ブリ男がリンパ腫と診断され、抗がん剤とステロイドが処方されました。

ブリさんは投薬に関してはなんの憂いもないタイプで、ウェットフードに混ぜればペロリと平らげてくれます(たまに欠片を残しはしますが)。
なので抗がん剤もステロイドも、肝臓の薬やサイリウム(便の調子を整える食物繊維のサプリメント)と同じようにしれっと混ぜて、ペロリといっていただきました。
そこまでは問題ありませんでした。
抗がん剤は、副作用が出ることもある。と聞かされていました。
人間ほどツラくはないけど、下痢や嘔吐、食欲不振などがあるそうな。
人間ほどツラくないといっても、誰が確認したのさ。
猫に「最もツラいときが10として、なんともないときを0としたら、今どれくらいのツラさ?」とか訊いて答えてもらったわけでもあるまいに。
とは思うのですが確認のしようもないので、飲ませるしかありません。
これで進行が遅くなって、食べたらちゃんと太って、体力が戻れば御の字です。
ところが、服用させた次の日、早速ウンチが緩くなりました。
あ〜、副作用ってこれかあ。
えらいドラスティックに効くなあ。
と感心しながらトイレを掃除します。
すると数時間後にまたトイレ。
いつもは立派なバナナなウンチが、歯磨きペースト状態でした。
ブリさんは特にぐったりしているでもなく、ウンチの後は「アイツにお尻拭かれちゃうぜ!」とダッシュで逃げ回り、ひと通り部屋中を走った後は「スッキリしたぜ、ゴハン!」とおねだりに来る元気はあります。
が、しばらくするとまたゆるゆるウンチです。
うーん、いつもは1日〜1日半に一度のペースが日に何度もとなったら、元気そうに見えてもしんどいだろうなあ。
ある程度薬に慣れてゆるゆる度合いも排泄ペースも落ちればいいんだろうけど。
と、ハラハラと見守っていたら、その日の夜はついに水様便になってしまいました…。
これはワタシの心臓がもたん!
と、翌朝動物病院に電話を架けて相談したところ、一旦抗がん剤は中断しましょうか、となりました。
というわけで、抗がん剤は1錠だけ服用させてみた、てな状態です。
電話で先生には「リンパ腫が進行して下痢になった、ということも考えられますが」と言われました。
しかし、電話した日は1日数度のペースト状の下痢をしたものの、その翌日からはウンチの様子もペースもほぼ通常通りに戻りました。なので、やはり抗がん剤が主要因だったと思われます。
ステロイドの方は特に目立った変化はなかったので、そのまま1週間無事に飲ませ続けられました。
さて、リンパ腫と診断されて1週間、再び動物病院へ行って検査です。
入院した日や抜糸の日はあまり元気がなくて、キャリーバッグやエアバギーのコットに入れるにもひょいっで済んでいたブリさん。
抜糸から1週間も経つとすっかり元気で、抱っこしてコットに入れようとすると「うぅぅぁあああおぉぁおん!」と文句を言って全身に力を込めます。
これだけ元気だと万一のときヤバいな…と、ハーネス&リードを装着されるものですから、ブリさん余計に「やーん」となる(術後服を着ていたときはハーネスの着けようがなかったので丸腰でコットに乗せた)。
ただ、抜糸の日は超慌てた割には入院みたいな嫌な目には遭わなかったのでそんな日もあると学習したらしく、この日は病院への道中喋り続けることもなければ、待合室でも穏やかでした。
この日はエコーと血液検査です。
ブリ男入りのコットを預けて奥で処置してもらい、検査結果が出るまで待ちました。
ただでさえ血液検査の結果を待つときはちょっと時間がかかるのに、この日は急患でもあったのか検査開始も1時間押し。
そろそろ夕ゴハンの時間! とそわそわしていたところを連行され、お腹が空いたまま待たされているので、コットの中のブリさんは不貞腐れているように見えます。
ようやく診察室に入って検査結果を聞くと、まず血液検査に関しては検査した項目全部が標準圏内でした。
えっ、すべて? 肝臓も??
ブリさんの肝臓の数値がどれも標準圏内だったことなんて一度もなかったのに???
獣医師さん曰く「ステロイドのせいですかね」とのこと。
ステロイド、そんな効果もあるのか! すげえ!
炎症反応もなさそうですし、白血球なども標準値で、問題なさそうです。
一方、エコー写真を見ると、胃の中にまた毛玉らしき影が見えるそうな。
えっ、また??
「吐くか腸へ順当に流すかできるように、整腸剤とかサイリウムを投与するのが一般的です」と獣医師さん。
「サイリウムなら、既に処方してもらっています。ほら、血便対策に」とワタシが言うと、カルテを繰って、そうだった☆ となる獣医師さん。
というわけで、毛玉の方はサイリウムを増量してみることにしました。
サイリウムは単なる食物繊維なので容量がシビアに決まっているものでもなく、ウンチの様子を見ながらテキトーにやっていました。
そうか、毛玉対策にもなるのだったら日頃から気持ち多めに与えればよかった…。
この1週間、ブリ男は大層元気です。
ワタシと目が合えば「美味しいモノ出せや!」と皿の前に誘導するし、療法食は相変わらず食いつきが悪いけど別のカリカリと混ぜればつられて食べるし、キッチンにもケージにも躊躇なくジャンプして乗るし、新しいオモチャを見せればパンチしたり狩りの態勢になったりするくらい元気です。
という話をして、下痢も抗がん剤をストップした後は止まったと伝えると、獣医師さんは「やっぱり抗がん剤のせいですかね。そのまま飲ませ続けられたらベストだったのですが」とのこと。
ちょっと様子を見て、また投薬できそうであれば試してみましょうとなりました。
当面はステロイドの量を調整しながら様子見です。
カリカリも消化が良ければ療法食だけに拘らず、なんでも食べさせてやって、とのこと。よかったね、ブリさん。
ウェットフードも食べさせてねと言われましたが、それは言われなくてもガツガツですから大丈夫。
体重は3.5キログラムでした。
手術の後は3.4キログラムだったので、底は脱したのかな。
それでもまだ触れると骨がゴツゴツしています。こんなにゴツゴツなのは仔猫のとき以来。
幸い、今のところブリさんは事あるごとに「美味しいモノ寄越せ!」と請求してくるので、その度に要求に応じて「たくさん食べて大きくおなり〜」と言い聞かせています。
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