何ということもありませんが、最近のブリ男の可愛いエピソードをいくつか。
仔猫の頃はボーッとしていたブリさんも、今は我が家の警備隊長として立派に務めを果たしています。
室内で(ブリ男にとっては)不審な音がしたら「やや、何事!?」と耳を攲て、目を見開く。その度に「ブリさん、おうちの中は安全よ。大丈夫ですよ」と言い聞かせています。
ところでウチの床暖房は、何の配管の加減なのか、スイッチを入れると浴槽でゴボッと排水されます。
真冬はほぼ床暖房を入れっぱなしなので(今年は暖かいから夜中は切っていましたが)気づかなかったのですが、春先、まだ肌寒い日の朝晩に「ちょっと暖房しようか」とスイッチを入れると、浴室から「ゴボボッ」と音がする。
すると我が家の警備隊長は「えっ」という顔をします。
最初はワタシも何の音かわからなかったので「何の音かねえ」などと言っていて、浴槽からの音と気づいた後は「きゃー、ブリさん、お母さんこわーい」などと嘯いていました。
するとある日、床暖房を入れて結構派手な「ゴボボッ」音が聞こえたとき、キリッとした顔をしたブリ男がキッチンから飛び降りてスタタタッと浴室へ駆けていきました。
えっ、浴室からって気づいていたの?
不審音には怖がって、何ならベッドカバーの下に潜り込んじゃうくらいの臆病ブリさんが、躊躇いもなく浴室に入り浴槽を覗き込んでいる。そしてまだゴボッと出てくる少量の水を見つめています。
「わー、ブリさん、音の正体わかったねえ! すごーい! ブリさんは頼りになるねえ!」と褒めちぎると、心なしかドヤっとした顔で浴槽の中を真剣に見ています。
そしてしばらく見張っていて異変がないと判断すると、浴室から出てリビングに戻っていきました。
いつまでも可愛い赤ちゃん扱いしていましたが、なんだか一人前の男になったような雰囲気で、お母さんはホロリと来ましたよ。
と、カッコいい一面を見せたブリ男ですが、基本的には甘えん坊の食欲大魔神です。
最近はワタシの料理中、食器棚のカウンターに乗って背後から観察するのをすっかり既得権益化しています。
ま、コンロに直接突撃されるよりは安心なので、こちらも諦めて料理中は食器棚のカウンターには何も置かないことにしました…。
ここまでならいいのですが、最近困ったことに電子レンジの上に乗るのがブリ男のブームになっています。
以前からワタシの目を盗んで電子レンジの上に乗り、そしてワタシに「ブーリーさーんー、そこ乗っちゃダメでしょ〜」とワタシに叱られ、追いかけっこに発展するということはやっていました。
が、最近はワタシの目の前でも積極的に電子レンジに乗るから困ったものです。
なぜ乗るようになったかというと、ブリ男のゴハンがあの箱から出てくると気づいちゃったから。
冷凍・冷蔵しておいたウェットフードを温めている最中にレンジに乗って「うおおお!」と盛り上がっているのですね。
「ブリさん、そこダメでしょ」と下ろすと「んぎゃっ」と文句を言い、また目を離した隙に乗って下ろされ、「んぎゃっ」と言ってはまた乗り…と電子レンジの稼働中ループしています。
しかもワタシの調理中にも「レンジやってるじゃーん!」とワクワク顔で乗ってくるからたまったものじゃありません。おかげで怖くてオーブン料理ができない日々が続いています…。
冷凍しても冷蔵してもフードをご機嫌で食べてくれるのはありがたいんですけどね。
たまに解凍し過ぎて熱いときがあって、ほぐしてフーフーするのが足りないと「あちっ」みたいな顔をして食べるのを中断します。おお、これが猫舌か。と、慌ててフーフーを追加。
これじゃあフードを怖がっちゃうかな。という心配をよそに、またガツガツと食べ始めるブリさんの逞しさが眩しいです。
猫ってのは生後半年〜1年くらいが最も独立心旺盛で反抗的なんじゃなかろうか。
と、3歳のブリ男を見て思う今日この頃。
というのも、最近のブリ男は前より素直に甘えているような気がするんですよね。
夜、テレビを観たり本を読んだりしようとソファで毛布を広げると、すぐにやってきて毛布に潜り、ワタシの足にべったりひっついて寝るブリ男。
その後ベッドに移って本格的に寝るときも、前はワタシの脚の間に潜り込んで撫でさせなかったのに、今は枕元にやってきて丸くなります。そしてワタシの手に顎を乗せ、腕を掴んでうとうとする。
ブリ男に中途半端に片腕を持っていかれて無理な姿勢でスマホをいじっていると、そっちの手にもそっと触れて「いいから俺を撫でろよ」と合図する。
ワタシを寝かしつけた後に足元へ移動するのかと思いきやそうでもないらしく、後でカメラを確認すると一晩中ワタシの顔の辺りでゴロゴロうろうろしています。
そんなブリさんも一晩ワタシとベッドにいると飽きるようで、休日にワタシが二度寝するときはベッドに乗ってきません。ソファやテーブルで過ごし、カリカリマシーンの稼働を待っています。
ところが先日、ワタシが「さて、二度寝するか」とベッドに潜り込むと、すぐにブリ男も枕元にやってきました。
んで、夜と同じようにワタシの手を枕にして、すーすーと寝ています。
あら、ブリさんったら! お母さんと一緒がいいのね!
と感激してぎゅーぎゅー抱きしめても、おとなしくされるがまま。
可愛いヤツめ〜とブリ男を撫で回し、幸せな休日の早朝の時間を堪能していました。
が、前触れもなく突如響くカリカリマシーンの皿の音。
何の加減かフード出口にカリカリが引っかかっていたらしく、それが一粒コロンと皿に落ちたようです。
ブリ男がその音を聞き逃すはずもなく、ワタシの腕を振り払って身体を踏み台にし、ものすごい勢いでカリカリマシーンに駆け寄りました…。カリカリに負けるデカい生き物の愛…。
食べ終えたらすぐにまたベッドに戻ってきてくれたからいいんですけどね…。
カリカリマシーンに負ける私の愛!
(=⌒▽⌒=) ニャハハハ♪
本当に…同意します!
私が、ポテチの袋を開ける時のパリパリと言う音!
あの音が何故か?自分の食べ物の音と思えるらしく…どんなに離れた場所からでもぶっ飛んで来ます!
一通り物欲しげに眺めて匂いを嗅いで、違う!と思えば、自分の好きな場所に戻って行きます。
ええ。私には用なしです。(≧m≦)ぷっ!
キッキンも昔は完全に出禁でしたが、もう普通に来ます。カウンターで陣取り、シンクの水が気になり何時シンクに飛び込むか?そんな勢い。
いやいや、オーブンやコンロ怖すぎる〜!
それは駄目です!
まだむサマ
カリカリマシーンに負けるんですよ~涙
ウチはポテチには反応しないですね。でもパウチや缶詰を見ると目を爛々と輝かせます!
人間のツナ缶やレトルトカレーを取り出すときはこっそりと…。でも目ざとく見つけて「俺の!?」と騒いでいます。レンジで温めようものなら大はしゃぎ…。
キッチンはどうなることかと思いましたが、一応「ダメ」というのを理解してくれるのでちょっとラクになりましたね。
それでも何かあったらいけないからコンロから離れられず、時間のかかる煮込み料理なんかは頻度が落ちました。
たまに脚に絡んできますが笑、まあご愛嬌です。