猫との生活を初めて約5カ月。
「猫を飼うのに大してお金はかからない」なんて話も聞きますが、実際のところはどうでしょうか。
猫にお金をかけようと思えば、いくらでもかけられる
ブリ男の場合はケージを買い替えたり転落防止柵を工事したり、初期費用がやたらとかかっています。
参考:[模様替え?]猫のケージを新調!
参考:【猫の転落防止】窓辺に物見台を設置
見守りカメラ2台とか鍵の取り付けとか、初期費用の総額でブリ男の生体代くらいになってるんじゃなかろうか…。
参考:ペットの見守りカメラを増設!【Withings Home】
この辺りは「ケージなんて使わない」「柵はDIYする」「カメラなんて不要」と割り切ってしまえばまったく無用な出費です。
ワタシは「快適に過ごすためならカネを惜しまない」というタイプなので、要ると判断したモノはバンバン買ってしまいました。
故障しない限り使えるモノなので、ブリ男と長年快適に暮らすための初期投資としては安いものです。
トイレ
100均の洗い桶から全自動トイレまで価格に幅があるけれど、システムトイレでも1,000円台から買えます。
問題は、猫が使ってくれるかどうかですね。トイレ本体や砂の形状が気に入ってもらえなければあれこれ買い替えなきゃいけない。
そして衛生面からもプラスチック製品を長年使うわけにもいかないので、ある程度の期間で買い替えていく半消耗品みたいなモノだと考えるべきなのでしょう。
仔猫のときは気合を入れて仔猫用トイレを買いがちですが、トイレの出入りに問題がなければ最初から成猫用を使わせてもいいと思いました。
だってすぐに大きくなっちゃうんだもん。
まだこだわりのない仔猫だと、飼い主都合で揃えたトイレと砂を「トイレとはこういうものだ」と思い込んでくれるのでラクです。
個人的には、鉱物系の固まる砂からシステムトイレに移行するのは大変だと思うので、猫にこだわりがなければまずシステムトイレを使わせるのがいいのではと考えています。
システムトイレの使い勝手が悪ければ、猫が本能的に好む砂にチェンジすればいい。
システムトイレも完璧だとは思わないけど、砂以外のトイレが開発されて浸透したのはそれなりに理由のあることなので、試さない手はないと思います。
トイレの砂とシーツ
固まる系の砂だと、シーの度に掃除しないとトイレを我慢する子に当たったら困る。そう考えてシステムトイレにしました。
ブリ男はワタシがいないとウンチをしないので、下手するとシーも我慢するタイプなのかもしれません。システムトイレにしておいてよかった。
砂+シーツの純正品は価格が高いので、あれこれ工夫して節約している人は多いみたいですね。
砂代わりにホワイトペレットを使うとか、安くて薄いシーツを使って毎日交換するとか。
ワタシは「お金を払ってでも手間を減らしたい」「いい製品を作り続けてもらうためにお金を払いたい」というタイプなので、今のところあれこれ考えずに純正品を使っています。
ブリ男が現在使っているトイレは、ニャンとも清潔トイレの成猫スタート用。
参考:【猫のトイレ】ニャンとも清潔トイレ・成猫用スタートセットを導入
砂をたっぷり入れた上をブリ男がぐるぐる旋回すると簀子がちょっとたわむので「大丈夫かな…」と思いますが、それ以外は問題なく使えています。洗いやすさは抜群ですし。
このトイレにデオトイレの砂とシーツをセットしています。最初からデオトイレを使っていて、特に不満やトラブルもないので使い続けています。この手の消耗品は最初に使ってもらうかどうかが肝心ですね([浄水カートリッジ]蛇口一体型浄水器がなかなか悪くなかった件)。
ブリ男の場合、シーツは週に4枚使っています。
↑こうやって2枚敷いて、ゴミの日に交換してます(2枚使いなのはトイレとシーツのサイズが合わないから…)。
すると月に16枚。10枚で1,000円だとして、月に1,600円ってところでしょうか。
安い店を探したり代替品を使えばもっと節約できますね。
砂は、トイレにまず3.5リットル入れて、減ったら徐々に追加し、1カ月に4リットル使おう。
なんて皮算用をしていたのですが、ブリ男のウンチの状態によっては砂を多めに捨てることになるので(そして派手に掻き回すから汚れる砂が多い)この通りにはいかないです。
汚れた砂を使わせて泌尿器系の病気にでもなったら高くつく。と思ってザックザック砂を捨て、1カ月も経たないうちに砂の総入れ替えをしています。
こういう人はもっと安い砂を使えばいいんでしょうけど、ブリ男に砂の切替をさせるのが面倒なんですよねー。
結局3週間で5リットルくらいは使っているカンジ。
4リットルが1,300円だとすると、月に2,000円強使っている計算になりますね。
シーツと合わせたら月に3,500円ちょい。
これを「どうしても月に2,000円に抑えたい!」と思うか「1週間に1,000円程度でキレイなトイレを維持できるならいいんじゃない」と思うかは、人と猫によるってカンジですね。
ウンチ用の袋
猫の排泄物はかなり臭うので、ウンチが臭わない袋を使っています。
ウンチを捨てるだけならSSサイズ。
Sならシーツ2枚が入ります。
ポリ袋にしてはお高めですが、これに入れるとホントに臭わないんですよ!!
