休日の二度寝は、猫の添い寝タイム

夏の間、ブリ男はちっとも一緒に寝てくれないものですから。
毎晩独り寝に枕を濡らし、狭い部屋で一緒に暮らしているのに猫不足に陥るという珍妙な現象になりましたが。

北国から雪の便りが聴かれる頃になると、さすがにブリ男も観念するようで、デカい生き物と一緒に寝てくれる時間ができました。

猫

可愛い…!
可愛いよう……!!

といっても、この時期はまだ夜一緒に寝てくれるわけではありません。

土日でも容赦なく朝3時半に叩き起こしてくれるブリ男さん。
休みだろうが正月だろうが夜明け前にウェットフードをチンして出してやり、ブリ男の歯磨きとブラッシングを済ませてから「お母さんはお休みだからもう一度寝ますよー…」と布団に戻っても、まだ一緒には寝てくれません。
デカい生き物に朝ゴハンをもらった後は、次はカリカリマシーンがカリカリを出してくれる番なので、その近くで待機しているのです。

カリカリマシーン
参考:【カリカリマシーンSP】自動給餌器と食いしん坊の猫

たまに待ち切れず、寝ているワタシのところへやってきてワタシの頬をぷにっと触り「カリカリマシーンからカリカリ出ないんだけど」的に起こしに来て、爆睡していたワタシが寝惚けて「えっ、なになに??」となるのですが、大抵はじっとカリカリを待っています。
無事にカリカリマシーンにカリカリをもらったら、ようやく「さて、仕方ないからデカい生き物と寝てやるか」的にベッドへやってきます。

ここで事を急いてブリ男を撫で回してはいけません。そんなことをしたら鬱陶しがってブリ男はベッドから降りてしまいます。
デカい生き物は寝てますよ〜ブリさんの邪魔はしませんよ〜と狸寝入りを決め込んでじっとしていると、ブリ男も納得して布団の上をのしのし歩き、気に入った場所を少し掘って(何の動作なんでしょうね、これ)、腰を落ち着けてゆっくりと食後の洗顔を始めます。
このタイミングでそっと腕を添えると嫌がらず、自分の毛繕いのついでにデカい生き物の手や腕も舐めてくれます。可愛いです。

毛繕いが終わると、ワタシの太ましい脇腹や逞しい腕を枕にしてブリ男も二度寝に突入します。

猫

夏はこれをやってくれなくて、クローゼット部屋の窓枠でまったりした後、ケージの上に軽やかに乗ってひとりで寝ていました。
ブリ男が添い寝してくれるなんて、冬っていい季節だなあ。と、冬毛の手触りにうっとりしながらワタシも寝落ちします。

ときどき、ワタシの腕の上でごろんとひっくり返って前脚を伸ばしてきます。
甘えん坊モード突入の合図で、このときに手を差し出してやるとそれをガシッと捕まえてぺろぺろと舐め始めます。
一通り舐めて気が済んだかな、と手を引っ込めようとすると、またガシッぺろぺろが始まる。片腕は枕に取られ、片腕はガシッと捕まえられ、身動きができず身体はバキバキ。
でも幸せだなあ…。としみじみすると同時に、どうしてワタシの意識がハッキリしているときはこうして甘えてくれないのかなあ…と疑問も深まります。

猫
手を取り合って眠る。

しばらくこうしてぐーぐー眠るのとうふうふ甘えるのを繰り返す。というのが休日の朝の二度寝タイムです。
平日はこんな時間が取れないので、休日の朝、特に冬はなるべく予定を入れずに貴重な添い寝時間を確保するのがお約束になりました。

うふうふしている最中にブリ男と目が合うと、喉を鳴らしながら琥珀色の瞳でうっとりと見つめてきます。
動物は目をじっと覗き込まれるのが苦手だと思うのですが、ブリさんは仔猫のときから容赦なくじーーーーっっと目を合わせてきて、ふたりで長々と見つめ合うということをやっていました。
腕の中の可愛いもふもふさんと時間が止まったかのように見つめ合う休日の朝。最高じゃないですか。最高なんですよ。

普段は塩対応のブリさんだけど、こんなときは愛を感じるわあ。
と、ブリ男の目を見ていると、ふとブリさんの瞳孔がくわっと開きます。
そしてむくっと起き上がり、ワタシの腕を蹴っ飛ばしてベッドから降りてしまいます…。
お腹が空いて目を覚ますと、途端に「どうして俺はこんな場所でこんなうふうふと」と正気に戻るらしい。戻らなくていいのに…。

