ブリ男、おやつを食べる会場に変化アリ

デカい生き物から「食欲大魔神」と呼ばれているブリ男さん。

昼寝していたと思ったらのっそり起きて皿の前に移動し、「オヤツ出せや!」と圧をかけてきます。

猫

昼間はまだいいのですが、夜はこれがハイペースでして。
「ブリさん、5分前に食べたばっかりでしょう…。あーとーで」とお断りすることも多々あります。
が、基本的には請求されたら都度カリカリを2〜3粒皿に出してあげています。

ところが、最近この儀式の際のブリ男の行動に、変化がありました。

以前は、のっそり起き出した後にワタシをガン見して、ケージの前で「そろそろオヤツじゃね?」と期待に満ちた眼差しで見つめてきて、ワタシがカリカリを取り出す気配を合図にケージの2階に乗り、カリカリが出されると同時に皿へ頭を突っ込む。というのがお作法でした。

が、最近は期待に満ちた眼差しまでは変わりないのですけど、その後なかなかケージの2階に移動しなくなりました。
上に登らないどころか、ワタシがカリカリの入った容器を取り出すとケージの1階から飛び出してしまいます。

えっ、オヤツ食べるの、イヤになっちゃった…?

「ブリさん、お皿にいいモノ出たよ。食べにおいでよ〜」と爪で皿を叩きながら教えてやると、しばらくするとのそのそとやってきて食べはします。
が、食い気味に、文字通り食い気味に皿に頭を突っ込んでいたときを思い返すと、あのブリさんがすぐに皿まで来ないなんて…と心配になっちゃいます。

ワタシが何かしたかなあ。
ブリさんがカリカリを食べている最中に、隙を見計らって捕縛し、ぎゅうぎゅう抱き締めたとか…?
そのせいで「食べるときは要警戒!」な気分になっちゃった??

と、スカスカな脳みそを絞って過去の出来事を思い出そうとしたのですが、食べるときに邪魔をしないというのはワタシのポリシーなので(実家の犬の食事中に撫でたら唸られたことがあったので)、警戒されるようなことをしでかしたとは思いづらいです。
あ、ブリさんの「ゴハンくれ!」熱視線に気づかないフリをして、「あらー、ブリさん、お母さんに何かご用事かな〜?」とか言いながら抱っこしたことはありますが…。ひょっとしてそれがイヤだったのかしら…(←そりゃイヤだろう)。
オヤツをエサにケージに閉じ込めるということも年に一度清掃業者に入ってもらうときくらいで、そんな半年前の記憶でここ最近急に警戒するようになったのも考えにくい。
というか掃除の直後でも自らケージに入って「オヤツ寄越せ!」と騒いでいたからなあ。

と、皿にカリカリを出しても一旦その場から離れるという食いしん坊らしからぬ行動を見せられ、しばらくの間悶々としていたのです。

ところがある日、ふと「これかな」と思い立ちました。

ブリ男がゴハンを食べるのは、基本的にはケージの2階で、たまにケージの天板でも食べたがります。

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このときはシャンプー後なので濡れ鼠。

カリカリはともかく、ウェットフードはモノによっては大胆に食べ散らかしてくれるので、そこ以外では食べさせていません。
しかし、それ以外にもありました。たまにワタシの手からカリカリをあげているのでした。

元々は、トイレの掃除道具やらオモチャやらを取り出そうとキャビネットの扉を開けると、ブリさんが「ここにいいモノあるじゃーん!」とカリカリの容器を叩き落とし、「あらあら、ブリさんは天才ハンターだね〜」とか言ってカリカリをひと粒あげるときに手からやる、というのが発端です。

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ほかにも抱っこをさせてくれたら「抱っこの報酬」と称して手からカリカリをあげたり、友人が遊びに来たときも慣れさせるために掌からカリカリをやったりと、手から食べることも多いです。
食べた後は、カリカリひと粒なのに掌も指も何なら腕までベロンベロンに舐めてくれるので、とても可愛い。
愛しさが爆発してぎゅーっと抱き締めたくなると、よからぬ空気を察してブリ男が駆けて逃げていく、というところまでがお約束になっています。

ひょっとして、皿の前にすぐ行かないのは、掌パターンを待っているのかな?

と思い立って、カリカリの容器から皿に移さず掌に乗せて「どうぞ」とブリ男に差し出すと、素直にやってきて食べました。
その後「まだまだ俺は食べられるぜ!」と皿の前に移動するかと思いきや、そのままのそのそとお昼寝会場の爪とぎの上に戻って、ちょっと毛繕いして昼寝の続きを始めるではないですか。

あ、これで満足したんだ。
と、ちょっと拍子抜けしたのでした。

 

そんなわけで、突如ブリ男の「手から食べたい」ブームが始まって、ブリさんに腕までベロンベロンされる機会が増えました。

問題は、ブリ男にオヤツを出す度に手を洗う羽目になるので、仕事が立て込んでいるときや会議中にはできません。
そういうときは以前と同じように皿に出しているので、ブリさんはちょっと混乱しているかもしれません。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

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