ブリ男との生活も、早いもので丸8年になります。

思い返すと、ブリさんと暮らす年月の内、半分以上はワタシの在宅勤務率が上がって割と毎日顔を突き合わせているわけですが、それでも去年も書いたように「やだ、うちになぜか超可愛い猫がいる…!」と、朝な夕なにハッとします。
参考:《猫生活7周年》7年経っても毎日可愛いって、猫はスゴい生き物だ!
これ、実家で犬を飼っていたときには起こらなかった現象だから不思議です。
いや、犬も毎日可愛いなーと思っていたし、今でも散歩中の同じ犬種の子を見かけると「あの子の方が断然可愛かった。ふふふ」と思うのですが、犬は庭と玄関で過ごしていて室内には上がらせていませんでした。
なので、自分の生活空間の中に四つ足のモフモフがウロウロしているのが新鮮で、しかも「構って構って」とまとわりつくというより、遠くからジトッと見つめてくるみたいな距離感なものですから、目が合う度に「なにこの可愛い生き物…!」とハートを撃ち抜かれています。
そんな可愛いブリさんの健康を守るべく、今年もワクチン接種に行ってきました。
例年ですともう少し後、ゴールデンウィークに入ってから行っていました。
が、今回は服用させている肝臓の薬がゴールデンウィークまで持たないカンジで、それでちょっと早めました。
なぜ連休にワクチン接種をさせていたかというと、ブリさんを初めて動物病院へ連れていったのがその頃合ということもありますが、ワクチンと同時にお願いしている血液検査のために絶食させるので生活リズムが崩れるせいというのも大いにある。
いつもは早朝3時台に起こされるので21時には消灯という生活が、採血を朝イチでやるには夜中に食べさせて朝食はスキップとなります。
普段21時には寝ている人が夜中まで起きるって結構な苦行で、それでグダグダになっても構わない連休中にこのイベントをセットしたいのでした。
が、今年は早めてしまったので、フツーの週末です。
しかも動物病院の予約が朝イチでは取れませんでした。
8時間絶食させるってことは、2時以降には食べさせちゃいけないってことか。えー、2時まで起きてなきゃいけないのか。絶対無理。
と、予約を取った後にちょっと絶望的な気分に陥りました。
が、よくよく考えると下手すりゃ3時には起こされているわけですから「一度寝て2時に起きてもいっか〜」と思い直しました。
2時起きが「まあ平気」と思えるって、どういう生活なんだか…。
さて、ワクチンの前日です。
一応「2時まで起きてみるかな」とトライし、映画なんかを観てダラダラ過ごしていました。
しかし、やっぱり慣れない夜更かしは無理ですね。何しろ、その日も朝3時過ぎにはブリさんに叩き起こされて仕事していたわけですから、2時まで起きていられるわけがないのですよ。
早々に映画を打ち切って、さっさと就寝することにしたのでした。
2時にアラームが鳴って、案の定意外とスッキリ目を覚ますと、椅子で寝ていたブリさんが「なんだなんだ」と身体を起こしました。
デカい生き物がゴハンの支度をするのを欠伸しながら見ていたブリさん、徐々に「おっ、これはマジでゴハンだ!」と思ったようで、いつもの通りウキウキモードに。
ブリさんに食べさせながら、ワタシもブリさんに付き合って朝食抜きになるものですから(ワタシひとりが食べていたら大騒ぎされてしまう…)、丑三つ時に軽く食事を摂ったのでした。
片づけた後は二度寝に突入。
