旅ログ ~雨の源光庵と光悦寺で青もみじ撮影~

この大雨の中、京都に行ってきました。

二条城
二条城の門。雨粒が入り込んでロクな写真が撮れない。

警報が出るような天気だと承知の上で行ったところ、やはりというか何というか予定していたことができなかったりして行き当たりばったりな旅となりました。
予定が狂って空いた時間で何をしたかというと、源光庵と光悦寺に行きました。

タクシーでの移動中は土砂降りだったのに、源光庵に着くと雨が上がって無事に撮影会開催。

源光庵

人っこひとりいません。
拝観料を払おうとしてもお坊さんすらいない(呼び出し用の鈴が置いてある)。

源光庵

街から離れた山の中ということもあって、静寂そのもの。
すごく贅沢な時間が流れていました。

この時期のお楽しみは青もみじ。

青もみじ

青もみじ

雨の合間に瑞々しい緑を激写しまくってきました。

緑

何しろカメラがおニューですからね!
参考:[Newカメラ]OLYMPUS OM-D E-M10 MarkⅢ を買いました!

あちこちのボタンやダイヤルを触りまくって、あーでもないこーでもないと撮影していました。
防滴仕様じゃないのにときどき木の葉から水がボタッと落ちて濡れたので心配です…。

 

さて、源光庵の目玉のひとつといえば。

源光庵

迷いの窓と悟りの窓です。
四角の方が迷いの窓、丸い方が悟りの窓。

四角は人間の生涯、四苦八苦を表現しているそうな。
丸は完全無欠の大宇宙らしいです。

煩悩満載の人間の目には「障子なんかの表情があって迷いの窓の方が素敵じゃん。悟りの窓の方はなんか完全過ぎてちょっとね」なんて思ったりなんかして。まだまだ解脱できそうにありません。

源光庵

源光庵

ま、でもやっぱりどちらも素敵よね。

源光庵

残念なのが、ちょっと角度が変わると窓からの景色がイマイチになること。

源光庵

そこも含めての「窓」なんでしょうな。

源光庵

ここでもカメラを弄り回しながら大撮影大会。

源光庵

何しろほかに観光客もおらず、貸し切り状態だったんですよ。
庭を撮影している間は止んでいた雨も再び降ってきたりなんかして、雨粒に叩かれた青もみじがぴょんぴょんと跳ねる様を存分に堪能できました。

 

源光庵のもうひとつの目玉といえば、血天井。
1600年の伏見桃山城での戦の際、300余人が自刃した血痕が残った板が天井になっています。

うへぇ、ホントに血痕まみれ…。

源光庵

足跡もくっきり。

源光庵

窓の外が爽やかなだけに、凄惨な血痕が余計に酷い。
この歳になるといろんなことに鈍感になるので「うわーひどいねー」で済みましたが、繊細な10代の頃に見たらトラウマになりそうです。

 

ここまで来たら、ということで光悦寺にも行ってきました。

光悦寺

ここは本阿弥光悦の庵が元になっているということで、寺というよりキレイに整備された庭がメインという風情です。
行ったときも、観光客はいないしお坊さんもいない、でも雨の中庭師さん達がせっせと作業しているという状態でした。大雨警報が出ているのに庭の手入れ。大変ですな。

それだけあって、なかなか見応えのある庭です。

光悦寺

光悦寺

光悦寺

苔が瑞々しいっていいねえ。

光悦寺

以前苔寺に行ったときは、暑過ぎて苔が干からびていましたから…。

 

どちらのお寺も紅葉の季節になると激混みらしいです。そりゃこの青もみじが紅くなったらさぞ迫力だろう! と脳内で楽しんできました。
青もみじのシーズンも静かでいいものでしたよ。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

6 thoughts on “旅ログ ~雨の源光庵と光悦寺で青もみじ撮影~”

  1. ( ^-^)ノ(* ^-^)ノこんばんわぁ♪

    大雨、、、それも大雨特別警報が出てた京都ですか?(≧m≦)ぷっ!
    両方とも、京都市北部なんで雨、少しマシだったのかな?
    最近の雨は、ピンポイントで猛烈に降るから、少し離れると全然違うんですが。
    大阪北部と南部では、全く違います、南部の我が家は、いつもの梅雨って感じでしたが、、実家のある北部は、避難指示、電車は止まる、学校も休校です。

