【猫の病気】内視鏡検査の一泊入院…のはずが、まさかの事態に!

今年の健診時、体重急減の要因を探るべくエコー検査をして「どうも小腸辺りのリンパに異常が」となり、詳しく検査をすることになったブリさん。
参考:《猫生活9周年》血液検査とエコー検査の結果…

猫
病院、やだぜ…!

なるべく負担が軽くなるようにと全身麻酔+内視鏡検査で予約していたのですが「どうせ全身麻酔するなら開腹してガッツリ生体採取してもらった方がいいのかな…。でも切るって結構負担だからな……」とぐずぐず悩んでいるうちに3週間が経ち、明日が入院予定日(全身麻酔するから一泊入院)となってしまいました。

その日の昼、ブリ男の様子が急変しました。

夜中のカリカリも完食し、朝ゴハンもぺろりと平らげたのですが、未消化のまま嘔吐しました。

ブリさん、吐くのが苦手なのか仔猫時代は滅多に吐かなかったのが(なにしろオモチャ誤飲時に催吐剤を飲ませても吐かなかった)、シニアと言われるお年頃になる辺りからたまに吐くようになりました。毛玉をころんと吐くこともあれば、未消化物をゲーすることもあり。
慣れないうちは吐くと「あー、やっちゃった」みたいな顔をしてしょんぼりしたブリさんも、「ブリさん、トイレでゲーするなんてすごいじゃん! 賢いじゃん! 何の問題もないよ、お母さんはこうやってすぐ綺麗にできますよ!」と励ますうちにそんなに落ち込まなくなりました。
んで、吐いた直後から「スッキリした! ゴハン! ゴハン!!」と勢いよくおねだりモードにシフトしていたので、獣医師さんと「検査で胃腸に異常はないので、まあ様子見で」と話していたのです。

ところがその日は様子が異なっていました。
吐いた後もスッキリしないようで、しばらくするとまた吐く。
その後、昼寝に突入するかと思いきや、口をくちゅくちゅさせて気にしている様子を見せて、またトイレに行って吐く。
落ち着かないようで、洗面所やクローゼット部屋をうろうろした後に、トイレに戻って吐く。
未消化物は吐ききったと思ったら、さっき飲んだ水も吐く。

と、断続的に嘔吐が続いたのでした。

これはおかしい。病院へ連れていかねば。
と焦るものの、吐いた後もなんかそわそわして落ち着かずいつまた次のゲーがくるのか、危うい状況です。
この状態でゆさゆさと運ばれても気持ち悪いだろうなあ…とヒヤヒヤしながら見守っていたらようやくひと段落したようで、水を飲んだ後に吐くこともなく眠り始めました。

そうこうしているうちに動物病院の受付時間は終了。
緊急病院へ駆け込むことも考えましたが、翌日にはかかりつけの病院の予約が取れているのに色々と問題を抱えている子を初診からやってもらう勇気も出ず、ひと晩待つことにしたのでした。

翌日、起きるとブリ男が見当たりません。

いつもワタシが起きる前に叩き起こしに来るのに、その様子がない。
そしてお気に入りの寝床、爪とぎや椅子の上にも姿がありません。

「ブリさーん」と呼びながら探すと、クローゼット部屋に置いてあったキャリーバッグに入ってワタシの方を見ていました。
前日夜もそこで寝ていたので、ひと晩キャリーバッグの中にいたようです。
新しいエアバギーの方ではなく、ずっと使っていたバッグの方でした。体調が悪いときは狭い場所の方が落ち着くのかもしれません。

エアバギー

参考:エアバギー ドーム3スモール、使用開始までの苦労と、まさかの絶賛!?

昨夜のゴハンはひと口しか食べなかったので、体調が回復していればお腹が空いているだろうと朝ゴハンをいつも通り用意してみましたが、ちらっと覗きに来て「ふーん」という顔をしてキャリーバッグに戻ってしまいます。
その後も、ワタシが朝食を食べていても「ふーん」という顔で水を飲み、またクローゼット部屋へ。バッグではなく、本棚の上で寝ています。
たまにワタシの様子を見に来て、そのついでにトイレでシー。シーはちゃんとできることに、少しホッとしました。

焦れるように開院時間を待ち、いざ出発です。
今回は病院に預けることになるので、大きくて嵩張るエアバギーではなくキャリーバッグで連れていきました。
痛む脚ではずっしりして運べないからとエアバギーを買ったのに、すっかり痩せてしまった後&ワタシの脚がまあまあ回復した後だと、背骨が歪みそうになるでもなく、バッグが当たる場所に痣ができるでもなく、苦労なく運べます。ブリ男の軽さに反比例して、ワタシの気分は重くなる一方です。

病院に着き、検査の予定なんですけど、それはそれとして昨日こんな様子で、と説明すると、とりあえず検査前の検査ということで血液検査とレントゲン撮影をすることになりました。
予定していた検査ができるかどうかは、それを見ての判断です。

