夜食と猫

２年前は熱心にダイエットをしていたのが、現在はゆるゆるの生活を送っています。
それと比例して腹回りがゆるゆるになっています…。

仕事がヒマな時期は食生活や運動習慣に気を配れるけれど、忙しくなるとそれどころじゃなくなってしまう。
繁忙期を過ぎたらまたストイックな生活に戻ればいいのに、一度ゆるゆる生活になるとダメですね。
特に今年は繁忙期がダラダラ続いて体調がイマイチだった時期が長く、ようやく仕事が落ち着いたと思ったら急な秋の到来でまた体調がイマイチになって、ハッと気づくと次の繁忙期が目の前に、という状態で良くない生活が続いています。

 

仕事がバタバタしていると、特に夕食がいい加減になります。

朝食は、ブリ男に合わせて４時とか、それだとお腹が空くので10時におやつとか、自分のペースで食べられます。
昼は人とのペースからズレないよう、12～13時くらいとまともな時間帯を心がけています。
夕食は、ブリ男は15時過ぎから「お腹空いたお腹空いた！」と騒ぎ出すけれど、それだと早過ぎるので17時頃まで粘ります。

忙しくなければブリ男の夕食タイムにワタシも仕事を切り上げて自分のゴハンを作るけど、バタバタしていると料理をする気にはなれません。
そんなときはどうするかというと、インスタントのスープとか冷凍しておいた肉まんとかを食べながら仕事をして、夕食代わりにします。

と、どうなるかというと、お腹が空いて夜中に目が冴えてしまいます。

ただでさえ睡眠時間が足らないときに中途覚醒するとか最悪だわ。と、前の繁忙期シーズンに時々夜食を摂るようになってしまいました。
参考：夕食を疎かにするなかれ

軽い物とはいえ寝る前に食べるなんて、最悪です。
胃腸にも良くないし脂肪が増えまくりそう。
とは分かっているけれど、目先の「明日仕事中に睡眠不足でフラフラになる」ということへの恐怖の方が大きいんですよね。
それでつい、ヒマな時期も残業で夕食が変なことになったら夜食を摂るクセがついてしまいました。

デカい生き物の変なクセは、ブリ男はすぐ覚えます。

ワタシは寝る前、夕食後に回した食洗機を片づけます。
ワタシが食器をガタガタやっていると、ブリさんは気が向いたらキッチンに来て「水出せよ」と訴えるし、気が向かなかったら好きな場所で眠そうにしている。
ところが、ワタシが「今日はちょっと何か食べちゃおうかな」と冷蔵庫をゴソゴソしたり鍋を取り出したり電子レンジをバタンバタンしたりすると、ブリ男が目を真っ黒にして飛んできます。
そんでひらりとキッチンに乗り「いいモノ出てくる！？」とワクワク顔をする。

「これはお母さんのモノですよ。ブリさんのじゃないよ」と言い聞かせても「デカい生き物がキッチンでガタガタやった後は何か出てくる」と思い込んでいるのでずっとワクワクしています。
ワタシがレンチンしたおやきだの焼いたバナナだのを持ってダイニングに移動すると、ブリさんはフォックストロットの足取りでついてくる。
んで、自分の皿の前に陣取って鼻息荒く待っています。
ここまで来ると「ないよ」と言っても聞かないので、寝る前に食べさせるつもりだったカリカリの一部を取り分けてブリ男の皿に乗せてやります…。

 

寝る前に何かを食べる習慣というものがなかったので、ブリ男はワタシの夜食風景を見るのは今年に入ってからが初めてだと思います。

あ、違うな。
大晦日に年越しそばを食べたときもあった。
でもそのときはワタシが珍しく夜更かしをしていたのとセットだったので（普段は忙しいときでも日付が変わる前に寝る）、ちょっと特別な日だったというのは何となく感じている風でした。

最初は「ブリ男が『夜食は当然』と思い込んだら厄介だな」と心配していたのですが、案外そうでもなかったです。
ワタシがキッチンでガタガタするのが夜食のトリガーだと理解しているようで、ソファでダラダラしているときはキッチンで待ったりはしません。
食器を片づけているだけのときはあまり関心を示さないのに、料理を始めると「様子が違う」と察してやってくるとは、人のやることをよく見て分かっているんだなあと感心します。