退院後の猫の様子。

ブリ男、めでたく退院できました。

猫

前足には点滴用のおハゲ。
術後服の中のお腹にもおハゲと手術跡があります。

痩せたうえに術後服で毛を抑えていると、猛烈にスリムに見えます。

入院6日目にもなるとカリカリも出してもらえて、それをぺろりと平らげて、かつ嘔吐もないとのことで、その翌日に獣医師の診察をしてから退院できそうです、と教えてもらいました。
腸に穴を開けたのに、1週間もしないうちに固形物を食べられるんだ。猫って回復力あるなーと感心です。そのぶん、悪くなるときは一気に悪くなりますけどね…。

さて、入院から1週間、診察後に動物病院に向かったところ、ブリさんはキャリーバッグに戻されて(今回は預けっぱなしになるので、嵩のあるエアバギーではなく、バッグでした)診察室の椅子に置かれていました。この様子を見るに、めでたく退院のようです。
手術直後の血液検査結果と退院日のものを見比べると、白血球数など高かった数値が落ち着いて回復傾向にあるとのこと。
傷口もくっついてきているし、食べられるし、退院していいでしょう。となりました。

入院してすぐは慣れない環境でフーフーシャーシャーと荒ぶっていたブリさんも、ここ数日はリラックスした顔をしていたので、獣医師さんには「ブリちゃん、せっかく慣れたのにね〜」と名残を惜しまれました。
数日したら抜糸があるから。そのときにまたよろしくね。
と、バッグの網越しに先生とご挨拶して、診察室を後にしました。

抜糸のときには、肝心のリンパの生検の結果も出ている予定です。
はー、どうなることやら。

全身麻酔の開腹手術、しかも1週間の入院なので、お値段はまあまあかかります。
入院前の診察で獣医師さんに聞かされたのは「15から20万円くらいかな?」という金額で、退院日の朝に電話で事前に教えてもらったのは「まだ確定していない部分もありますが、21万円くらいです」でした。
おお、デカい生き物、ここしばらく無収入で生きているから、なかなか手痛い出費です。とはいえブリさんの命と健康をお金で買えるなら喜んで払いますよ。
加入している動物保険のおかげで、支払いは10万円ちょっとになりました。保険、ありがたいですね。


病院を出ると、入院の日はバッグの中でじっとしていたブリさんも、元気を取り戻したようでバッグの中でそわそわぐるぐると姿勢を変えて落ち着かない様子でした。

人気がなければ「よしよし」「もう少しでおうちだよ」と声を掛けまくるところですが、あいにく夕方で行き交う人が多い時間帯。
その中でにやにや笑いながらひとりで喋っているババアをやっていたら通報されちゃうので、ぐっと堪えて黙って歩きました。

マンションのエレベーターでようやくブリさんと二人きりになり、そこで「お腹空いた?」と声を掛けると、バッグの中から「ぅわあああん!」と元気よく返事をするブリさん。
可愛くて笑ってしまいました。

部屋に入りキャリーバッグの蓋を開けると、レンタルした術後服を着たままブリさんが飛び出てきます。

服を着せると歩けなくなる子もいるそうですが、既に1週間着ているのでそれはなさそう。
とはいえ歩きづらいは歩きづらいようで、なんかガニ股気味というか、いつもと違う歩き方で洗面所やクローゼット部屋をパトロールしていました。
警備隊長がお留守の間、デカい生き物が治安を守っていたので、異変はありませんよ。と言っても、己の目で見ないと納得しないブリさんでした。

「お皿キレイキレイする?」と食事の合図のワードを言うと、目をキラッキラさせてガニ股警備隊長が小走りにやってきます。
退院のお祝いということで好きなアニモンダを開封すると、ドサッとキッチンに乗るブリさん。えっ、お腹痛くないの?
傷の痛みのせいか術後服のせいかジャンプがいつもよりもっさりしていますが、90センチの高さに乗ることはできるようです。
その後テーブルにも「よっこいしょ」という雰囲気ながらも乗れたし、ケージの2階は無理かなあ食事&水会場は要変更かなあと心配していたけれど「えっさほいさ」というカンジで登ったし、生活には支障なさそう。