しばらくして診察室に呼ばれると、担当してくれるちょっと面白い獣医師さんがいました。
「血液検査の結果を見ると肝臓などは問題ないのですが、レントゲン写真を見ると胃から出てちょっと進んだところで異物が詰まってますね」
とのこと。

えーっ、異物!?
オモチャ誤飲事件から気をつけているし、ブリさんも毛布とか食べちゃうタイプでもなし、何を飲んだんだ???
参考:【猫の誤飲】ブリ男、オモチャを飲んで大ピンチ#1

レントゲンでは正体まではわかりません。
もう一度血液検査結果を見ると、何やら炎症を起こしている時に高く出る白血球数や血液アミロイドの値が馬鹿みたいに高くなっています。
異物が詰まって腸が炎症を起こし、吐くのもそれでしょうね、とのこと。
薬で腸に押し流せればそれでいいのですが、そもそも腸に問題があって検査入院する子です。
こうなったら開腹して異物を取り出し、ついでに生体もバッチリ採取しちゃいましょう! ということで、急遽手術同意書の病名や手術名欄に「生検」だけでなく「腸症」やら「消化管異物」やら「試験開腹」やらを書き足すことになったのでした。
急に異物騒動が勃発したのはビックリでしたが、開腹するかしないかで悶々と悩んでいたところだったので、獣医師さんと「まあ、不幸中の幸いということで……」ということにしておきました。


内視鏡検査だけなら一泊入院の予定でした。
しかし腸を切り開くとなるとそうもいかず、1週間ほどの入院になるようです。
ひとりで家に帰って、水皿やらトイレやらの掃除をし、ついでに散らばっていたオモチャもお片づけ。玄関前にお留めのフェンスを立てる必要もありません。
スッキリはしますが、物淋しさがあります。

本格的に淋しくなったのは、その後です。
「そろそろ夕食時だろーが。さっさとゴハン!」と言ってくる子はおらず、ゴハンを食べた後にウンチをする子もいない。
掃除機をかけていても後ろからとことこついてくる子がいないし、ブリさんのフードをストックしてある場所の扉を開けてもすっ飛んでくる子はいない。
風呂から上がってさてリビングに戻ってみると「あれ、なんでワタシこっちに来たんだっけ?」となる。そうそう、いつもなら寝ているブリさんをひと撫でしたり「風呂なげえ!」と文句を言われながらゴハンを出したり、ブリさんの様子を見たんだっけ。
布団に入って消灯しても、あの子はたまにしか一緒に寝てくれないけれど、部屋のどこからかすーぴーと可愛い寝息が聞こえたり、寝返りの音が聞こえたりして、一緒の空間にいる安心感はあったのに、それがありません。

ブリさんが来る前、どうやって生活していたんだっけ?


さて、ワタシがめそめそしている間ブリさんはどうしていたかというと、その日の夜獣医師さんから電話がありました。

やはり腸は動かず、さっさと開腹手術に切り替えたようです。
そして腸内の異物は毛玉だったそうな。
詳しいことは翌日、動物病院に赴いて話を聞くことにしました。

翌日、処置室に呼ばれて入ると、ケージに入ったブリさんがいます。
術後衣を着てエリザベスカラーをつけて、前足には新たなおハゲを作られ点滴が刺さっているという痛々しい様子。
ブリ男はこの状況に大層ご不満なようで、ワタシが覗きこむと「ううう〜〜〜」と低く唸りました。ワタシが獣医師さんと話している最中もときどき唸っていて、どうもワタシがいつものデカい生き物と気づいていないようです。

ブリさんの前で獣医師に説明をしてもらったところによると、鬼のように爆上がりしていた白血球数は一気に標準範囲まで降下していました。白血球すげー。
ほかも概ね良好な数値(手術に関係ない項目は検査してないけど)で、ひとまず安心です。

そして取り出した異物をジップロックに入った状態で見せてもらいました。
レントゲン写真だとすごく大きい毛玉かと思ったのが、実物は「あれ、これくらいなら吐いたことあるんだけどな?」というサイズ。
ただ、かっちんこっちんだったので流すこともできなかったようです。どうしてここまでかちこちになったのかは不明。
「ブラッシング頑張ってくださいね」と言われましたが、ブリさん、ブラシ嫌いで数分もすると逃げ出すからなあ。そんなこと言っている場合ではないのですが…。

「これが手術の様子なんですけどね」と獣医師さんがタブレットを持ってきて、手術中に撮った写真を見せてくれました。
oh,,, モツですね、というグロ耐性を問われる画像をカジュアルに見せてもらって、人間相手にしろ動物相手にしろ医療従事者ってなんかアレだわ(医療や屠殺などと縁がない生活をしている人はいきなり生きているモツ画像を見る機会がないということを忘れているんだろうな…という意味)、と自分の入院中のあれこれを思い出しました。