夢の中から現実に引き戻されて起き上がると、「デカい生き物が起きたからゴハンおねだりしたろーー!!」と張り切って尻尾を立ててワクワクしているブリさんが待っています。
ま、この現実もそれはそれで幸せよね。と、諦めてブランチの支度をする。
というのが休日のルーティンなのでした。

 

最近は嬉しいことに、たまーに夜もブリさんはベッドにやってきます。
寝ているワタシを散々踏み散らかした後、顔にお尻をぐいぐい押しつけて寝ることが多いですね。すぐに飽きてどっかへ行ってしまうんですが。

そうそう、この冬は布団の上からワタシの脚の間に収まって丸くなるというのはまだやっていません。
ワタシのふっとい太腿を枕にされるとまったく寝返りが打てず、しかもブリさんが遠くて撫でられず、といいことナシな体勢ですが、それでも一緒に寝てくれないよりはマシ。
と思ってしまうほどに、猫と一緒に寝るのは幸せなのでした。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

4 thoughts on “休日の二度寝は、猫の添い寝タイム”

  1. 猫の魅力をたっぷり語っていただいてありがとうございます!
    ニヤニヤしちゃいます笑
    うちの子もブリショの割には甘えてくれる方な気がしますが、やはり男の子の方が甘えん坊な感じですね。
    外で暮らしたことが無いと目を合わせると喧嘩、とゆう発想がないんでしょうか。うちもガン見してくるし見つめ合ってうっとりしてます笑
    至福の時間です笑
    床ホリホリは謎ですね〜
    ご飯を美味しく食べた後、食べに行ったのにイマイチな感じで食べない時、トイレをちょこっと失敗した場所、これから寝ようと思ってる場所…全てホリホリします…謎です…

    1. ナナさま
      ガン見うっとり、家猫あるあるなんですかね〜。
      最初は嫌がるかなーと遠慮しながら見ていたのですが、ブリ男の方からガン見してくるので、今はお互いにこれでもかってくらい見つめ合っています。
      そして途中で「起きてるならゴハンくれよ!」モードになる笑

      ブリ男のほりほりは、これから寝ようとしている場所に発動されますね。ゴハンのときはないなあ。
      テーブルや段ボールの爪とぎで寝るときはやらず、布団や毛布のふかふかしたところでやるので、なんか自分の気に入る形にしたいっぽいのかなあ…と思って見ています。
      その割にはワタシの腕の上にどーんと身体を預けてくるので、掘った意味…となります(でも可愛い)。

  2. こんばんわ

    いいですね・・・猫飼い冥利に尽きますね。

    未だかつて・・ベッドすら寄りつきません。
    ベッドのフカフカが嫌い・・なんですよ。変な猫です。
    フミフミは、一応・・するんですよ。。一応。。週に数度。
    それも、私のポイと置いた服とか、セーターとか・
    夏場なら・・畳んだバスタオルとか・・

    要求する時は・・ベッドの下から上布団のシーツをバリバリ引っ掻く・・泣
    お陰で。シートはボロボロ・・・。
    寒かろうが・・バッドには来ない。
    ベッド脇に置いてるキャリーの中で、毛布の上で寝てます。寒くないのか?

    孤高の猫・・寄るな、触るな、半径1m以上は開ける様に・・近づくな・・ですからね。
    でも、同じ空間に居ないと、寂しいらしく大声で鳴き呼ぶんですよ。
    お気楽・気ままな猫です。
    一度くらい・・ベッドの中に・・いや・・上でも良いから来てよ・・と思います。

    1. まだむサマ
      ようやく一緒に寝てくれる季節になりました~~!
      でもワタシが起きているときは甘えないんですよね。布団の中でゴロゴロ=眠っているときだけ…。
      そして一緒に寝るといっても、布団の中には決して入りませんね。仔猫のとき、ワタシが発熱したときに一度入ったかな?
      まだむサマのブリちゃんはモフモフさんですから、あまり寒くないんでしょうね。

      ブリ男はふみふみは滅多にやりません。
      これまたワタシが眠っているときに布団とワタシの身体をたまーに踏むくらいで、6年以上飼っているのにふみふみが始まると「おお、レアだ!」とときめきます笑

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