昨年の正月、初めて料亭のお節を買って食べるという体験をしました。
参考:料亭のお節料理を初体験! ~河文~
これが家族に意外と好評でした。
母が料理好きなので、母が元気なうちは母のお節を食べた方が親孝行ではないかとモヤモヤしていたのですが、さすがに歳が歳なので家族の好きなモノしか作らないといってもそれなりに面倒だったようです。
「お節作らないとラクだわー。来年も買ってくれるの? ありがとう」とアッサリしたものでした。
冷たいゴハンに何万円も払うのはねーと言いつつも、自宅では決して作れない手の込んだ料理と品数はなかなか良くて、それで今年の正月もお節を買おうという話になったのでした。
今年はどの料亭にしたかというと、悩みに悩んで鯛めし楼にしました。
鯛めし楼は名古屋の老舗料亭です。
接待で予約をしたことは数あれど、自分で行ったことはないというお店。
鯛めし楼をこよなく愛する人もいるし、ミシュランに掲載された店ということもあって、ずっと気になっていたのでした。
参考:ミシュランガイド公式リスト
今年はなんと二段ですよ!
(テーブルが実家感溢れるのは目をつむってください。)
昨年の河文の一段も素敵でしたが、ゴージャス感には欠けたんですよね。
なので今年は「おお、二段重ねなんて贅沢じゃーん」という気分を味わってみたかったのでした。
肝心の味はどうかと言いますと。
美味しかったです。
…美味しかったですが、なんというか「ああ、お節ってこういうものか」と初めて実感しました。
何を言っているかというと、しっかりした保存食というカンジだったのです。
佃煮などの味はがっつりしているし、スモークチキンや合鴨のローストみたいにちょっとジューシーさがあった方が美味しい料理もしっかり火が通っていて、固い。年寄りの歯には厳しいくらいの固さでした。
いや、美味しいんですよ。昆布巻きなんてワタシ的には今まで食べた中で一番好みでした(昆布がホロッと噛み切れるのに煮崩れていなくて絶妙)。なますも酢がきっちり効いて美味しかった。里芋の煮物は芋の味にほんのり出汁の風味が感じられて、とても繊細な味つけだった。
だが、がっつり系はものすごくがっつりしていて、ちょっとびっくりしたのです。
昔ながらの、三が日に延々と食べ続ける保存食としてのお節は、これが本来の姿なのかもねえ。
と、四十余年生きてきて、初めて実感したのでした。
あと、見た目のゴージャスさに負けて二段にしたものの、これはやっぱり多かった!
残りを分けてタッパーに詰めて持ち帰り、三が日でちびちび食べたのでこれまた正しいお節だったといえばそうなのかもしれません。が、お節は毎日食べると飽きるんですよねー。
元日に「非日常的な料理を食べて、めでたい気分だわね」と雰囲気を味わえればそれでいいですね。
ただ、一段重のお節って結構選びにくいんですよね…。
料亭のお節の花形はやっぱり二段三段で、一段は食材や料理など手を抜いているカンジのする店が多い。
味も食材も抜かりない、そして量もちょうどいい一段重となると、昨年の河文はバランスが良かったんだなあ…と思いました。
というわけで家族で「二段はナシだわね」ということを合意した正月になりました。
さて、来年はどうしましょうかね。河文に戻すか、別の料亭で冒険するか。
またまた9カ月間悩もうと思います。
( ゜▽゜)/コンバンハ
名古屋の伝統的なおせち、気になりますね。
たいがい、良く似た物なのでしょうが、毎年作るので気になります。
確かに作るのは手間がかかるんですよ・・
実家は料亭の名前が付いていっるおせちです。毎年決っては無く、
今年はココ、という風に((´∀`))ケラケラ
まぁ美しいの何って!ワタシ作とは全然違います!
保存面、衛生面でどうしても固いし味が濃いのは仕方ないですね。
内は田舎で野菜はそこらに転がってるし、、高齢者がいるので作ってますが・・
案外、おせち料理を食べてくれるので3日で完食。
元日の朝、おせちを食べたら、もうその後はお酒の肴?そんな感じ
私が作ると酒の肴?それとも、おせちが酒の肴?
ご飯のお供じゃ無いと思うんですよね。本家なので客人が多いので
案外助かる料理です。。保存も効くし・・((´∀`))ケラケラ
年々、作る量は減ってきてますが・・もう少し頑張って作ります。
明日から仕事ですか?一応私も仕事・・切り替えしないといけませんね。
まだむサマ
そうですね、まさに酒のあてという感じでした。
生憎ウチは皆下戸なので、お節の本領発揮とならず…。もったいない食べ方です。
品数も多いし手間のかかるものばかりだし、お節を手作りする方を尊敬します。
自分ではお雑煮しか作らない…。
そしてあの固さを食べて、どうしてお年寄り用の柔らかお節が販売されているのか納得しました!
昔の方はどうしていたんでしょうね??
今日が仕事始めですよ〜。
今から年度末はフルスロットルなので憂鬱です…。
二度寝せずに化粧を始めたワタシを見て、ブリ男は不満そうでした。