久しぶりの間取り図拝見シリーズです。
今回は名古屋の物件です。グランドメゾンThe覚王山向陽町。
グランドメゾンシリーズは、以前近所に建ったときに資料請求したら、その後も名古屋で新築物件が出る度に資料が届きます。
近所のグランドメゾン、すごく素敵でした。ただ、いいなーと思った広さの物件は角部屋じゃなくて中住戸で、窓が一方にしかない部屋はどうにも苦手なワタシは見送ってしまいました。
しかしその後コロナ禍に突入して、その物件も目玉が飛び出る価格になっています。買える内に買っておけばよかった…。
参考:マンション購入の希望条件【風通し】
さて、今回はウチの近所の話じゃなくてグランドメゾンThe覚王山向陽町です。
ん? グランドメゾンの向陽町って、もう資料もらっていたような気がするけど。
と思ったら、グランドメゾンThe池下向陽町もありました。分かりづらいわ。
現地案内図を見ると、徒歩数分の距離。そんな狭いエリアに似たようなタイミングで同時にグランドメゾンが建つもんなんだなーとビックリです。
池下~覚王山周辺はお寺や昔からのお邸が多く、落ち着いた住宅街というカンジで雰囲気のいい街です。オシャレな店も多くて、散歩のし甲斐があるエリア。
参考:覚王山を食べ尽くせ! 〜ひらき・BASE COFFEE・Unjour〜
いい街なんだけど、ただ坂が多いのがね~…。
実家が坂の上にあってこりごりし、マンションを買うときに「自転車がラクな平らな土地がいい!」というのが条件だったワタシには、住むのは躊躇してしまう街です。
ま、ワタシごときではマンションを買えない高級住宅エリアなので躊躇もへったくれもないのですが。
しかし間取りを見るだけならタダです。
今回は103平米のAtタイプ。
今どきのお高いマンションは乾太くんが標準装備なんですね! いいなー!
最初、乾太くんがあるよーというのを見落としていて、洗面所の洗濯機の横の装備を見て「?」となっていたのでした。
間取りを見る限りでは、洗濯機パンの隣に乾太くんという横並びで、大変羨ましいです。やっぱり上に乾太くんでは濡れた洗濯物を持ち上げるのって大変よねえ。
好きな間取りを妄想しているときに「スペースに余裕があったら洗濯乾燥機と乾太くんを横並びにするんだ…」と考える自分がアホかな? とも思ったけど、100平米あったら横並びでもいいよね! と自信を持ちました(何の自信??)。
参考:[妄想炸裂]好きな間取りの戸建てを建てたい! #1
ワタシの場合、乾太くんがあっても洗濯物を移すのが面倒くさくて洗濯乾燥機で一気に乾燥までやってしまうと思います。
が、寝具カバーやシーツを洗濯する日だけは「洗濯機とは別に乾燥機が欲しいなあ」と思っちゃう。
洗濯乾燥機だと終わるまで時間がかかるから焦れるんですよね。浴室乾燥機と乾太くんを併用しながらであれば相当時間短縮になるのになーと妄想してしまうのです。
ワタシはひとり暮らしなのでそんな妄想をするのはせいぜい週に一度程度だけど、同居人が何人も居て毎日のように洗濯機を何回転もさせる生活ならマジで「乾太くんが置けない家には住まん!」となりそうです。
そんなわけで、覚王山向陽町の間取り図を「いいなあいいなあ」と眺めていたのでした。
グランドメゾンシリーズは、こういうちょこっとしたことに気が利いていて、好きです。
あとグランドメゾンで「いいなあ」と思うのは、シューズインクローゼットや玄関近くにコート用となりそうなハンガーパイプがあるクローゼットが用意されている物件が多いこと。100平米超の立派な部屋ばかりでなく、割と狭い部屋にもちゃんと作られていて好感が持てるのです。
どことは言わんけど、某大手デベロッパーのマンションは、洗面所は狭いし収納は足らないしで「もっと住む人のことを考えなさい」と説教したくなる部屋が多いからなあ。
さて、Atタイプは1階の住戸です。
