久しぶりの銀行窓口行脚で、意外な対応をされる…?

前回の記事(2024年開始の新しいNISAに向けて金策中)で書いたように、新NISAに突っ込む資金を遣り繰りする一環として、平日休みが取れた日に銀行を回ってきました。

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昔はクレジットカードが今ほど便利じゃなかったから、全国各地をウロウロするとなるとあれこれ口座を持っていた方がよかった時代もありました。
何しろJR東海のチケットはJRカードじゃないと買えなかったんですよ。西日本はそうでもなかったのに。
今はそんな縛りがないどころか、みどりの窓口ではなく券売機で買え、更にはスマホでポチーで済むようになって、いい時代になりました。
参考:新幹線の旅に必須! スマートEXが便利過ぎる

そんなこんなであちこちで銀行口座を持っている必要もなくなってきたので、これを機にあまり出し入れのない口座は解約することにしました。

銀行口座もタダで維持できりゃ、そのまま置いといていいかなーと思うんですけどね。
例えば、ゆうちょ銀行も「全然利用していないと、そのうちATMも使えなくなるよ」と言っています。
ゆうちょ銀行 長期間ご利用のない貯金のお取り扱いについて

思い返すと、昔はゆうちょ銀行が最も便利でした。
どこへ引っ越しても出張しても、その先に必ず窓口とATMがあるというのは心強かったのです。
1週間の出張の最中に仙台の友人の披露宴に出ることになり、横浜の郵便局で「ご祝儀なので新札を頂けるとありがたい」と無茶を言いながら引き出して、なんてやっていたのはいい思い出。
しかし今となっては引越も長期出張もないし、ほとんど現金を使わなければお金の移動もスマホでできるので、窓口やATMの数がモノを言う時代ではなくなりました。
参考:完全にキャッシュレス生活へ移行するまで、あと少し!?

そんなこんなで、ふと気づくと昔は頻繁に出し入れしていたけど今はほとんど触っていないという口座がいくつかありました。
すぐに使う用事もない、ある程度まとまったお金の保管場所的にしていたけれど、お金をNISAに移すならもう口座を閉じてもいいかな。どうせ終活のときには整理しなきゃいけないし…。
というわけで、口座解約行脚をする気になったのです。

 

まずはA銀行。

窓口は空いていて、待ち時間なしで対応してもらえました。

口座を解約したい旨を伝えたら「…あまりご利用されませんか……?」とガッカリ顔をする窓口のお兄さん。
通帳の履歴を見てくれ。最近は出入金は一切しておらず、数円というふざけた金額の利子が入るだけなのですよ。
「最近はそうですね、使ってないですねー」と言いながら解約用紙に記入・捺印をしていると、「口座に結構な金額が残っていますが、現金でお持ちになりますか?」と訊かれました。

前の部屋の住宅ローンを完済したとき、結構な金額の現金を持ち歩いたら、重いしドキドキするしで「二度とやらない…」と思いました。
参考:住宅ローン完済時の不審な行動

この日は大量の現金を運ぶつもりはなく小さなバッグで来ていたから、普通に「いえ、振込でお願いします」と頼んだら「振込手数料がかかりますよ。金額が大きいから、手数料も結構かかってしまいますが…」とまさかの現金推し。
いや、手数料かかるっつっても数百円でしょ?
若いときはそれをケチって現ナマを運んだけど、今は安全のための料金だと思って払いますよ。
大体、重い現金を運ぶには外は暑過ぎるし、タクシーを使うくらいなら振込手数料の方が安い。

以前、住宅ローンを完済するための資金を現金で引き出したとき、用途を訊ねられて「詐欺にご注意!」というチラシまで渡してきたくせに、なぜあの頃より物騒になっているのに現金推しなのか、謎です。
「振込手数料は払いますから」と振込依頼書も記入し、手続きをしてもらいました。

ほどなくして手続きが終わり、窓口で控えや使用済みの通帳を渡してもらいました。
そこで再び「もう口座はお使いになりませんか…?」と念を押してくるガッカリ顔のお兄さん。
「そうですね、予定はないですね〜」と困惑するワタシ。
「機会があればぜひ…。またのご利用をお待ちしています…」と、頭を下げられました。
ここは学生のときから使っていたから、ちょっと「うっ」となりましたが、でも今使わないものは使わないんですよねえ…。

 

その足でB銀行へ向かいしました。

銀行のサイトを見ると「窓口へお越しの際はご予約を!」となっていましたが、時間が読めないのでノー予約で突撃しました。
すると何のことはない、店内はガラガラで、すぐに案内されました。

銀行の窓口っていつ行っても混んでいるイメージだったけどなあ。
どうしても窓口じゃなきゃいけない用事があって、休みが取れたのがたまたま五十日だったりすると、イライラするほど待たされたものだけど。
と、感慨深く(?)なりました。
思い返すと、ワタシも銀行窓口へ来たのなんて久しぶりで、コロナ禍突入後は無縁でした。
それで済んじゃうんだから、銀行支店が次々閉鎖されるわけですね。

口座を解約したい旨を伝えると、すぐに残っているお金の振込先の確認をされました。
そうですよね、数万円ならともかく、このボリュームの金額なら振込を推奨しますよね。
振込先の通帳を取り出すと「あ、では私の方で依頼書を作成しますね」とテキパキ進める窓口のお姉さん。
あっという間に手続きを終えて、控えやら通帳やらをワタシがバッグにしまい終えないうちに「長年のご利用ありがとうございました〜」と〆に入りました。
さっきのウェットなお兄さんと対照的なドライさです。

 

振込先の口座をスマホで確認すると、無事に入金されていました。
通帳入れに使っていたポーチの厚みが薄くなり、身軽になってホッとしたような、なんだか心許ないような、複雑な心境です。

これでうっかり休眠口座の維持料金を取られちゃう的な心配はなくなったわけですが、ひとつ使用中の口座に難があって困っています。
住宅ローンを借りている地方銀行が、口座管理手数料を取るようになってしまったのでした。
まったく出入金もなければ残高もない休眠口座で手数料を取られるのならともかく、毎月それなりの金額を出すのに使っている口座で結構な手数料を取られて「えー」となっています。
まとまった金額を預けても数円にしかならないのに、それどころかガッツリ手数料を取られるとは、イヤな時代になりました。

住宅ローン控除終了まであと数年、終わったらさっさと完済して手を切るか、それともローンを借り換えるか、悩み中です。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

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