解説してもらうと、毛玉が詰まっていたのが十二指腸だったかな? そこが真っ赤になって炎症を起こしているとのことでした。そして腸に水分などが溜まって膨らんでいる。
炎症部分からちょっと外れた箇所を切って毛玉を取り出したようで、縫った後の画像も見せてもらいました。

そして元々の目的だったリンパの生検です。
目視でもわかる程度にリンパが腫れているそうです。目星をつけていた小腸周りだけでなく、十二指腸の方にも腫れが認められたそうな。
検査に必要な生体をしっかり採取してもらったそうで、本当に不幸中の幸いというか、異物除去と検査がたまたま重なってよかったと思うしかありません。

ついでに普段から注視している肝臓の写真も見せてもらいました。
肝臓は見た目で何か異常があるというわけではなく、綺麗だったようです。

めでたく? 生体を採取できたので、検査に回してもらいました。
獣医師は「決め打ちするつもりではないけど」と前置きしていましたが、やはりリンパ腫を疑っているようです。この先生、腫瘍が専門のようなので、これまでの経験からリンパ腫の可能性が高いんだろうな…と話していて感じました。
生検の結果が出るのは1週間ほど先とのことです。

やれやれ、可哀想なことになっちゃったなあ。とブリさんを撫でさせてもらおうとケージを開けてもらったら、ブリさんにシャーされました。
「ブリさん、お母さんですよ」と言って指先を嗅がせてやると気づいたようで、その後はおとなしく頭をなでなでさせてくれました。

翌日、面会に行くと、ケージには昨日なかった毛布がかかっていました。
緊張状態が続いているようで、食べられるようになったらなるべく早く帰宅した方がいいかもね、とのこと。ほかに入院している犬猫はいなさそうですが、処置室に大勢のデカい人間がウロウロしているので気が立っているようです。
この日もシャーされたうえに爪なしパンチまで喰らいました。パンチが出るだけ前日より元気になったということにしたいです。
目力も前日よりは爛々としていて、「俺も帰るぜ」とでも言いたいのか立ち上がろうとしていました。
ただ、まだ食欲はないようで、ペースト状のゴハンをちょっと舐める程度しかしていないとのこと。
早く食べられるようになるといいですが、デカい生き物集団に緊張してそれどころじゃないかもしれません。仔猫のときはそういうのに無頓着で、入院中もまあまあ食べたんですけどね。猫も歳を取ると難しくなりますね。


そんなわけで、久しぶりに猫がいない生活に戸惑いつつ、今後の治療がどうなるのかそわそわしているところです。
自分の病気よりよっぽど落ち込みます……。

コメント

“【猫の病気】内視鏡検査の一泊入院…のはずが、まさかの事態に!” への2件のフィードバック

  1. まだむのアバター
    まだむ

    あぁぁぁ……何と……泣

    開腹したんですか……何とも良かったと言えばいいのか?絶妙なタイミングで。
    そして毛玉が詰まってた?
    相当、硬くなってたのか?
    ブリショは毛が短いし、どうなんでしょうか?アンダーコードがたっぷりあるんですか?家はロングヘアなので表面もですがアンダーコートが凄くて……
    オマケにブラッシングは大嫌いでさせてくれないので、週に1回は大量ゲ〇祭り。

    兎も角、無事、腸のオペも済元気そうで良かったです。リンパ腫も気になりますが的確な判断されるドクターで良かったですね。

    お猫様の居ない生活……これは……忘れてる 笑
    ところ構わずゲ〇が落ちてるので、踏まないように……とか。
    毎朝?4時に、ご飯くれと爪を頭に刺しに来るとか…モワーンと漂う香しい香りとか……当たり前のようですからね。

    ブリ男くん、ご飯食べて体力付けて下さい。

    1. りんむじんづのアバター
      りんむじんづ

      まだむサマ
      毛玉、カチコチでした。
      アンダーコートはたっぷりというよりぼちぼちという程度ですが、ブラッシングを雑にしかできていないのがダメなんでしょうね……。
      最近は吐くのも頻度が下がったので体調がいいのかなーと思っていたら、そんな毛玉を詰まらせるならゲーしてください! ってカンジです。毛玉対策、考えねば…。
      それにしても、今回は本当にタイミングがいい? というかなんというか。
      これで検査した後に毛玉事件が勃発したら「あああ、開腹は回避できたと思ったのに、やっぱりついでに生検やり直してください!」となっただろうし、毛玉摘出からしばらくしてリンパに異常が出ても「こないだ開腹したのにまたかよ!」となっただろうし、いずれにしても膝が崩れ落ちる事態になったかと想像すると、同時に片付けられたことだけが幸いです。

      今日は自力でペースト状のゴハンを食べたそうで、ちょっとホッとしました!
      ワタシが撫でると「満更でもない!」という顔をして、看護師さん曰く目力が出たそうで笑
      このまましっかり食事が摂れるようになって、元気になってほしいです。抜糸しても今度はリンパの治療が待っているし…。

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