腰痛は、生活の質をダダ下がりさせる。

あれは20年ほど前、そう、ワタシがまだプリプリの20代だった頃。
初めて腰を痛めて、１週間ほど何もできないという状態に陥りました。
それ以来、人生の半分ほど腰痛と共に生きていることになります。こんな伴侶、イヤだ。

といっても常にでらくそ痛いわけではなく、ストレッチや筋トレなどやって、姿勢よく生活していればあまり気にせずに過ごせます。
…逆に言うと、ストレッチや筋トレをサボって、だらしない姿勢で過ごしているとすぐに「いたた」となるわけです。
年度末で仕事が忙しいときなんかは、運動するヒマもなければ終日PCのモニターと睨めっこで、腰に負担ばかりかけることになる。

そんなわけでこの春も腰によくないことばかりをして、年度が明けてみると「…うーん、腰の調子がイマイチ」となっていたのでした。

４月に入ってすぐのときは「ちょっと痛いなー」と少し気になる程度でした。

いやー、運動不足の極みだったからなあ。３カ月間、起きている間はPCの前に座りっぱなしで、病人みたいな生活だったもんねー。
でもまあ、また歩いたり伸ばしたりしていれぱ平気平気。
と、ヒマになったのをいいことに、あちこち出歩いていました。

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すると、ふとした動作のときに動けなくなる事象が発生。
椅子に長いこと座った後に立ち上がろうとすると、腰がうまいこと動かずピキッと固まるとでもいいましょうか。
ガツーンと魔女の一撃を喰らうというよりは、力が抜けてへなへなと崩れ落ちるというカンジ。
おかげでブリさんにオヤツをあげようと立ち上がりかけたのにヘタって、皿の前で待っているブリさんに「早よしろ」と睨まれる事態になりました。

まあでも、来週は整体の予約を入れているし。

と、ぼちぼち生活していたら、ゴールデンウイークが終わる頃には腰とかお尻とか背中が痛くて座っていられない…という状態にまで悪化したのです。

こういうとき、在宅勤務ができるのってありがたいですね。
初めて腰をやらかしたときは全く身動きが取れなくて、会社を休んだものでした。
それが今では身動き取れなくとも、立ってようが寝てようがお構いなしの体勢で仕事ができるんだもの…。

やらかし度としては20年ほど前の最初のときが最も酷くて、そのときは寝返りを打てず、腕の力で無理矢理姿勢を変えるせいで肩や腕が筋肉痛になったほどでした。
味噌汁を作るような小さな鍋も持てなくなって、腰って「要」という文字が入るだけのことはあるわ…と感心したものです。
それ以降は慣れもあるのでそこまで酷くはなりませんが、まあ痛いことは痛い。
フライパンを取り出そうと身を屈めるのも痛いし、洗顔の姿勢がツラいし、湯船にしばらく浸かった後に立てなくなるというのがしんどい。
ちょっとした動作の何もかもに「いてっ」となるので、イライラします。

んで、「いてっ」となるから、あらゆることが後回しになるんですよ。

フィルターの掃除をしなきゃいけないけど、しんどいから今じゃなくていいや。
ベランダと窓を洗いたいけど、汚くても死ぬわけじゃないし。
床を拭くの面倒だなー。今日は掃除機だけでいっかー。
抜け毛もさもさのブリさんを洗いたいけど、今この腰でブリさんを制御できる自信ないわ…。

と、絶好の家事シーズンの５月に、今年はなーんにも出来ませんでした。

いやー、やっぱりストレッチと筋トレはサボっちゃダメですね。
どんなに忙しくても軽い運動の時間は確保せねばならぬ。
と、心に誓ったハズなのに、忙しい日になるとやっぱりPCの前でずーっと固まってしまうのですから、学習能力が足りません。
根を詰めるとね、なかなか切り替えられないんですよね…。

幸い、整体師さんの腕のおかげで、今は「身体が硬過ぎて前屈はちょっと」という程度で、歩いたりラジオ体操したりフライパンを取り出したり洗顔したりという日常生活に支障がないくらいには回復しています。
とはいえ長時間座りっぱなしはラクではないので、勤務先に出社する日もスタンディングデスクを使ったりして座りっぱなしを回避しています。

スタンディングデスク、いいですね。自宅にも欲しくなりました。
家で立って仕事したいときはブリ男のケージの上にPCを置いてやっていますが、ちょっと高過ぎて腕が疲れるんですよ。

とはいえ立ちっぱなしもそれはそれで腰にクるので、スタンディングデスクにハイチェアを用意して、立ったり座ったりというのが最もラクな気がします。

もうちょっと回復したら真面目に筋トレしなきゃなあ…。
そんで、ある程度筋肉を取り戻したところでまた年度末になってグダグダになるんだよねえ…。