ブリさんもベッドに来てくれればいいのにそれはせず、朝いつもカリカリマシーンが稼働する時間帯にようやくやってきて、「アイツ、今日は動かないぜ」とワタシの頬を踏んで訴えたのでした。
動物病院の予約時間の少し前、のっそり起き出したワタシを見て「やっとゴハン!」とはしゃぐブリさんですが、ゴメンね、今日はないのよ。
化粧しながら「おっかしいね〜、ゴハンないねえ」と言うと、はじめはプンプン怒って唸りながら走っていたブリさんも、しばらくすると疲れたのか窓辺でやさぐれていました。
そこを捕獲されてキャリーバッグに詰め込まれたので「ぎゃっ!」とか文句を言っていました。
動物病院への道のりは徒歩で10分ほどです。
年明けからこっち、デカい生き物の脚が坐骨神経痛で使い物にならないので、ブリさんを病院まで運べるか不安でした。
前日は「まあ、これなら大丈夫かな」と思っていたのが、当日は「…ちょっと痛いかも」というカンジで、やや不安な道中です。
とはいえ、酷い時期のようにびっこを引くほどでもなく、痛いけど、まあ。と、なんとか病院へ到着しました。
ブリ男がブリショとしては小柄だったことにこれほど感謝したことはありません。
この時期、毎年のように狂犬病予防接種のため待合室は犬まみれです。
ワンちゃん達は、周りのワンコの緊張感が伝染するのか、ソワソワしている子が多い。
ブリさんはといえば、道中は緊張してバッグの中でもそもそするのですが、待合室で座っているとほかの犬猫は気にならないようで、どたーっと横になって落ち着いたものです。
そんな中、今年はひとつ事件が勃発しました。
ワンコを連れたご家族の幼児が、診察室に入るなり「なんとかちゃんに悪いことをしないでくださいいいいいい!」と大騒ぎして、内側からドアをバンバン叩き(蹴り?)始めたのです。
これには一応おとなしくしていたワンコ達が大騒ぎ。ソワソワソワソワしてキュンキュンワンワン吠え始めました。
いやー、これは勘弁していただきたいわ…。ひとりで子どもも犬も連れているならともかく、両親揃っているならどっちか子どもを連れて外に出なさいよ…。
つか、なんで獣医師を「犬に悪いことする人」と教えるのよ…。
と、普段子どもが騒ぐのを見てもあまり何も思わないワタシも、かなりイラッとしたのでした。
が、ブリさんは「犬どもがなんか騒いでるぜ…」と泰然としたもので、バッグの中で変わらずどたーっとしています。
変なところで貫禄があるなあと感心しているうちに、スタッフが来て「処置してきますね〜」とブリさんが連れていかれたのでした。
ブリさんが診察される様子を見るのが好きなのに、この診察室激混みのシーズンでは、ラクに保定ができるブリさんの場合飼い主の出番はありません。
そして今回もお利口さんだったようで、あっという間にワクチンと採血に爪切り、なんならエコー検査の毛刈りも終えて、とっととバッグに戻された状態ですぐに再会しました。
今回は検査項目が多いので、後日連絡があるパターンです。
そしてエコー検査で肝臓を見てもキレイなようで、薬は引き続き服用ということになりました。
体重は4.8キログラムと、あまり変わりがありません。一応、ちょびっとずつカリカリを増やしたのに、なぜか増えない体重…。
受付で支払をしながら「脚を痛めたのでカートを使いたいが、乗り入れていいか」と訊くと、OKとのことでした。
てことは、やっぱりエアバギーを買っちゃってもいいかも…?
