ある日、仕事から帰宅すると、ブリ男のおでこに傷がついていました。
おでこというか、耳の前というか目の上というか。
「猫の額」とはよく言ったもので、おでこらしいおでこがありませんね。
それはともかくとして。
傷の様子を見るに、後ろ足でガシガシ掻いて皮膚に傷をつけたっぽいです。
そういえばしばらく後ろ足の爪をチェックしていなかったな。と慌てて見ると、抜け立てほやほやのトキトキ爪がありました。
せめて今朝切っておけば傷がつかなかったのに…と反省しながら爪ぱっちんしました。いつも爪を切るのは朝なので、ブリ男は「なぜ夕方にデカい生き物に捕まって爪ぱっちんの憂き目に遭わねばならんのだ」と解せん顔をしていました。
皮膚にざっくり傷がつくというより血がちょっと滲んだカンジですが、一応病院に電話で相談です。
人間だったら「マキロンでもつけとけば」で済ませるところだけど、猫には過保護になりますね。
すると、ブリ男はマラセチアで耳の中の環境がよろしくなかったこともあったので、酷くなって掻きむしる前に診せた方がいいとのことでした。
最近は耳に汚れがつくこともなく、目も痒がる様子がなかったので、すっかり油断していました。
参考:【猫の病気】結膜炎頻発と、耳にも問題発生!
翌日、ブリ男を病院に連行。
体重は相変わらずの5.5キログラムです。ワクチン接種のときは5.3キログラムだったのに。夕食にウェットフードをたらふく食べた後なので、まあ太ってはいない、と思いたい。
参考:ブリ男、今年もワクチン接種と健康診断を受ける。
耳はキレイなもので、洗浄の必要もないということでした。
狭いおでこの傷もパッと見では大きな問題はなさそうですが、一応菌のチェックをしてもらうことに。
傷にプレパラートとセロハンテープをぐいぐい押し付けて菌を採取してもブリ男はおとなしくしているので、そこまで痛くはないようです。
しばらくして検査結果を教えてもらったところ、目立って菌が増えているというカンジではないようでした。常在菌がちょっと多いかな? くらいのレベルだそうで、一安心。
なので今回考えられる要因は、たまたま菌が増えて痒くて掻いちゃっただけか、あるいは食物アレルギーか、だそうです。
またしても浮上するアレルギー疑惑…。
ブリ男が仔猫のとき、アレルギー検査をしたいと相談したのですが、獣医さんに反対されて結局やりませんでした。検査の精度が低いから結果が参考にならないんですって。
今回もまずは殺菌で対処して、それで良くなるならよし、ダメならアレルギーの可能性も視野に入れて治療法を変えましょうということになりました。
というわけで処方されたのは、ショッキングピンクの消毒液です。
薬というにはあまりにもショッキングなピンクですが、水で薄めて使うそうな。400~1000倍に希釈すればいいという、なかなかアバウトな薬です。
小皿に水を張って、そこに醤油を垂らす要領でちょいと薬を落とし、薄いピンクになったらコットンに浸して傷口を拭けばいいんですって。
へー、面倒くさいなーと思いながら希釈作業をしていたら、ブリ男は初めて見る行動なのにただならぬ気配を感じ取ったらしく、元気よく逃げていきました…。
そこを捕獲してペタペタと塗布。傷は既にしみないようで、憮然としつつもおとなしく塗らせていました。
1週間後、またしても動物病院へブリ男を連行すると、まだちょっと赤みが残っているとのこと。
そこまで痒がっていないし、傷は薄い瘡蓋になったし、「順調に治ってますねー」と言われるかと思っていたのでちょっとショックです。日に2回消毒してねと言われていたのに、1回しかやらなかった日もあったせいなのか…。すまん、ブリ男…。
というわけで、念のために痒み対策としてステロイドを投与することに。引き続きショッキングピンクの消毒も続けてね、とのことでした。
回復はしているからアレルギー疑惑はとりあえず保留です。
処方されたステロイド剤と胃腸薬は錠剤です。
えっ、錠剤ってブリさん飲むかなあ。
去勢手術後の抗生物質は、カプセルに入った粉薬だったんですよね。だからカプセルを開けてウェットフードに混ぜれば難なく平らげてくれました。
胃腸薬は1/4にカットされていた(こんな作業をしなきゃいけないとは動物病院も大変だ)からいいけど、ステロイド剤は最初の1週間は錠剤まるっと1粒。そのままじゃブリさんもダメだよね、と爪でパキパキ割りました。
さすがのブリさん、薬の欠片が混ざっていようとあっさりフードを完食してくれるので助かります。
でも、いちいち爪でパキパキやるのもかなわんので、今後のためにビルクラッシャーの購入を検討しています。
おかげさまで傷も赤みもすっかりなくなりましたが、獣医さんによしと言われるまでは消毒を続けます…。
りんむじんづ サマ
ブリ男くん、傷が心配ですね…
後足でカッカッカッとかいて、引っ掻くことはよくありますよ〜〜
こまめに爪切りしないといけないのは
わかってはいるんですけど、難しい!