    でも激混みの京都、こんな時はガラガラ?でよかったですね〜。
    ここ数年、激混みで全く行く気がしません、、、(x_x;)シュン

    有名神社仏閣は、殆ど行った事ありますが、、昔行った時と違う観点で見て回るのは、新鮮です、、早朝に行くのが一番ですが、、雨上がり?もしっとりと緑が綺麗ですね。
    建具を額に見立てて見る庭、、何時迄も見ていたいものです。

    新しいカメラで、撮影旅、、早速ですね〜〜
    羨ましい限りです〜〜〜

    1. まだむサマ
      山陽新幹線が全滅の中、東海道新幹線は動いていたので決行しちゃいました。
      いつもより空いていて回りやすかったですね〜。
      風もなかったし、ときどきワッと降るのをやり過ごせば特に問題なかったです。

      ただ、山の方では拝観停止のお寺もあったりして…。
      学校が避難所に変化していたり、鴨川の歩道に流木が転がっていたり、いつもの京都ではなかったです。
      四条や祇園界隈のお店の人と話しても凄かったらしいですよ。あの辺の鴨川が氾濫したらえらいことになりますね。

      歩いているときは雨が止んでくれたので、ニューカメラを存分に堪能しました!
      家の中で猫を撮るのとはまた違った楽しさですね。

  2. 朝ごはんの記事に先にコメしちゃった…こっちにも!

    天井の板、凄惨ですね…私ちょっと苦手かもしれない
    それから窓
    私、悟りの窓は整いすぎて恐さを感じてしまう
    迷いの窓のほうが好きです(それは迷いだらけの人生だから?)
    いいお庭だなー
    雨で緑が濡れてるのが素敵ですよね
    降りすぎると残酷だけど、しっとりと降る雨は大好きです

    京都に行かれたと読んでぎょっとしましたけど、ご無事でよかった
    こういう時っていろいろと自粛傾向にあるとは思うのですが、無事な地域にはどんどん出かけてお金を落としたいですよね
    車とかだと復興の邪魔になるかもなーって気になりますけど、公共の交通機関を利用出来るのであればなおさらです

    昔はそんなこと考えたこと無かったですけど、地震や豪雨とここのところ大きな災害続きの北部九州に住んでいるので、いろいろと考え方が変わりました

    私も京都行きたいなー!
    修学旅行以来行ってないんですよー

    1. ひまわりサマ
      新幹線が止まっていたら断念しようと思っていたのですが、東海道新幹線は普通に動いていたので「あら。んじゃ行くか」みたいなノリで決行してしまいました。
      山陽新幹線や在来線も一部は動いていなくて、いつもより京都の街が空いていて歩きやすかったです。
      喜心でもキャンセルが何件も出たらしいので、行っといてよかったな…と思いました。

      鴨川と桂川が大暴れした後で、歩道に流木が転がっていたり河畔の畑が全滅していたり爪痕が残っていましたよ…。これよりもっとひどい地域もあったとは、相当な豪雨だったんだなーと目の当たりにしました。
      幸い名古屋の方はさほど降らなかったので、ちょっと他人事だったんですよね…。

      お店のおばあちゃんと話していて、鴨川が氾濫して山が崩れたら避難する場所なんかないと言っていたのが印象的でした。

      九州は毎年台風でも苦労するし、大きな地震もあったし、近頃は大変ですね。
      まだ地盤が緩いでしょうから引き続きお気をつけてお過ごしください。

  3. はじめまして!
    ぶ。。。ぶりおさんはお留守番でしょうか。
    多分見た目には変わらないんでしょうが、猫はストレスを出さない子もいるんでちょっぴり可哀想な気もします。。。

    1. annonyサマ
      はじめまして。コメントありがとうございます。

      ブリ男はお留守番ですよ。
      帰りが遅くなるときはペットシッターさんにお世話をお願いしているのですが、やはりワタシからゴハンをもらったり遊んでもらったりしないとご不満らしく、キュルキュル鳴いて主張してきます。

      騒いで甘えてくるブリ男を見ると「なるべく留守番の時間を減らさなければ…」と不憫になるのですが、土日にワタシがまったく出掛けないと「なんでデカい生き物ずっと居んの?」みたいな目で見てくるので難しいものです…。

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