使い始めて劇的に快適になったので砂・シーツに並ぶ必需アイテムだと思って使っています。
1日に1~2枚使うだけなので、1箱で100日もちます。
Sサイズが1箱1,890円で毎日2枚使うとすると、月に600円程度。
これで臭わないならいいじゃん! と思います。
というわけで、ワタシはトイレ関係に月4,000円ちょい出費している計算になります。
ワタシのトイレットペーパー+水道代に比べたらずいぶんお高いですね。
参考:新築マンションに引っ越すと、水道光熱費はどう変化する?
水皿とフード皿
プラスチックの安い皿だと数百円で買えます。
プラスチックだと傷がなーとか、カリカリがこぼれない形状がいいよねーとか、いろいろこだわり始めるとあれこれ買い替えたくなります。
爪とぎ
辺りを揃えて猫の好みを探るのが確実だと思います。
というのも、ブリ男は縦型段ボールはまったく使わず、横置き段ボールとポール型麻製にはバリバリやるので。好みの姿勢と素材というのがあるらしいです。
段ボールの爪とぎは数百円で買えます。
ポールは背伸びしてやりたがる子のために、できるだけ大きなモノがいいと思います。
オモチャ
猫は紙を丸めたゴミで熱狂できるからなあ。
てことをわかっていても、人間が面白がってオモチャをあれこれ買っちゃうんですよね。
最初にドバッと買って、ちょっと落ち着いた今は壊れたモノを買い直す程度で済んでいます。月に数百円もあれば充分かと。
グルーミング用品
最初にブラシなんかを揃えるときはちょいとかかりますが、毎月継続的に費用がかかるのは歯磨きシートなどの消耗品くらいですかね。
消耗品のうち、シャンプーは滅多にしないから全然減らないしなあ。
参考:初めて猫をシャンプーしてみた。
フード
ここへのお金の掛け方が最も人によって差異が現れるのではないでしょうか。
何が入っているかわからない激安フードから、逆に何を使っているのか不安になるほどお高いフードまでありますからね。
ワタシはブリ男に2,000~3,000円/1キログラム程度のカリカリを与えています。
血便を出して療法食を混ぜ始めたのでちょっとお高め。
参考:猫の血便! 原因と対症方法とは
完全に療法食に絞る必要はないと獣医に言われたので、2/3くらいは別のカリカリも食べさせています。こちらも同じような価格帯から選んでいます。
個人的には、1,000円/1キログラム程度のカリカリで充分だとは思うのですがね。体質に合えば、という大前提付きですが。
ブリ男が1日に食べるカリカリは50~60グラムほど。
なので月に5,000円前後カリカリに払っている計算になります。
カリカリのほか、水分摂取と満腹感のためにウェットフードも毎日食べさせています。
こちらは1日に40~50グラムほど。
安い猫缶なら数十円で買えますが、ワタシの趣味で100グラム300円クラスのウェットフードを出しています。
1日150円だとして、月に4,500円くらい使っています。
つまり、ブリ男の月の食費は10,000円程度。
体重が十数倍もあるワタシの食費は月に30,000円もあれば上等だというのに、なんだコレ。
食事をカリカリオンリーにするとか安い猫缶にするとか節約する方法はあるけれど、ブリ男に美味しいモノを食べさせるのはもはやワタシの趣味。
月に10,000円程度で済む趣味なら可愛いものじゃないか、と割り切っています。
何しろ、りんむ家の家訓は「若いうちは借金してでも食べろ」です。
初老になって胃腸が弱り、この家訓が身に沁みます。若くて胃腸が頑丈なうちに美味しいものをどっさり食べておけばよかった。
今のブリ男は美味しくたくさん食べられるお年頃なので、せっかくならいろんな味を体験してほしい。「ゴハン美味しいね!=生きるって楽しいね!」と感じてほしいと念じつつ、せっせと給餌しています。
ペットシッター
猫は人やホテルに預けにくいので利用しています。
シッター料+交通費で1回につき数千円。