はやく傷口がなおりますように☆
サビままサマ
ご心配ありがとうございます〜。
ブリ男は嫌がりながらも爪切りはさせるのに、サボっていた飼い主の手落ちです…。
仔猫のときは毎日チェックしていたのが、大人になったらそこまで激しく抜け変わらないから油断していました。反省です。
りんむじんづさま
うちの猫も1ヶ月程前、錠剤の薬を服用していたのですがフードに混ぜたら飲んでくれるとはいえ、あの錠剤をパキパキと砕く作業はなかなかの面倒臭さですよね(笑)
うちの猫は2匹ともまだ皮膚系の疾患には罹ったことがないので、りんむさんとブリ男くんの記録がとても参考になります。
ブリ男くん、早く良くなりますように、、!
うゆきよサマ
最初は「いちいちピルクラッシャーとか面倒だわ」とか思ったのですが、毎日パキパキやっていると爪へのダメージが…。もういろんなところが弱り始めるお年頃なので…笑
次に何か買い物するときにピルクラッシャーもポチる予定です。
服薬しなくていいのがベストですけどね。
おかげさまで投薬はまだ続いていますが見た目はすっかりキレイです。爪のチェックももう少しマメにやるようにしました!
ご心配ありがとうございます。
それにしても0歳のときは血便、1歳は結膜炎、今年は皮膚炎? と、毎年何かしら心配事があります。
本猫が元気で食欲旺盛なのが救いです。
ちわ~v( ̄∇ ̄)v
本当に…人間がちょっとくらい血を流そうが。全く気にならない…慣れてしまってますが…あんな小さな動物から血を見ると…ひやっとします!
清潔な水でもサッと拭く…傷口を見る…で…どうするねん!人間の薬使ってええんかい?とね。
ウチは、お尻から出血して飛び上がりましたけど…人間なら切れ痔やろ?清潔にしてマグネシウムでも飲んどき!です!
明日、サロンに行くんですが…
今、我が家、屋根と外壁工事で聞いた事のない騒音で…ベッドの下に引きこもりで、日中の工事が終わるまで姿見せません…ストレスで過度なグルーミングしてないか?心配です…
図太いようで…やっぱりお猫様だったようです
ブリ男君…お大事に。
まだむサマ
そうそう。人間だと切れ痔切れ痔ハイハイで終わるのに、お猫様だと大騒ぎですよね!
今回もワタシ騒ぎ過ぎなんだろうな…と思いつつ病院に行ったら投薬騒ぎになり、やっぱり騒ぎ過ぎでちょうどいいのかも、と過保護飼い主まっしぐらです。
工事の音は嫌がりますよね…。
ベッドの下に引きこもりとか心配ですね。
サロンでリフレッシュ、というわけには猫はいかないでしょうねえ。
早く落ち着くといいですね。
ふわふわ猫ちゃんレポート楽しみにしてます!