ひとり暮らしでペットを飼っていて困るのは、飼い主の帰宅が遅くなっても代わりにゴハンを出す人がいないことです。
ワタシは今は緩い仕事しかしていないから「突然の残業で帰りは終電になる」みたいなことはないし、ここしばらくは「ウチに仔猫いますから!」とさっさと帰っていました。が、年度末はそうもいきません。
また、仕事はヒマでも電車の遅延が発生するといつもの時間に帰れなくなります。田舎は交通の代替手段がないから大変なんですよ。
というわけで、ブリ男へのお年玉代わりに自動給餌器を買いました。
なぜ乗るし。
うちのこエレクトリックのカリカリマシーンSPです。
決め手はスマホで操作して「今すぐ給餌」なんてことができるところ。
がっつり遅くなるとわかっている予定のときはペットシッターさんに来てもらうので毎日タイマーをセットしておく必要はありません。
それより急な残業や電車の遅延で1時間だけ帰宅が遅くなるみたいなとき、お腹が空いているだろうから先にお食べ~とスマホで与えられるのはすごく便利。
カメラは既にウチにあるので要らんなーとか、1回の給餌で10グラムは多いなーとか、悩む点もあったのでずるずる買い逃していましたが、正月で財布が緩んでいる隙に買ってみました。
参考:ペットの見守りカメラを増設!【Withings Home】
本体はまずまずの大きさですが、軽いです。当たり前だ、空のタンクだから軽いに決まっている。
大きさの割には奥行がないせいか部屋に置いてもさほど圧迫感はありませんでした。
タンクとトレイを洗ってからカリカリを入れ、早速ブリ男に食べさせてみました。
最初は突然現れたカリカリに驚いていましたが、さすが食欲大魔神、臆することなくカリカリを食べました。
「自動給餌器に慣らさないと」なんて思っていたけど、部屋に設置して数分でコレだ。肝っ玉の据わった猫はラクです…。
ブリ男が怖がらないのはよかったのですが、いろいろ問題もありました。
まず、これはワタシが悪いのですが、変わった形のカリカリを入れると上手く出ないということ。
変形のカリカリは入れちゃダメだよと取説には書いてあったのに、それを読まずにロイヤルカナンの消化器サポート可溶性繊維を入れちゃいました。
これは三角形のような変な形をしているのでタンクから上手に流れてくれなくて、10グラム出したつもりが数粒しか出てきませんでした。
何度か試してみたら毎回数粒しか出ないというわけではないみたいですけどね。
そして、カリカリの匂いが部屋の中に漂うのも難点。
蓋は動物が開けられないようにガッツリ閉まるけど、密閉性は低いみたいです。部屋に入るとなんとなくカリカリ臭い。一応脱臭機の傍に置いてはいるんですけどね…。
そういえば、ブリ男が小さいときはダラ食いなので皿に常にカリカリが置いてあった状態になって「ずっと部屋ん中がカリカリ臭いなー」と感じたのを思い出しました。
今は30グラム出しても瞬殺だもんな。衛生的には大食い猫ってありがたいです。
普段は、カリカリはOXOのコンテナの中に袋ごと入れてあります。
酸化を防ぐとかは一切期待してなくて、単に匂い漏れを防ぎたいからです。ポンと押すだけで蓋を開け閉めできるのでラクなんですよ。
これに入れておく限りではカリカリの匂いは気にならないので、改めてOXOの優秀さを痛感しました。カリカリマシーンの蓋もこれくらいの密閉性が欲しいところです。
しかもロイヤルカナンはまあまあ香りが強いので、余計に匂いが漂ってきます。
カリカリマシーンの中に入れるのは、匂い薄めのシンプルな円形カリカリじゃないとダメですね。
人間の鼻でこれですからブリ男は当然いい匂いをキャッチしているようで、自動給餌器を叩いたりタンクを覗いたりずっとそわそわしっぱなしです。これはこれで可哀想…。
というわけで、せっかく設置した自動給餌器ですがワタシの冬休み中は撤去することにしました。
しかし、ワタシの手でカリカリを皿に乗せて「ブリさん、ゴハンですよ~。美味しいね~」と話しかけながら与えるゴハンに比べて、自動給餌器は味気ないです。
どんなに早朝に叩き起こされようと在宅しているならワタシの手で出してやりたい。
そうなると自動給餌器は普段は急に帰れなくなった時の保険のためだけに存在することに。
そうしたら中のカリカリはどうしたらいいんだ? 古いカリカリをやるわけにはいかないから次々と廃棄? それももったいない話です。
いずれ泊まりで留守にするときはなくてはならないアイテムだけど、今は使い方を迷走しているカンジです。
とりあえずステンレスのインナートレイは買い足します。