猫の「抱っこ嫌い世界選手権」が存在するならば、日本代表を勝ち取れるのではないだろうか。
ってくらい、ブリ男は抱っこを嫌がります。

仔猫のときは食後に「膝に乗せてー」と甘えてきたくせに…。
そして膝の上で毛繕いして、そのまま寝たくせに…。
と、ブリさんに逃げられる度に過去の思い出が蘇り、めそめそしています。
ま、もっともブリティッシュショートヘアは人懐こい割にはベタベタしないらしいので、ブリ男レベルでは日本代表は難しいのかもしれません。
抱っこがイヤといっても一応一瞬は我慢するし、どこを触られてもあまり気にしないし、この程度でめそめそしてはいかんのでしょう。
でもねー、ふわふわ柔らかな猫のボディを間近で見ながら抱っこできないというのは、なかなか生殺しなんですよー…。
抱っこはさせんことはないのですが、こんな顔して嫌がられます。
抱っこしても、一瞬は「満更でもない」って顔をするんですよ。
そしてワタシの唇に肉球をそっと押し当ててくる。
それがふとイヤになって、そっと触っていた肉球がぐいぐいと力強く押しつけられてくる。
んで「きゃっ」とか言いながら、デカい生き物の腕からぬるぬると逃げてしまうのです。
ブリさんの気持ちも分からなくもないです。ワタシに抱っこされると歯磨きとか爪切りとかろくな目に遭いませんから。
というわけで、ヒマを見つけては「抱っこするけど何もされない」という状況を作るようにしています。
走り回って暴れたいモードのときは無理ですが、寝起きや食後のご機嫌なときに抱き上げて「ブリさん、可愛い可愛い。好き好き」と言いながらなでなでやキスだけ。
「ほーら、抱っこも悪くなかろう」と言い聞かせて、そのうち膝の上での昼寝が復活しないだろうか。なんて淡い期待を抱いています。
しかし、なでなでもキスも拒否はしませんが、要求するほど好きでもないので、効果があるかは不透明…。
てなカンジで地道に抱っこの訓練を続けているのですが、最近ブリさん的に割とマシっぽい抱き方を発見しました。
どんな抱っこかというと、ブリ男をワタシの肩にドンッと乗せて、尻を支えてやる方式。
抱っこすると「いつ逃げ出してやろうか」と緊張するのが、この姿勢で歩いているときは腹をワタシの肩にぐでーっと預けて力を抜くことが多いです。
そういえば仔猫時代、ぐずるブリさんを落ち着かせるために肩に乗せて、歌いながら部屋の中をうろうろ歩き回ったっけ。
まだ身軽な頃はワタシの身体をよじ登って、肩に乗って皿洗いの観察に夢中だったときもありました。
多分、デカい生き物の好き好き圧強めの視線を感じることなく、いつもより高い目線なのが面白いのだと思われます。
なのでブリさんを抱き上げて肩に乗せて、そのままカーテンを閉めたりテレビを点けたりガラス越しに窓の外を見せてやったり、なんてことをやっています。
先日、家で仕事中、モニター前にブリ男が陣取ってしまったので、捕まえて肩の上に乗せました。
すぐにそのまま背中から降りちゃうかと思ったけど、満更でもないようでそのまま肩の上でまったりするではないですか。
「ブリさん、可愛い可愛いだね〜」と背中にワタシの頬を擦りつけてもお構いなしです。
問題は、ワタシの右腕でブリさんの尻と左後脚を支えてしまったこと。利き腕が取られたらマウスの操作ができず、ブリさんがモニター前から居なくなってもこれでは仕事になりません。
なのでそーっと左腕に変えようとしたのですが、ブリ男はそれでは落ち着かないらしく、爪で右腕をぐっと押さえられてしまいました。
肩乗り猫だったときもワタシの二の腕を押さえて身体のバランスを取っていて、それではワタシが身動き取れないからブリ男の手の位置を変えようとしたら、拒否されてぐいぐいと爪を立てられたものでした。
諦めて仕事を中断し、仔猫時代を懐かしみながら、しばし肩の上のもふもふの感触を楽しんだのでした。
ま、数分間で逃げてしまい、皿の前から「抱っこの報酬を寄越せ!」とオラつかれたのですが…。
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