「春財布」は「張る財布」ということで、縁起を担いで財布は春に買います。
といっても都合の良い解釈ばかりしています。
年が明けてすぐ。そりゃ新春ですもの、立派な春ですよ。
立春の頃。旧正月も迎えて名実ともに春ですね。
3月とか4月とか。世間で春って言ったら正に今でしょ。
てなわけで「夏~冬は財布を買わない」という程度の験の担ぎ方。
あとは赤字に通じるからということで、赤い財布も買わないようにしています。オレンジやピンクは買っちゃうからあまり意味がないんだけど。
先日、ボッテガ・ヴェネタで財布を買ったところ、財布を初めて使う日についてアドバイスを貰いました。
財布は一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)かつ寅の日に下ろすのがいいんですって。
寅は金運が良くなる象徴とか。へー、知らなかった。
それが無理なら、大安に使い始めるのがよろしいそうな。
ワタシは新しいモノを買ったら浮かれてすぐに使い始めてしまうので、財布を初めて使う日は気にしていませんでした。
今回は、せっかく教えてもらったので2月8日の一粒万倍日&寅の日に下ろしてみました。お金がザクザク入ってきますように。うへへ。
財布は、長々と同じモノを使わないようにしています。
以前は財布もバッグと同じように良いモノを長く使うようにしていました。
いつかはエルメスの財布を買って大事に使うんだ☆ なんて野心を抱いたりして。
参考:エルメス・カレ その魅惑の世界
でも、財布ってバッグと違って毎日使うモノだから、傷むのが早いんですよね。
パッと見では全然傷がなくても、縁が擦れてみすぼらしくなってくる。
きちんとした格好をしてお高いバッグから取り出すのがボロッちい財布となると、ちょっと残念です。
傷んだ縁も味わいのうち、と割り切れればいいのですが。
ボロボロよれよれの古いお札よりピンピンの新札の方が好ましいように、財布もパリッとしている方が気持ちいい気がします。
と、ヴィトンのエピの財布を10年間使い込んでから思うようになりました。
参考:最近のルイ・ヴィトンはダメだ
ヴィトンのエピの頑丈さときたらハンパないです。
どれだけ頑丈かというと、学生時代エピのノエを使っていましたが、この巾着をぱっかーんと開いた上に厚さ8センチ級の和英辞書をドンッと置いても一切の型崩れがなかったという素晴らしさ。
てなくらい頑丈なので、10年くらいじゃまだまだ全然使えるんですよ。
さすがに折り曲げ部分の縁は傷んでくるけど、使用には耐えうる程度です。
だからといって使い続けたら、ワタシの手垢で鞣されたってな財布になってしまう。そこに新札を入れるのは忍びない。
というわけで、買い替えのタイミングが掴めなくなるから、良い財布は買わないでおこうと決めました。
ヴィトンの財布を10年使用を契機に手放した後は、プチプラ財布を3年くらいで買い替えるようにしています。
こだわる人は、財布は毎年買い替えるみたいですね。
ワタシはさすがに毎年買うのは面倒くさい。
今回買ったボッテガのミニウォレットは、その財布買替ルーティンの中で買ったわけではありません。
普段はデカい長財布を使っているのですが、なんとこれが愛しのピーカブーに入らない!
参考:【フェンディ・ピーカブー】バッグコレクション増殖!
フェンディの店頭で長財布が入るのを確認したんだけど、薄い財布で試したから入ったらしいです。
ワタシの、通帳まで入ってしまうようなデカ財布だと無理でした。
長財布のほかは、旅行と登山のときに使う超軽量ナイロン財布しかありません。
カラビナをセットできるように金具が付いていて便利な財布ですが、ピーカブーの中に入れるには違和感満載です。
ピーカブー以外にも小さいバッグはあるし、これを機にミニ財布を買うことにしました(どうせならハワイで買えばよかった…)。
小さな財布に求める機能はこんなカンジです。
- 万札を折り畳まなくていいサイズ
- それなりにマチのある小銭入れ付き
- カード入れも2~3枚分必要
- 薄くて軽くて小さ目ボディ
外国の財布だと、ドルやユーロに合わせた小さなサイズも多いんですよね。
お札に折り目をつけるのがイヤなので、万札はすっぽり収納したい。
小銭も何だかんだと発生するから、出し入れが簡単な小銭入れが付いていないと困ります。コインケースを別途持ち歩くと、支払い時におたおたしそうなんですよね。
という利便性は保持しつつ、小さ目じゃないと困ります。金具や革で重くなるのもイヤ。
などと我儘を言っていたら、これが案外見つからなくて困りました。
小さくてもやたらと分厚いとか。
薄さはバッチリだけど小銭入れがないとか。
メンズも探してみたんだけど、色がメンズメンズしていて可愛くないとか。だからといって女子女子した飾りがついていると大きくなるとか。
そこら中で探し回った挙句、これぞと思えるのはボッテガのミニウォレットでした。
札入れはきっちり1万円札サイズ。
小銭入れのマチもそこそこあります。スナップボタンで出し入れも簡単。
カードも2枚入ります。
余計な飾りもなし。
キーケース程度の大きさってのもいい。
ボッテガの革は軽いので、羽根のように軽い財布です。
ワタシが探していたのはまさにコレです!
問題は、予算オーバーってことでした。
何しろハワイで散々買い物をした後ですし、可愛い価格で見つけたかったんですよね。
でも躊躇する理由は価格だけ。
普段用の長財布と違って毎日使うモノではないから、それこそ10年間使うことになると思われます。それなら「あのときのボッテガはよかったなー」と悶々とするより(何しろボッテガもシーズン毎に革の色がころころ変わるから)、さっさと買って使う方が精神衛生上よろしいと判断しました。
買う理由が「安い」なら買うな!
買わない理由が「高い」だけなら買っとけ!
というのがワタシの信条です。
てなわけでめでたくボッテガのミニウォレットを買い、ピーカブーからナイロン財布を取り出すという哀しい事態は回避できました。
小さな財布っていいですね。
特に変わった用事がないなら、数枚のお札と多少の小銭、それにクレジットカードがあれば全然困りません。よく考えたら海外旅行は少しの現金とカードだけで乗り切ってるんだから、日本国内もそれで済むハズ。
とは考えたのですが、保険証とかキャッシュカードとか念のために持ち歩きたいモノもあれこれあるので、普段使いは相変わらず長財布です。
あとね、小さ過ぎる財布だと、バッグの中でどこにいったかわからなくなるのが難点です。
大きいバッグならデカい財布をどっかり入れといた方が「あれっ、財布はどこ?!」と焦らなくていい。
というわけでボッテガのミニウォレットは小さいバッグ専用という贅沢な立ち位置に落ち着きました。
ミニマムワードローブのために、高級ブランドを味方につけろ!