甘えるまで、時差がある猫

デカい生き物が温泉で旨いモノをわしわし食べている最中、ブリ男はお留守番でした。

猫
PCのアダプタを枕にする。

一晩お留守番するのは半年ぶり。
しかし初めてのことでもないし、ワタシが出発する直前にウンチしてスッキリしたし、大丈夫でしょう。

カメラで様子を見ると、宵の口はまだワタシを待っている風でしたが、夜中にはどこかでぐーすか寝ているようで(夏のベッドである爪とぎはカメラの死角)安心しました。

次の日、夕方に帰宅すると、ワタシの顔を見るなり「あぁーん」と可愛い声を出すブリ男。
一晩俺をひとりにするなんてひどーい、腹減ったー。てところでしょうかね。
仕事に行く日とかは帰宅しても無言でドライなので、やはり夜ひとりなのはイヤみたいです。

とはいえ、その後の態度はいつも通り。
ワタシがブリ男の皿を洗うときはのっしのっしとキッチンを歩き、ゴハンを出してやればあっという間に平らげ、ワタシの食事中に「いいから早くグリニーズを出せよ」とプレッシャーをかけてくる、と普段のブリさんでした。

そして、こうして留守番をさせた後は、ワタシが風呂に入ろうとすると「デカい生き物またいなくなるの!?」と大騒ぎしていたものですが、最近は特に何もなければワタシの入浴中もリビングのドアを開放してブリ男の好きにさせています。
なので洗面所で風呂の支度をするワタシを眺めて「アイツ、また何か恐ろしいことをしようとしているぜ…」(←シャワーが怖い)みたいな顔をするだけでした。
デカい生き物がいなくなるのはイヤかな~と思って「ブリさん、お母さんと一緒にお風呂入る?」と誘ってみたものの、のっしのっしとリビングに戻るブリ男さん。その後、洗面所に戻って浴室内の様子を伺っていたようですが、また部屋に戻って寝ていたっぽいです。

最近は暑くなってきたので、ブリ男は一緒に寝てくれません。
ワタシがベッドに入って消灯しても、爪とぎやケージの天板で寝ています。
一応、明け方は枕元に来てうふうふしてくれますが、それだけ。夏が来たなあってカンジです。

でも留守番の後だから、今夜はさすがに一緒に寝てくれるかな。

と期待したら、さっさと爪とぎへ行ってしまいました…。

「んもー、ブリさん、せっかくお母さんが帰ってきたんだから一緒に寝んねしてよー」とベッドに連れ込んでみたものの、すぐにベッドから降りるブリさん。
相変わらずドライな子だ…と涙で枕を濡らしながら眠りについたのでした。

 

その翌日は、家で仕事していました。

ブリ男は昼寝の合間に皿の前で「食べます!!」という顔をしておねだりし、時にはワタシが「あらあら、昨日と違ってお母さんがおうちにいるから嬉しいね~。おやつ貰えるね~」などと言いながらカリカリを出すのでご満悦です。
旅行もいいけど、ブリ男を眺めながら家で過ごすのも格別よね…、などとしみじみしながらせかせかと仕事をしていました。

夕食の後、風呂に入り。しばらくして就寝。と、いつもと変わらない生活です。
そしてその夜もブリ男はベッドに乗ってきませんでした。

ところが、ブリ男は夜中にふみふみしまくってきました。
寝ているワタシの肩やら腕やらを、喉をぶーぶー鳴らしながら踏みまくり。
ときにお尻をワタシの顔に乗せて休憩したり、ワタシの鳩尾の上で仁王立ちしたりするものですから、ブリ男がふみふみするときは嫌でも目が覚めます。

どうも、ワタシが帰った日に「デカい生き物が帰ってきた!」と喜ぶというより、「今日は一日中デカい生き物が俺の縄張りにいた!」というのでご機嫌になって甘えモードに入ったようです。
だからといって連日在宅勤務していると、デカい生き物の存在価値が下がるらしく、連日ふみふみするというわけでもないのです。
分かりやすいのか分かりづらいのか…。

そしてこの夜以降、明け方の腕枕はしてもふみふみは発動されていません。
もっと甘えてくれてもいいんですけどねえ。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

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