ブリ男は抱っこ嫌いで膝に乗らないクールな猫ですが、ワタシのことは嫌いではない、と思います。

ワタシが動けば一緒にとことこ付いてくるし、ワタシが寝れば(冬は)ベタベタくっついて眠る。
ブリ男が眠いときに添い寝すると大きな瞳でワタシの顔をじーっと見つめ、ワタシの唇を前足の肉球でぎゅうぎゅうと触ってきます。
犬みたいにわかりやすい愛情表現をしないだけで、デカい生き物のことはちゃんと好きですよ、と感じる瞬間はあるのです。
そんなクールなブリさんに合わせてというわけでもないですが、数カ月前からブリ男にキスを教えています。
濃厚な接吻ではなく、軽く「ちゅっ」と音を立てるキス。
外国人と挨拶するとき、頬を合わせて「ちゅっ」とやるアレですね。
ベタベタ撫でるとブリ男が嫌がるので、ライトな愛情表現としてブリ男の耳元やおでこに「ちゅっ」とやるようになりました。
最初は「何その音」とビックリした顔してワタシを見上げたブリ男ですが、「ちゅっ」の後に「ブリさん好き好きの合図ですよ」と言い聞かせていたらその内慣れたようです。
「好き」という言葉の意味は何となく理解しているようで、仔猫の頃は「お母さんはブリさん好き好きですよ」と言うとそれだけで喉を鳴らしたものでした。
今は「無駄に喉を鳴らしたりはしないぜ」と決めているのか知らんけど、「好き好きですよ」と言うくらいではゴロゴロしないですけどね…。
ま、それでもブリ男が甘えたさんモードのときに「好き好きですよ~」と言い聞かせているので、ポジティブなワードという認識はあるようです。
そんなわけで、今は「ちゅっ」とやると、ブリ男は「デカい生き物がまた何かやっているねえ…」と当然のことのような顔をします。
ベタベタ撫でられるよりはマシみたいで、おとなしく受け入れています。
これは単に「ちゅっ」という音に慣れただけで、これが「好き」の合図とは気づいていないんだろうか。
とも考えていたのですが、先日夜中に目が覚めてブリ男に添い寝したとき、いつものようにブリ男がワタシをじーっと見つめてきたので「ちゅっ」と返してみました。
すると小さく喉をゴロゴロ鳴らし、ワタシの唇を触ってきたブリ男さん。
ちゃんと愛情表現だとわかってくれていたようで、嬉しくなりました。
キスといえば、猫の挨拶と言われている鼻と鼻を突き合わせる「鼻ちゅー」もキスっぽいですね。
ブリ男はワタシとだけでなく、ウチに来る人とも鼻ちゅーをしたがります。
鼻というか人の口の匂いを嗅ぎたがるというカンジ。唇にピンクの鼻をそっと寄せて、すんすんと控えめに嗅ぎます。んで、女性は「きゃーっ、ブリさん可愛い!」とメロメロになるという。
ワタシと鼻ちゅーをしたがるのは、ワタシの帰宅時です。
外から帰ると「コイツ何していたんだ」と気になるらしく、首をぐいーっと伸ばして熱心にすんすんします。
気のせいか、美味しいモノを食べてきた後は念入りにすんすんしているような。ゴメンね、お母さんだけ美味しいモノ食べて…。
帰宅時と同じようなノリで、風呂上りとか歯磨き後とか匂いがコロッと変わったときにも鼻ちゅーをしてきます。
そういう変化は全然ないとき、何でもないふとしたときにも鼻ちゅーをします。
そのタイミングがまるで恋人とのキスのようで、デカい生き物はときめいてしまう。
例えば、窓を開けて一緒に外を観察しているとき。
「ブリさん、お外楽しいね~」なんて声をかけると、ブリ男はワタシの方を振り向いて何か言いたげな顔をします。
「おっ、これはちゅーだな」と顔を寄せると、ブリ男も首を伸ばしてきて、鼻ちゅー。
例えば、ソファでだらだらしているとき。
ソファの背もたれの上で丸くなってうとうとするブリ男を見ると、ブリ男はワタシの視線に気づいて何か言いたげな顔をします。
そこで顔を寄せ合って、鼻ちゅー。
「さあ、今からちゅーしますよ!」と宣言するでもなく、お互い何となく顔を寄せ合ってちゅー。
デカい生き物のことが好きだからやってくれるんだよねーと超好意的に解釈しています。
単にワタシの口が臭いだけかもしれないけど。
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