で身体の向きを変えたりして落ち着かなかったけれど、病院の待合室に座ってしばらくするとバッグの中でどたーっと力を抜いてリラックスする様子が膝に伝わり、相変わらず病院に対してあまり緊張しないタチのようです。

さて、いつもは何事もなければ日曜日に病院に行くことが多く、大抵は決まった獣医師さんに診てもらいます。
今回はイレギュラーに平日に飛び込んだので、予約の電話のときに「ご希望の先生は?」と訊かれました。
えっ、指名制? そんな整体とかキャバクラみたいな店だったの?
ブリ男の去勢手術を担当してくれた先生が面白い人なので一瞬お願いしようかと思いましたが、あいにくお名前をど忘れして「どなたでも大丈夫です〜」と答えてしまいました。
と、無指名で臨んだら、初めての美人獣医師さんでした。

キャリーバッグからブリ男を取り出すと「可愛い可愛い」と連呼する女医さんと看護師さん。
体重は4.8キログラムで、もうちょっと太ってもいいですねというカンジ。いいねえ、デカい生き物の脂肪を分けてあげたいわ…。
もう少し日々のカリカリを増やしてよさそうですが、食べる量を増やすとお腹を壊すんだよねえ。

目や耳のチェックや触診、聴診をされるブリさんは、憮然としていますがおとなしいものです。
「いつもおとなしいんですか?」と訊かれたので「はあ、そうですね。どっちかっていうとおっとりさんだと思います」と答えると、その女医さんがブリティッシュショートヘアに当たると大抵の子は怒っているらしいのでブリさんの態度が珍しかったようです。
女性には怒らないんですよ〜。男性の獣医師さんにはたまにシャーするんですけど。

なんて話をしつつ、最近のウンチの様子や嘔吐の頻度、水を飲む頻度が上がったことなどを説明し、血液検査とエコー検査をすることになりました。
では飼い主さんは待合室で…となってワタシが診察室を出ようとすると、診察台の上でブリ男が慌てて立ち上がりました。
「ブリさんはまだなのよ〜」と人間達に笑われるブリさん。診察室の犬猫って面白いですね。

ブリ男の病院は、簡単な血液検査なら院内でやってしまうので、検査結果が出るまで待たされます。
30分くらいは待つかなあ。その間ブリ男は診察室だか処置室だかに預けっぱなしになるのでヒマです。
仕事を持ってこりゃよかったかなーと思いつつ、スマホで読書して時間を潰していました。

しばらくしてから診察室に呼ばれて検査結果を聞きました。

肝臓関係のALTやASTの数値は相変わらず悪いです。
ALTが547、ASTが80と、特にALTが基準値を振り切って悪い。
ですが今に始まったことではなく、春の検査時から傾向は特に変わらないからいいでしょう、とのこと。
腎臓関係や脱水症状なんかの、尿素窒素やクレアチニン、ナトリウム、クロール、赤血球などは正常値でした。

エコー検査の写真も見せてもらいましたが、…相変わらず素人目には何がなんだか。
いつも見せてもらう肝臓のほか、腎臓や膀胱、腸なども説明してもらったけれど、「ほほー、これが腸壁ですか」としか言いようがない。
どの臓器も特に異常はなく、綺麗らしいです。

というわけで、検査ですぐわかるような何かの病気があるということでもないようで、じゃあなんで吐いたり下痢したりしたんでしょうね…?? と謎が残りました。
しかも病院に連れていったタイミングでは症状が治まっていて、食欲がなかったのも数日前のほんの半日間のこと、今は元気でモリモリ食べてウェイウェイ走り回っています、となると「様子を見るか〜…」と言わざるをえない。
しばらく観察して、下痢や嘔吐が続くことが頻繁に続いたら、整腸剤を試したりフードを変えたりしてみましょっかという話になりました。
ま、とりあえず急に肝臓が悪化とか腎臓が不調とかではなさそうで、一安心です。

今回の採血や爪切りのときもブリ男はおとなしかったようです。
「ブリちゃん、すっごくお利口さんでしたよ! 可愛いですね!!」と女医さんに褒められまくり、じゃあね〜バイバイ〜ウフフ〜と和やかに診察を終えたのでした。

 

さて、病院から帰ると、ブリさんはいつもちょっとテンション高めです。

なぜかというとご褒美をもらえるから…。

玄関を入るとキャリーバッグから出せ出せと騒ぎ(外だとずっと無言なのに)、バッグから飛び出るとそのままキッチンへGoです。
取り分けておいたウェットフードをチンして出してやってから、ワタシは仕事を再開したのでした。

するとブリさん、「まだゴハンあるだろ」「もっと食べられるぞ、見くびるな」と、デカい生き物の周りでずっとそわそわしています。
まだ体重が戻っていないし、血を採られて疲れただろうし、と言われるがままにカリカリを出してやったのですが、下手すると10分おきに「出せや出せや」とオラつくので仕事になりません。
どうも、病院のご褒美とランチは別物だと思っているらしくて、「ウェッティなサムシングをまだ食べてないぞ」とそわそわしっぱなしだったようです。
病院から帰ったのが昼近かったから、デカい生き物は当然のように昼兼用と見做していましたよ。

オラついてカリカリを出してもらって食べた後は、クローゼット部屋に行って外を観察したり、珍しくソファの座面に乗って可愛い顔したり、キャットタワーで爪をバリバリしたりして、一向にお昼寝をする気配がありません。
デカい生き物は血液検査で採血した後はぐったりして眠くなるのに…。なぜこの子はこんなに元気なんだろう…。

そして、床に置きっぱなしにしてあるキャリーバッグに時々入って、「今日はこれに入って冒険したった!」とドヤ顔をします。
病院に行った直後でもキャリーバッグを忌避する様子が一切ないんですよね。おおらかな子だ…。

結局その日の午後はちょっとウトウトする程度で、夕方のカリカリマシーンの稼働時間まで元気にウロウロしていました。

さすがに夜は眠かったようで、いつもはテレビを観るワタシを観察しながらウトウトするのが、テレビ台と壁の隙間に入り込んでぐーぐー眠っていました。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

2 thoughts on “猫の下痢と嘔吐が続いたので病院に連れていったけれど。”

  1. ブリ男くん、問題無くて良かったです!
    お二人ともお疲れ様でした。
    ブリショーって怒りっぽい子が多いんですかね?
    まったくそんなイメージ無いですけど…
    うちのブリ子さんはウーもシャーも言ったこと無いです。
    飼い主がウザ絡みしてイラっとした時は「ニャッ怒」と言いながらガブリ(甘噛み)が来ますが笑

    1. ナナさま
      おかげさまで、お腹壊したのは、今回は一時的なものだったようです。
      来月どちみち肝臓の定期検診で採血する予定だったので、まあちょっと早めに行ってついでにチェック…みたいなカンジで済みました。

      ブリ男見てると滅多に怒らないので、ワタシも驚きました。
      ウザ絡みからのガブリ(噛むフリ)はやりますね!笑
      獣医師さん相手だとまた違うのかなあ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です