脚はだいぶ良くなったとはいえ、終日だらだら歩いているとしんどくなるときもあります。
以前なら、時間が空いたらひたすらウィンドウショッピングをしたり本屋で立ち読みしたりで過ごしていたのですが、今はそれがちょっとやりづらい。ウォーキングのつもりでがしがし歩くより、だらだら歩く方が痛みが出るんですよね。
てな状態のときに、用事と用事の合間に1時間半以上隙間ができてしまい、さてどうしましょうとなりました。
そこで思い出したのが、文喫栄です。
中日ビル内にできた、本屋なんだか喫茶店なんだかよくわからん店です。
本屋エリアにはしばしば行くのですが、有料の喫茶ホールエリアはなかなか行く機会がなく、外から指を咥えて見ているだけでした。
今こそ、その喫茶ホールエリアに入るチャンスなのでは…!? と、鼻息荒く中日ビルに向かったのでした。
受付でまごまごしていたら、スタッフがすかさず「初めてのご利用ですか?」と声をかけてきて手取り足取り教えてくれました。
まずは受付で入場時間のチェックです。ネットカフェなんかと同じですね。
有料エリア内では、利用者とわかるように渡されたカードを首にかけている必要があります。
エリアは静かにお篭りできるスペースもあれば、公園の緑が目に美しい個室ブースもあって、それぞれ雰囲気が異なるのでどこに座ろうか迷ってしまいました。
最初は緑を眺めながら…とも思いましたが。
レトロな雰囲気のタイルといい、昭和の学校のような床といい、かなりキュンとくる喫茶スペースの雰囲気に惹かれてこのエリアを選択。
フロアにはフリードリンクが用意されています。セルフでコーヒーや紅茶などを飲むことができる。
ま、セルフだしな…。と味に期待はしていなかったのですが、LUPICIAのフレーバーティーが置いてあったり、コーヒーも豆を挽く音がしょっちゅう聞こえてきたりと、まあまあいいんじゃないかしらというカンジでした。
そして、この日はモーニングタイムにぎりぎり間に合ったので。
トーストがつきました。これぞ名古屋の喫茶店ってカンジ。
本屋エリアに置いてあるのは新刊で、それは購入したら喫茶ホールエリアに持ち込めるそうです。
喫茶ホールエリア内の本も購入は可能。ただ、人様が飲み食いしながら読んだ後の本だから、買う気になるかどうか、ねえ。パン屑を落とさないように気を遣いましたよ。
この日はそこまで時間があるわけではないので、建築やインテリア関係の本を何冊かザザッと斜め読みして終了しました。
退店時に伝票と首に下げていたカードを渡し、利用時間に応じた料金を払っておしまい、というシステムです。
図書館だと何が困るって何か飲みながら読書できないことで、仕事中も始終口を湿らせているワタシにはちょっと苦痛です。なのでカフェで読書や仕事をするのが好きなのですが、ここなら本を持ち込まなくても山ほどあるのが嬉しい。
1時間825円となると結構な料金ですけど、最大料金の設定もあるので、半日以上引きこもるつもりなら料金加算にドキドキせずゆっくりできそうです。
そして朝は7:30からオープンしているんですね。異様に早起きな人間には、これも嬉しい!
今から暑くて外出が嫌になっちゃう季節だから、朝涼しい内に文喫栄に移動して、公園を眺めながらトースト齧って本を読んで、昼に小腹が空いたらカレーを食べて本を読んで、と日がな一日だらだら過ごす休日もいいなあと思いました。
これでもし仮眠スペースまであったら、マジで朝から晩まで居着いちゃうわ…。