庭仕事が苦手なワタシは「せっかくのマンションなのに雑草を抜かなきゃいけないなんて…」と思うクチ。
物件サイトには載っていませんが、パンフレットには立派な植栽のある完成イメージが掲載されています。
「専用庭」とは書いていないから植栽は共有部分としてまとめて管理してもらえるのかなあ。景観的に勝手に抜いたり植えたりしたら怒られそうなマンションだしなあ。
と、自分が住むわけでもないのに心配しています。
それにしても、マンションの1階ってどうなんでしょうね。
防犯的にも眺望的にもせっかくなら2階以上に住みたい。
とワタシは思うのですが、マンションの2階に住む知人は「高所恐怖症だけどマンションの設備(24時間OKのゴミ置き場とか)は魅力だから戸建よりマンションが良くて、仕方なく2階に住んでいる。1階があるマンションなら絶対そこがいい」と言っていて、なるほどねーと思いました。
ま、ワタシも「階段で昇降できる範囲がいいから4~6階くらいじゃないと住めない。眺望はどうでもいい」というカンジなので、マンションに住むなら絶対高層階な人からしたら「えー」なんでしょうけど。
参考:マンション購入の希望条件【階数】
あと、1階だと日当たりや道路からの視線も気になります。
この辺りは道路が狭いから常時車や人が柵の外をウロウロするというカンジではないだろうけど、道が狭いだけに周辺の建物同士が接近しているイメージです。
そういえばグランドメゾンだけじゃなくてライオンズかどっかのマンションも近所で建築中で、昔からの戸建に住んでいる人には思うところもあるだろうな…なんてことを想像してしまいます。
Atタイプの特筆すべき特徴は、テラスから平面駐車場に出入りできるという点でしょう。
車社会・愛知県に住んでいると「駐車場と玄関が離れているなんて絶対無理!」な人もいるので、距離はともかくフラットに移動できるというのはかなり魅力だと思われます。
ワタシは車の運転がさほど好きでも得意でもないので車を持つ生活は諦めて街のド真ん中に住むのを選びましたが、このマンションの立地なら駅やスーパーまでの距離というか坂道がイヤんなっちゃうから車が欲しいところ。マンションなのに屋根付き駐車場にフラットに行けるっていいなーと思います。
参考:マンションの駐車場の注意点とカーシェアリングという選択肢
Atタイプの面白いところは、駐車場に行けるようにテラスに勝手口がついていることです。
マンションに勝手口!
よくよく見ると勝手口の近くに物干しスペースがあって、リビングの掃き出し窓から出入りするよりラクそうな配置になっていました。
はー、ホントに平屋みたいな生活ができそうですね。
平屋に暮らしたい、でも色んな管理はお金を払ってでも人にやってもらいたい、というタイプにはとても向いている物件だと思われます。
現時点ではサイトに掲載されている間取りはこの部屋だけですが、積水ハウスから送られてきたパンフレットには最上階の113平米や中住戸の74平米も載っています。
最上階は、北側に日泰寺を望む広いルーフバルコニーがあって、すごく素敵。
ルーフバルコニーの外にルーフトップガーデンもあります。こちらはバルコニーの柵の外だから共有部分として管理されるに違いないという安心感があります。
ただねえ、アイランドキッチンが壁を向いているという謎仕様なんですよね…。
全体の間取りと、ルーフバルコニーとキッチンとの動線を考えるとそうせざるを得ないんだろうなーと想像はつくのですが、ワタシは壁を向いているアイランドキッチンというのが嫌。
いっそルーフバルコニーに開けた半独立のキッチンにしちゃえばいいのに、と思いました。何でもかんでもアイランドキッチンにすりゃいいってもんでもないぞ。
ワタシの生活的には最も現実的な74平米は、ワタシの苦手な一方にしか窓がないタイプ…。
広さ的にはいいんだけど、窓は…窓はもっと欲しいのよ…。
もっとも、窓があってもお値段的には絶対買えないマンションなんだけど…。