参考:猫とペットシッター
もっとも、ブリ男は人見知りをしないし、去勢手術の後もケロリとしていたし、案外ペットホテルが平気な猫なのかもしれないとも思います。
でもホテルにダブルベッドが用意されているとも思えないし、やっぱりおうちがいいよね。
医療費
健康でもワクチンや避妊・去勢手術など動物病院にかかることになります。
年に1回くらいは健康診断もしておいた方がいいですね。
参考:[猫の去勢]ブリ男、去勢手術を受けました。
ワクチンや去勢は費用の見当がつけやすいけど、問題は病気になったとき。
昔実家で飼っていた犬の場合、最期はワタシの学費よりお金がかかっていました。
ブリ男を迎えるとき、彼が頑丈な子かどうか未知数なので一応ペット保険に入りました。
保険があると動物病院での支払いが人間の医療費程度の金額になるので気楽といえば気楽ですが、これといった疾患がないと「保険に入っておいてよかった!」というほど病院にかかるわけではない。
だからといってガタが出始めるシニアになってからでは入れない保険があったり掛け金が高くなったりするので、今後どうするかなーと悩み中です。
保険料分を貯金して備えるという手もあるけど、ホントに病気になると1年分の保険料が1カ月で吹っ飛んじゃうんですよねえ。
そんな日が来るのをなるべく遅らせるためにも、日々の飲食とトイレにはお金をかけてもいいのでは、と思っています。
というわけで、猫の飼育にかかる費用はこんなカンジです。
ある程度の期間は使えるグッズ
トイレ本体:数千円
皿:数百~数千円
爪とぎ:数百~数千円
オモチャ:数百~数千円
グルーミング用品:数千円
月々かかる費用
トイレ関係(砂・シーツ・ゴミ袋):4,000円程度
フード:10,000円程度
グルーミング用品:数百円
必要があれば
ペットシッター:数千円/回
医療費
避妊・去勢手術:30,000~15,000円(病院による)
ワクチン・健診(年1回程度):それぞれ数千円
医療費:病状と治療方針次第
猫を迎えるときに数万円かけて準備して、月々の費用は15,000円、プラス医療費。ってカンジですかね。
あ、あとはクーラーをつけっぱなしにするので電気代が上がります。
確かに猫の飼育には(健康なら)そこまでお金はかからないのかもしれません。
というのも、ワタシの趣味が旅行なので「10日間の海外旅行程度の費用しか年間にかからないのに(健康なら)、毎日こんなに癒されるって、費用対効果抜群じゃない!?」と脳内で変な換算をしてしまうから「お金かからないじゃん!」と思ってしまうのです。
毎晩毎晩ベッドでワタシの顔にべたべた触りながら「デカい生き物、しゅきしゅき!」とうっとりしているブリ男の顔を見ると、「んもー! お母さん、ブリ男のためならいくらでも払うよ!!」と思ってしまうんですよね。
ブリ男の思う壺なのかもしれません。
りんむさま
おはようございます。
涼しくなりましたね。湿度も下がってきたので、人にも猫にも過ごしやすくなりました。
ブリ男さん、すっかり大きくなりましたね。
相変わらずかわいい♡
お皿のお写真で、緑のものの上の白い渦巻き状のお皿はどちらのものですか?
まさにこういうのを探していました!
もしよろしかったら教えてください。
りんサマ
おはようございます。
ブリ男はすっかり俺オトナだし! という顔をするようになりました。
でもまだ遊んでほしくてワタシの背中にしがみついてきます笑
白い渦巻きの皿は、イオンのペット用品店で買いました。何百円だったかなあ?
イオンでしか買えない! みたいなポップがついていました。
確かにAmazonでは見かけないかも…? 探し方が悪いのかもしれませんが…。
この皿は、ブリ男はカリカリの半分以上を床にぶちまけるというダイナミックな使い方をしてくれたので、今は使っていません(^_^;)
縁の立ち上がりがないからヒゲが当たらないのは良さそうだったんですけどね。