そして食事は…ホントに1週間前に腹を切ったんですか……という勢いでウェットフードを平らげました。
なるほど、これなら看護師さんが「結構な量があるのに勢いよく食べて」と感心するわけです。

その後はしっかりシーを済ませ、もう一度皿の前に。「まだまだ食べられます!」の合図です。
カリカリを出すとそれも勢いよく吸い込み、それでも「自分、まだイケます!」な様子なのでカリカリを追加するとそれも食べ、「まだやれるぜ!」と追加のおねだり。
しまった、獣医師さんに適正量を確認しておくべきだった。

久しぶりにしっかり食べたので胃腸が動いたらしく、小さいながらも無事にウンチをしました。
ただ、術後服に慣れないせいか、トイレから外すということも久しぶりにやりました。
翌朝のウンチはちゃんとトイレ内でできたので、順応しているようです。
それでも服は気になるようで、頻繁に舐めていますけどね…。


さて、しっかり食べてウンチも済ませ、久しぶりの自宅でゆっくり眠るかと思いきや、いつまでもあちこちをウロウロしてなかなか寝ません。

ワタシが食事している間はテーブルの上で顔を洗い、皿洗いを始めるとわざわざよいしょとキッチンに乗り(仔猫時代はともかく、最近は食後の皿洗いに興味を示さない)、クローゼット部屋で服を片づけていると「やってますな」と覗きに来て、洗濯機からタオルを取り出すときも「どれどれ」とついてくる。
とにかくワタシの傍にいます。

やだこれ、ブリさんが仔猫の頃以来じゃない。
あの頃はずーっとワタシの後をついて回って、開ける戸棚に全部顔を突っ込んで、てやってたなあ。

たまにワタシから離れてのっしのっしと警備に周り、戻ってきて「よしよし、異常なしかい」と頭を撫でると、いつも以上にデレッとした顔になります。
入院中、いつものデカい生き物がいなくて淋しかったかどうかはわかりませんが「いつもの場所といつものデカい生き物は、いいなあ」と思っているようでした。

とはいえワタシの入浴中は洗面所で待機していた様子はなく、ようやくおとなしく寝たようです。
しかし風呂から上がると、これまた最近は興味なさげだったのに浴室へやってきて「ほほう、床がびしょ濡れですな」とパトロール。
ドライヤー終了後に一緒に部屋に戻り、カリカリを食べて、それからまた一緒にあちこちを周り、というカンジで夜を過ごしたのでした。

さて、そろそろ寝ますよ〜とベッドに入って消灯すると、ブリさんがすかさず布団に乗ってきました。

ここしばらく一緒に寝てくれなかったのに、さすがに淋しかったのね! いいよいいよ、一緒に寝ましょ!
と歓喜したのですが、布団というかワタシの上をのっしのっしと歩いて落ち着きません。そのうちワタシの身体を蹴り飛ばして水を飲みに行ってしまいました。
そして爪とぎの上で毛繕いをし(というか術後服を舐め)、音もなくまた布団の上に乗って、のっしのっしと枕元に寄ってワタシの口元をすんすんすんすんと嗅ぎ、また布団の上に戻って布団越しにワタシの身体にもたれかかって毛繕いの続きをし……と、なかなか落ち着かないご様子。

にしても、この冬はワタシにどかーんともたれての毛繕いをあまりしなかったのですが、久しぶりにもたれられてみると、あまりの軽さに泣きそうになります。
前はもっと重量感があったのになあ…。

ようやく落ち着いたのか枕元へやってきて、ワタシの腕を抱き枕に寝始めました。
病院ではおそらくやらなかったであろう、お腹をぱかーんと上に向けて、リラックスしている様子です。
この日はずっと枕元で寝ていたようで、夜中にブリさんと枕の争奪戦となりました。お互いに寝ぼけているので、ふにゅふにゅと熾烈な争いです。


やれやれ、この調子でたくさん食べてちゃんと寝て回復してくれるといいな。

と思っていたら、翌日から療法食のカリカリは「もっといいモノあるでしょ」とあまり食べなくなりました。
皿にカリカリが乗っていても、皿の前でじーっと座って待って圧をかけてきます。
検査結果が出るまではほかのカリカリを食べさせないでねと釘を刺されていますが、この圧に数日間耐えられるかどうか…。

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