思い返すと1年前の今頃、坐骨神経痛が酷くなって日常生活が困難になりました。

痛みが常態化したのはその更に半年前くらいからだけど、鎮痛剤でなんとかなっていた範囲でした。
それが去年の夏には突如激化し、寝っ転がっていても脂汗が出るほどの痛みに進行。
いやーまさかあの頃は、向こう1年の間に人生初の全身麻酔で手術を受けることになるとは思わなかったし、それからズルズルと体調を崩して休職する羽目になるとも想像していなかったし、そうこうしているうちにブリ男がリンパ腫になって死にかけて2回も開腹手術するなんて見当もつかなかったし、「何だったんだ、この1年は…」と我ながら呆然としています。
今はどんな状態かというと、おかげさまで日常生活にほぼ支障なしというカンジです。
そりゃ左脚と同じかと言われると違和感はあるし、台風の前とかになると痛くて「年寄りが天気が悪くなると痛むとか言うのはこれか…!」と戦慄しています。
しかし麻痺して弱弱になった神経や筋肉がだいぶ戻ってきたので、生活に困るほどでもないし、鎮痛剤の存在を思い出すこともない。ましてや杖も必要ではない。
春先の頃は、横断歩道を渡っている最中に信号がパカパカし始めても小走りで渡り切るのが無理だったのですが、今はちょこちょこ走ることも可能です。
そういえば階段は避けられるものなら避けていたのが、今は駅構内の移動程度なら階段でも平気です。
今年もクソ暑いのでミネラルバランスがおかしくなったのか、睡眠中にこむら返りを起こしました。
坐骨神経痛が酷くて夜中に目を覚ますと「こらむ返りみたいだな」なんて思ったものですが、実際にその後にこむら返りを起こしてみると「あー、違うわ。坐骨神経痛とは全然違うわ。この程度ならちょろいもんだわ」とグイッと足を引っ張って、そのままぐーぐー寝つきました。
てなくらい酷かった痛みは過去のものとなりつつあります。
椎間板ヘルニアの話で「手術してもスッキリとは治らないんだよねえ…」なんてことを聞きます。
確かに違和感やある程度の痛みが残っていることを考えると「手術は万能ではないんだよねえ」としか言いようがありませんが、手術前の「いっそ殺してくれ……!」てな痛みのことを考えると、ワタシ的には手術は大正解でした。
リスクを冒して神経付近を触るなんて正気の沙汰ではないわ。
なんて考えていたけれど、ワタシくらい深刻になった人にはありがたい手術です。
これも執刀医はじめ病院のスタッフが手厚く面倒を見てくれたおかげだし、そもそも手術まで繋いでくれたペインクリニックの医者のおかげです。
痛みが治った足を向けて眠れません。
先日は、執刀医による術後の経過観察がありました。
半年に一度、レントゲン写真を撮る程度の軽い診察です。
レントゲンを見るに、術後の椎間板が更に潰れるなんてこともなく、問題はなさそうです。
次に診せるのは年明けの予定。
そんなペースなので、大病院のお作法に慣れず、「保険証はいつどこでチェックするんだったかな」「診察票はどこに持っていくんだったかな」「レントゲン室はどこだったかな」と毎度まごまごしています。
まごまごといえば、職場復帰を果たしてしばらく経ちましたが、こちらは思ったよりまごまごしていません。
昔、半年ほど休んで復職したときはもっとしんどくて、昼間職場にいても動けなくなるときがあったりして、1年くらいしてまた短期に休んじゃったりと結構苦労しました。
なので今回も復職しんどいなあやだなあとうっすら思っていたのですが、想像していたより元気にやっています。
休むと決意したタイミングが早かったおかげかな、なんて思います。本当にどうしようもなくなる前にしっかり休養できたから、ダメージが軽かった。
「もうちょっと頑張れたかもしれない」と思わないこともないけれど、「この程度でギブアップしておかないと根深いことになってしまう」なんてことも思います。
それと、職場の環境がいろいろ変わって、ワタシがやっていた仕事を放棄したせいであの人とあの人が割を食っているというのが見えづらくなっており、罪悪感を抱きづらくなっているのも、気軽に復帰できた要因のような気がします。
ワタシがやっていた仕事はどうなったかというと、形を変えて数人にバラ撒かれたというカンジ。
というか、複数人にやらせる仕事をひとりにやらせるなよ…、くらいのことすら感じました。
数人にバラ撒かれてみると、ワタシが数年前に仕込んだけど誰も見ていないからあまり評価されていなかった仕事が俄かに脚光を浴びて、ちょっと面喰らいました。
その仕込みがなければワタシが倒れている間は回らなかったし、ぐだぐだになっていた部分も復職後すぐに立て直しできなかった。
やっておいてよかったな。と数年経ってようやく実感し、今はまだ仕事量を半分くらいにしてもらっているので、次の仕込みをせっせとする余裕とヤル気があって、ありがたいです。
こういうこともあるから、社会や会社は短期間の成果ばかりを求めてくれるなよ。と思いました。
と、ワタシの方は元気なのですが、ブリさんの方は、まあ元気ですけど心配事もあり、という状況です。
食欲はあって「寄越せ寄越せ」と圧をかけてくるけれど、いざカリカリやウェットフードを出してもあまり食べないときもあるし。
と思えばビックリするくらい食べるときもあるし。
相変わらず嘔吐もあって、食べても太らず、毎日ヒヤヒヤドキドキしているというのが正直なところ。
一方でオモチャでちょっと遊ぶくらいの元気もあって、目力も強いので「リンパ腫はなかったことにしてほしいとは言わない、これくらいの穏やかな日ができる限り続きますように」と祈る日々です。
こんな毎日、1年前はまったく想像できませんでした。
が、人生とはそんなものかもしれません。
とりあえず、ブリさんの食欲に一喜一憂しながら今年の暑さを乗り切ることだけ考えます。
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