田舎者は、いまだにコンビニエンスストアをありがたがる。

通勤経路、自宅からの最寄駅のすぐ近くに、新しいビルが建設されました。

建築中に「テナント募集中!」の立て看板が出たので、「わー、なんのお店ができるんだろう。何がいいかな〜。カフェかな〜。パン屋もいいなー。気の利いたお弁当屋でも嬉しいな〜」とワクワクしながら横目で眺めていたのですが、いざオープンしてみるとセブンイレブンでした。

コンビニか…。
いやまあ、コンビニ使うけど。パンも弁当も売ってるしさ…。

ワタシが生まれ育った町は田舎で、小さい頃はコンビニなんてものはありませんでした。
個人商店のよろず屋的な店はあって、いつ仕入れたのかよくわからない調味料とか、珍しくもなんともないお菓子とかが並んでいた。
品揃えがイマイチなうえにスーパーと同じように夜には閉まったので、コンビニエンスストアというカンジではなかったです。

そんな田舎にもコンビニの波が押し寄せたのが90年代頭くらいだったと記憶しています。

オープンしたのはサークルK。
当時はワタシのふるさとにはセブンイレブンなぞ展開していなかったので、ドラマなんかでセブンを見ると「都会だな…」と思っていました。
所詮田舎にはマルケー(サークルKのこと)くらいしか来ないよね〜。と拗ねていましたが、そのマルケーも実家からは車で行かなきゃいけない距離です。
日常的に、「ちょっとアレを買い忘れたから」「急にコレが必要になったから」と使うような店ではありませんでした。
そして当時は24時間営業ではなかったんじゃないかな。田舎だし。スーパーより遅くまで開いていて助かるよねとか、大晦日にも元日にも開いてるんだスゴいねとか、それくらいの便利度合いだったように思います。

そんな田舎者も高校はちょびっとだけ街に出たので、高校の目の前にはローソンがあり、部活帰りに友人と夏はアイスを冬は肉まんを買うという遊びを覚えました。
弁当がない日にフラリと校門を出てローソンでサンドイッチが買えるって便利ね。と、初めて「コンビニって便利!」と感じたのです。

実家から徒歩圏内にコンビニができたのは、ワタシが大学を卒業して家を出るくらいの頃のことでした。
そしてまたもやサークルK。
当時、愛知の田舎にはマルケーしかなかったのです…。

そんなわけで「家から歩いてすぐの場所にコンビニがある」という生活を送るようになったのは、社会人になってからでした。

マンションの近くにあったのは、ファミリーマート。
スーパーも割と近い場所にあったのですが、当時は忙しくて自炊もままならないような暮らしだったので、24時間営業しているコンビニはマジ神でした。
深夜にフラフラとファミマに寄って、空腹に任せて弁当やお菓子を買い、部屋に帰って半分眠りながら食べるという怠惰な生活。
コンビニがない時代の忙しいひとり暮らしの人はどうしていたんだろう。「家のことが回らないから嫁が欲しい」と思っていたワタシは、ファミマに感謝する毎日でした。

その後転職して名古屋に戻ると、また徒歩圏内にコンビニがない生活に戻りました。
といっても当時は自動車を持っていたので週末にスーパーとドラッグストアをハシゴして買い溜めができたし、勤務先の近くにスーパーがあったうえに残業はあまりなかったから足りない食材をスーパーで買って帰宅するということができました。

それから数年、街中のマンションを買ってみると、徒歩圏内に何軒もコンビニがあるという状態になって、田舎者は「…おお!」と思いました。
実家ではマルケーしか縁がなかったし、高校時代は校門の前のローソンしか行かなかったし、社会人になってからも都会に住んでいたわけじゃないからファミマしか選択肢がなかったし。
それがローソンもファミマもマルケー(当時はサークルKサンクスだったかな)も、なんとあのセブンイレブンもある! しかも歩いて数分の場所に! 最寄りのコンビニは何ならマンションから徒歩1分だし! すげー、都会じゃん!
と、興奮したのでした。
コンビニスイーツの食べ比べができるとか、お腹が空いてローソンに行ったけどピンとくる弁当がなかったからセブンに寄るとか、子ども時代には考えられなかったなあ。

最近は夜遊びをしないので夜中にフラフラとコンビニに行くということはしませんが、忙しい時期に在宅勤務を続けて「もう3日も外に出ていない…。食べるモノもない…。せめてコンビニくらいには行って調達せねば…」と早朝にコンビニに行って、その日食べるパンや冷凍食品やバナナを買う、みたいな使い方をしています。
ウチの近所のスーパーは小さいので、ヘタするとコンビニの方が冷凍食品が充実しているんですよね。
スーパーよりコンビニの方が高いとか、そういう問題じゃないんですよ。時間も気力もないときに選択肢があるということが素晴らしい。
参考:繁忙期に備えて食料備蓄! 健康的なレトルト・冷凍食品って何だろう…

最近は嵩張る荷物を運ぶ気力・体力がないから、急いでいるときはドラッグストアに行かずコンビニでトイレットペーパーやティッシュペーパーを買うこともあります。
こうやって老人になるとコンビニ依存率が高まっていくんだろうなあ。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

2 thoughts on “田舎者は、いまだにコンビニエンスストアをありがたがる。”

  1. こんばんわ

    コンビニ・・・助かりますよ。なんたって大阪ですが、ど田舎。
    最寄りのバス停まで下る事、5分。(登りは10分)
    ラッシュ時で1時間4本、真昼間は、数時間バス来ないし。
    そしてバスに揺られて20分で駅。
    そんなクソ田舎、よろず的スーパーはあるけど徒歩、山下り20分。なのでマヨネーズ1本でも車です。

    そんな田舎にバス停の近所のコンビニが出来たんですよね。
    ファミマですが、、この際、なんでもいいんですよ。
    手数料取られても、お金を引き出せるし。マヨネーズもパンも売ってるし。田舎のコンビニですが、仏花も野菜も売ってる。
    多少高くても、問題無しですよ。
    ご近所の高齢者、車の免許返納して動きが取れなくなったら弁当も帰ると、大喜びです。
    そのうち、そうなると思うけど、、まじ助かるコンビニです。

    1. まだむサマ
      実家がまさにそんな環境で、笑ってしまいました!
      マヨネーズも車で買いに行きますよね〜。分かりみが深い〜。
      徒歩でフラッと買い物に行ける感覚が薄いまま育ったので、人生の半分は街中暮らしなのに今でもコンビニ選び放題にウキウキしちゃいます。
      コンビニって若い子が使うイメージあったけど、歳取ると有り難みが増しますね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です