帰り道に、ちょうどエアバギーに乗ったワンちゃんに遭遇し、やっぱり欲しいかも…!? なんて迷っています。
ああ今日もいい惚気記事だ…。
もちろんインスタもチェックしてますけど、大量の文字で惚気られるのはいいもんですね(変態かな?)。
「自分の生活空間の中に四つ足のモフモフがウロウロしているのが新鮮」
あーこれわかる気がします。
自分がいつも歩いている部屋の床の上を、あのもちもちした脚が歩いているのを見るだけで「ぐふっ」てなる気がする。
猫と暮らしてないけど想像するだけで、きゅんとします。
家族揃って動物病院に来るおうちの話、最近もインスタで見ましたねぇ。
コロナ禍の自粛時期のスーパーマーケットでも同じようなこと思ってましたけど、現場ではたいして役に立ってそうにない旦那さんはせめてお子さんを連れて車の中とかおうちで待機出来ないもんなんでしょうか。
動物病院は特にそうですよね。
ただでさえナイーブになってる犬猫が、小さなお子さんの金切り声でパニくるの想像出来ないのかな。
あと、お医者さんはヒーローですよって教えてあげて下さい。
エアバギー買っちゃえ。
りんむさんが不安を抱えながらの通院だと、その気持ちがブリちゃんにも伝わるかもしれんし。
買っちゃえー!(悪魔の大声)
ひまわりサマ
今回も盛大に惚気てみました。うふ。
ホントに毎日新鮮に「やだ、可愛い猫がいる…!」となって面白いです。
化粧を終えて振り向くと、ちょこんと座ってるとか。
風呂から出ると、洗面台でワクワク顔で待ってるとか。
たまに足元にいるのに気づかずに、料理中にポンと蹴っちゃって平謝りしてます。
動物病院で金切り声は初めてで、面食らいました…。
獣医師さんはヒーロー!
その通りだ!
ワンコの病気を治してくれるよ。防いでくれるよ。かっこいいねえ。ありがたいねえ。
って教えてあげてほしいです。
そして病院で騒ぐなら連れ出してほしいですよ…。
ブリ男だって言い聞かせればダメなことはダメと理解するのに、猫以下の人間は騒いじゃダメな場所に連れてきちゃダメだ…。
エアバギー、買っちゃおうかな。
帰りにすれ違ったエアバギーが限定品でカッコよくて、やっぱりいいなあ〜と熱が高まりました。
天啓?!笑
ブリ男くん、ワクチンお疲れ様。
動物病院の待合室で家族総出で数少ない椅子を占領してることありますね…
あと、小型犬ですがリードを付けないで走り回らせてるオバ様が居たことがあり、当然こっちのキャリーにも興味津々で思わず
「あっ!ちょ…」て声を出したら「あら、うちの子は大丈夫よ〜」て…こっちが大丈夫じゃないんだよ怒(←心の声)
本猫は動じてませんでしたけどね笑
どんな時もワンコが悪いわけではなく飼い主の人間の責任だと思ってます
獣医さんはきっと子供の頃から動物が好きで動物を治すお医者さんになろう!と思って大変な道のりを経て獣医になったんだろうけど、当然嫌がることもしなきゃだし、噛まれるし、嫌われるし…
素人からしたらよく心折れないなぁと笑
休みも削って一生懸命動物を治そうとしてくれて本当に頭が下がります。
伝えて欲しいですね子供達に…
ナナさま
待合室でリードなしはありえんですね…。
小型犬でも万一噛みついて大怪我になることもありますし、逆に大型犬に噛まれることも考えられるのに…。
ま、うちのブリさんもそのタイプの犬には動じないと思いますが笑
獣医師や、小児科の医師もそうかもしれませんが、患者・患畜に「アイツ嫌い…!」と思われちゃうのに真摯に仕事するって、本当に頭が下がりますよね。
ブリさんが緊張してシャーを繰り出すと「こらこら、失礼な」と止めてしまいます。
猫ですら「こらこら」と思うのに、日本語が喋れる年の人間に「獣医さんは悪いことをする」なんて無神経なこと、どういう思考で吹き込んだんだ!?と、ひっさしぶりに「アホか、あの親」と思いました。
そういえば、人間の話になっちゃいますが、ウチの親は子どもが予防接種を受けるときに「痛くないよ~」ということは言わず「痛いです。でもすぐ終わりますし、終わったらご褒美のプリンが待っています」と言い聞かせるタイプでした。
おかげでウチの姉妹は注射嫌いどころか、学生時代は毎月献血に行く(当時は図書券がもらえたから笑)人に育ちました。